地震兵器単語

ジシンヘイキ

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地震兵器とは、今現在は架空の兵器である。

概要

人工的に地震を起こす兵器である。
フィクションの中で登場することが多いが、地震兵器が現実に存在すると考えている人たちもいる。だが、今のところは、そんなものが実在するかどうかわからず、陰謀論どまり。
四川大地震、新潟県中越地震、東北地方太平洋沖地震等々はこれによって起こされたという陰謀論者もいる。もしそうなら、東電は大喜びであろう。

地震の起こす方法として考えられているもの

穴を掘って爆弾で爆発

地震が起きそうな場所（プレート境界面などの地殻がゆがんでる場所）に穴を掘って、核爆弾を爆発させることによって、地殻を破壊、地震を誘発させる。

ツッコミ：確実に地震が誘発されるか怪しいのに、攻撃目標の眼の前で何万ｍも穴掘って高威力な核爆弾を埋めて爆発させなくてはいけない。しかも強力な核爆発は世界中の地震計で観測され、エネルギー規模が大きいほど自然地震の震源との識別が容易に可能なので確実に発覚する。つまり、穴掘りの準備作業の段階で目撃されるリスクが高い上に、使用後も爆発があった事が分かってしまい、自然災害に見せかけて密かに攻撃するという芸当は不可能である。よって確実性も隠密性もなく使用者にメリットは極めて少ない。そのまま核爆弾をブチ込んだ方がいい。

電磁波を利用する

電磁波で地下水を加熱し、熱膨張させ、地殻に負荷をかけ、地震を誘発する。

ツッコミ：殆どの震源が存在するレベルの深さ（数km以上）の地下にたどり着く前に殆どの波長の電磁波は減衰してしまい、地表面を温めるだけである。地下に届くような波長（短くてもULF以上）の非常に長い電波は電磁波としてエネルギーが低いのであり得ないくらい超膨大な量の電力が必要。さらにそれを発生させるための設備も相当大がかりになるだろうから必然的に極めて巨大になる。また波長100km以上なので特定の地点を狙う事は不可能。そんな目立つうえにコスパ最悪な兵器を攻撃手段として誰が使うのか？

地殻の共振周波数の振動を発生させる

「実在するマッドサイエンティスト」ニコラ・テスラが考案した方法。地殻の共振周波数を何らかの形で測定し、同じ周波数の振動を発生させると共振により振動が増幅され、最終的に破壊されて地震を引き起こす。テスラは実際にこの原理を用いて目覚し時計サイズの機械でビル一軒を破壊しかけたことがある。後にテスラは地震波が地球を一周する時間（約１時間５０分）おきに爆薬を爆発させ続けることで長期間的には地球を真っ二つに割ることができると豪語したと言われている。

オウム真理教がテスラに着目したのもこの地震兵器の存在があったためである。

ツッコミ：理論の上では一応可能だが、あくまで現実の実行可能性を無視した話である。実際に実行するにはあまりに問題が多い。振動は地殻を伝播・周回する間に減衰していくため、振幅を増幅するためには一周する毎に減衰して失われた以上のエネルギーを加え続けなくてはいけない。その為一回周回する毎に膨大な爆発エネルギーを加える必要がある。

また、陰謀論者によってはどういう訳かテスラが電磁波を使った地震兵器を考案したという話になっている。しかし、本当に彼が考案したか一次情報ソースが明らかではない上に、電磁波の項で説明したように実際にそんな兵器は不可能である。

RIKISHIを利用する

たくさんのRIKISHIを集め、四股を踏ませることにより、地震を起こす。

ツッコミ：おそらく最も有効な方法。ほぼ確実に地震が起こるだろう。だが無意味だ。なぜならＲＩＫＩＳＨＩ達をそのまま戦場に送り込んだほうが手っ取り早いからだ。

イチロー式

ただこれは、イチローの調子にもよるので確実にその場所で地震の起こすことができるかどうか不明。

これだけの方法が考えられているんだ、もしできるならそのうちニコニコ兵器開発局がつくってくれるだろう。

地震兵器だとされるもの

HAARP

高周波活性オーロラ調査プログラム（High Frequency Active Auroral Research Program）
アメリカ合衆国で行われている高層大気研究プロジェクト。何をしているか簡単に言うと、電離層に高出力の電波を当てて、電離層の挙動や無線電波への影響を調べているらしい。

陰謀論者によると、大気中にケムトレイルを撒き、そこへHAARPで高周波電磁波を照射するとケムトレイルのエアロゾル内の金属粒子が熱せられ、大気温度を急上昇できる。そうすることで気象をコントロールし、台風や大雪や猛暑、豪雨を降らせたり、異常気象を引き起こせる。低周波電磁波を活断層に向って照射すれば、大地震を引き起こすことができる。と言うとても便利な兵器。さすがアメリカ！おれたちにできない事を平然とやってのけるッ、そこにシビれる！あこがれるゥ！
また、ロシアの軍事専門誌によると、超強力なビームを生成する究極の地球物理学兵器であるという趣旨の記事を掲載しているらしい。ロマンとメルヘン溢れる内容である。荷電粒子砲なら仕方ない。
詳しくはHAARPの記事へどうぞ。

地球深部探査船「ちきゅう」

日本・米国が主導する統合国際深海掘削計画（IODP）において中心的な活躍をしている科学掘削船。何をしているか、簡単に言うと、海底に穴を掘って、地震発生メカニズムや地下の生命圏について調査・解明しようとしている船。地底下7,500mまで掘削する能力を持っていて、世界最高の掘削能力を持っている。日本の科学の一端を支えているといってもいい。

そんな探査船も陰謀論者によると、イルミナティーNWOシオニストの工作員が乗っ取って（！？）、そこらじゅうに穴を掘って核爆弾仕掛けているらしい。ひどい話だ（何が酷いかは各自の判断に任せる）。
また、「ちきゅう」は東北地方太平洋沖地震時に震源地から200ｋｍ以上という近い場所におり、核爆弾を仕掛け・爆破することが可能だったと言っている。
「ちきゅう」による地震の発生メカニズムを順番に示すと
　１．地球掘削船が海底の地下深部掘削を行う。正確に地下深部１０km、３０kmなど。（一部の説によると地球の内核まで掘れちゃうんだZE）
　２．海底では潜水艦がそこに核爆弾を設置する。（水圧？地圧？そんなの関係ねぇ！）
　　　この時、原潜が強烈な極超低周波ソナーを発するため、イルカ、クジラなどが大量死する。（黒板の引っかく音だと思え。死ぬのも分かるだろ？）
　３．９１１とか３１１とか象徴的な日時にリモコンで爆破指令する。
　４．ユダヤ人は事前に出来事を知らされるために、避難してそこにはいない。
と言う感じらしい。真剣に考えてるらしいので笑っちゃだめですよ。