坂田銀時とは、空知英秋の漫画『銀魂』およびそれを原作とするアニメシリーズなどの登場人物であり、主人公である。
アニメ版のCVは杉田智和(現在)、矢口アサミ(幼少)、戸松遥(坂田銀子(性転換編))、実写版キャストは小栗旬。
概要
トレードマークは銀髪の天然パーマに、死んだ魚のような目、腰に提げた木刀「洞爺湖」。無気力でだらしがなく、定期的に甘い物を摂取しないとイライラする程の甘党。ちなみに糖尿病寸前。しかし内心は情に厚く、護るべきものを護るときにはいかなる無茶もやってのける人物である。かぶき町で何でも屋「万事屋銀ちゃん」を経営し、志村新八と神楽を雇っている。
名前の由来はまさかり担いだ金太郎こと坂田金時(さかたのきんとき)。ちなみに、いつも着ている着流しはズンボラ星人の学校指定ジャージである。
詳細
身長177cm、体重65kg。10月10日生まれの20代(第一話時点では27歳くらいらしい)。愛称は銀さん、銀ちゃん、銀時、万事屋、旦那、金時など。普段から素行が悪いため何かと周囲の人々に憎まれ口を叩かれているが、なんやかんやで親しまれている。人を惹きつける力があるのか彼の周りは常に人がいるが、猿飛あやめからストーカー行為を頻繁に受けたり、多々困難な事件に巻き込まれたりと、どうやら受難も引き寄せてしまうらしい。
新八や神楽とは一つの家族のようなやりとりを見せており、神楽に対して父親のようなやり取りをすることもある。真選組副長の土方十四郎とは犬猿の仲。沖田に手錠で繋がれたり魂が入れ替わったりしたり、「小学生並み」と称される程の低レベルな言い争いを繰り広げる。一方彼の部下である沖田総悟とは比較的仲が良く、二人して土方をイジりあげていた際「ドSコンビ」と呼ばれた。山崎退からも素直に慕われている。
かつて攘夷志士として共に戦った桂小太郎からの攘夷活動への勧誘は断っているものの、彼とはともに行動することも多い。同じ関係で鬼兵隊を統率する高杉晋助とは特に関係が強い。「紅桜篇」で袂を分かったが「将軍暗殺篇」にて高杉が「俺がお前でお前が俺だ」と言い、互いに最も理解し合う相手として殺し合った直後銀時が「高杉を斬るのも護るのもこの俺だ、それが俺の"侍"だ」と身を呈して護った。一筋縄でいかない関係であり、この時銀時は高杉の心の呪縛を解いた。以降、共闘をする。銀時がよくちょっかいを出すため一見険悪に見えるが、高杉は銀時にしか見せない表情をし、銀時は高杉にある約束をするほどだった。
坂本辰馬とは宇宙旅行のときに再会を果たすが、名前を間違えられることや彼の天然ボケぶりにツッコミの嵐を浴びせている。長谷川泰三とは馬が合い、銀時が敬称で呼ぶ数少ない人物。酒を飲みに行ったりギャンブルをしに行ったりする仲である。猿飛からは上記のように悪質なストーカー行為を受けているが、逆に利用することも多い。吉原で出会った月詠とも共に行動する機会は多く、ギャグ回や「紅蜘蛛篇(月詠篇)」「一国傾城篇」などのシリアス回の両方でよく絡む。
幽霊、怖い話といった部類がとても苦手で聞くだけで眠れなくなってしまうほど。実際に出会った場合はそれを幽霊とは認めずにスタンドということにしていた。酒も好きだがあまり強くなく、道端などで吐くこともある。特に「六股篇」ではその酒癖の悪さで大変な事態に…
女遊びも好きであり、スナックすまいるなどにも頻繁に出入りしているが、女性を口説くのが非常に下手で、新八曰く「原始人より下手」。結婚したら相手を束縛するタイプらしく、嫌いなタイプの女は「積極的な女」と挙げている。お天気キャスターの結野クリステルの大ファンであり、グッズなどの収集もしている。
女装をした際では「パー子」と名乗り、ツインテールの巨乳になる。「男女逆転篇(性転換篇)」ではショートカットの巨乳になり、自らは「ま○○」と名乗っているが便宜上「坂田銀子」とし、アニメでは戸松遥が声を演じている。
「夏休み特別篇(竜宮篇)」で老化したときは、背の低い入れ歯の老人になった。股間を六角ドライバーにされてしまったり、金玉を勝手に戦わされ潰されてしまったりと下半身に運がない。「かぶき町野良猫篇」で猫になったときは天然パーマのように毛が立った白い毛の猫になった。更にアニメ版では定春と入れ替わって犬になったりしている。
だが主人公としての実力は本物であり、岡田似蔵や河上万斉といった剣豪はもちろん、夜兎である鳳仙やからくりの金時などの強敵を打ち破ってきた。「かぶき町四天王篇」以降では、志村妙、あずみ(アゴ美)、黒駒勝男とともに新かぶき町四天王となっている。
初期ではボケ役だったが桂や坂本などのボケキャラが多くなった影響からか、主に新八がいないときにはツッコミ役に回ることが多い。
ゲーム『ジェイスターズビクトリーバーサス』では、「夏休み特別篇(竜宮篇)」での修業(?)も甲斐あってかめはめ波を撃てるようになっている。『ミラクルバトルカードダス』では、かめはめ波が撃てるだけではなく、超サイヤ人化(?)まで達成している。
てか、それ坂田金時じゃね?
過去
過去について自分からは全く話そうとしないため詳細は不明だが、回想などから少しずつ明らかとなっている。
幼少時、戦場で死体のはぎ取りをしていたところ松陽と出会い、寺小屋へ通うようになった。桂や高杉もそこへ通っており、あるきっかけにより彼らと「攘夷戦争(侍と天人の戦い)」へ参加することになる。
戦争に参加していた際は「白夜叉」と恐れられるほどの凄まじい戦闘力を誇っていたらしく、多少腕は鈍っているがその実力は現在でも周りの者たちから一目置かれる程度のもの。
ちなみに高杉の発言から松陽はすでに故人である。(松陽先生は最期に坂田銀時自身が斬って決着をつけた様である。ネタバレ防止の為反転方式になってます)また「ジャンプアニメスーパーツアー'08」での『白夜叉降誕』では、通っていた寺小屋は焼失してしまっている。寺小屋へ通っていたときに使用していた教科書は、「ラーメンをこぼして捨てた」らしい。この攘夷戦争での様子は『完結篇 万事屋よ永遠なれ』でも描かれている。
本編が始まる10年前、攘夷戦争終結後に「姉古原の戦い」による怨恨を持つ一橋派による大粛清が行われた際、ある攘夷浪士の男が保身の為に生贄にされそうになった実の娘(後の池田朝右衛門)を救う為に成敗し、出所。だが女子供も容赦なく処刑する現状を憂いていた公議処刑人・池田夜右衛門(先代)の手引きにより脱獄した(「死神篇」参照)。第131訓「旅行先ではだいたいケンカする」~第134訓 「幽霊ネタやる時は慎重に」にて過去の辰五郎の墓でのお登勢と銀時の出会いが描写されている。空腹の銀時に供え物の饅頭を食べていいか聞かれ「これはアタシの旦那のものだから旦那に聞きな」という遠回しな返事で銀時に饅頭を食べさせた。これに恩義を感じた銀時が「饅頭を譲ってくれた旦那に代わり、生い先短いバーさんを必ず護る」という誓い、以降第1訓に至るまで銀時との長きにわたるドタバタな腐れ縁が続いている。
関連動画
ここから下はどんな坂田でも許せるひとのみ閲覧可能な上級者向け、ヘンタイ向け動画です。
声優繋がりネタ動画
『涼宮ハルヒ』や『エヴァンゲリオン』など、坂田銀時の声で他のMADに使われていることがある。
関連静画
関連項目
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