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地球少女アルジュナとは、2001年1月から3月までテレビ東京で放送されたサテライトオリジナルのテレビアニメである。
概要
「マクロス」シリーズや「創聖のアクエリオン」などで知られる河森正治監督と、「カウボーイ・ビバップ」「∀ガンダム」等の作曲で知られる菅野よう子がコンビで製作した日本初のHD制作作品。このコンビの作品としては「マクロスプラス」「創聖のアクエリオン」「マクロスF」などが有名で、本作はどちらかというと知名度が低い方かもしれない。
物語のテーマとして、2000年頃に注目されていた原発・放射性廃棄物・環境問題・遺伝子組み換え・異常気象などの現代社会の問題を取り扱っていた。そういった点が「陰鬱」「説教臭い」などと評価されがちでもあり作品自体の人気はあまり無かったが、一部の自然環境保護団体が上映会を開催するなど、環境保護啓発という観点からの評価も受けていた。
また1・2話の原発事故のシーンでは2011年3月11日の東日本大震災の際に起こった福島第一原発事故を予見していた場面があり、あまりにも時代を先取りすぎたアニメとも言われている。
楽曲
前述のようにアニメとしてはあまり知名度が高いとは言い難い作品ではあるが、菅野よう子による楽曲は彼女のファンから高く評価されている。サウンドトラックCDも、各種ネットショップなどにおいて高得点のレビューが寄せられていることが多い。
また、「地球共鳴」などの一部の印象的な楽曲は、無関係のテレビ番組などでBGMとして使用されることがしばしばある。そのため、このアニメを知らない人でもサウンドトラックを聴いてみると、いくつかの曲で「おっ、どこかで聞いたことがある」と感じるかもしれない。
あらすじ
環境破壊が進む世紀末の地球。 神戸に住む高校生「有吉樹奈」は恋人とツーリングの際にバイク事故に遭い、臨死体験をする。
その際に地球が「ラージャ」と呼ばれる謎の怪物によって滅亡する未来を見てしまい、突如現れたクリスと名乗る少年に「もしお前がラージャと戦い、清め、未来を導くならもう一度命を与えよう・・・」と告げる。
その言葉を信じて生き返った彼女は、地球と心を共鳴(シンクロ)させ、星の力を自在に操る「時の化身」としてラージャとの戦い、破滅に突き進む地球に対して、彼女は何を思うのか? そして地球の運命はいかに・・・
登場人物
- 有吉樹奈(CV:東山麻美):主人公。両親が離婚した日に上記の事故に遭い、死にかけたところをクリスの導きで、星の力を授けられ「時の化身」として生き返る。最初は戸惑いと迷いがあったが様々の出会いもあり、地球とクリスの真意を見出していく。
- 大島時夫(CV:関智一):樹奈の彼氏。地球の痛みを知るようになった彼女を自分なりに支えになっていく。
- クリス・ホーケン(CV:上田祐司):樹奈に星の力を授けた謎の多き少年。
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関連項目
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https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E5%9C%B0%E7%90%83%E5%B0%91%E5%A5%B3%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%8A