城之内死す(じょうのうちしす)とは、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」第128話のサブタイトルであり、登場人物の真崎杏子がやらかした遊戯王史上最大といっても過言ではないネタバレである。
※サブタイトル表記はテレビ東京・あにてれ内のページのものに従った。
アニメ内の表記ではスペースが入り「城之内 死す」。
概要
127話「逆転!稲妻の戦士」終了後の次回予告で事件は起こった。
やめて!ラーの翼神竜の特殊能力で、ギルフォード・ザ・ライトニングを焼き払われたら、闇のゲームでモンスターと繋がってる城之内の精神まで燃え尽きちゃう!
お願い、死なないで城之内!あんたが今ここで倒れたら、舞さんや遊戯との約束はどうなっちゃうの? ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、マリクに勝てるんだから!
このとき、城之内はマリクの持つ神のカード「ラーの翼神竜」の効果によって炎で焼かれるという状況で、闇のデュエルによって実際に自らにもダメージが与えられる状態の中、耐えることができるのかというところであった。視聴者も城之内が来週どうなるのかハラハラしながら見守っていたに違いない。
そこに 次回、「城之内死す」 である。
こんなことを言われてしまってはもうどうしようもない脱力感に襲われることだろう。
「死なないで城之内!」といいつつその後あっさり「城之内死す」と言い放つ杏子の外道っぷりは後々まで伝説として語り継がれることとなるのであった。
他の作品でもこういったネタバレは多々あるのだが、この予告は途中まで杏子が悲痛ながらも必死に城之内を応援していながら、「次回「城之内死す」。デュエルスタンバイ!」の時だけいつもの明るい調子で言うあまりの落差がこの次回予告を伝説に至らしめたのである。
当の回でも闇遊戯の「耐えてくれ城之内君!」という台詞から「城之内 死す」のサブタイトルが表示されていた。
スタッフもなぜこのようなサブタイトルをつけたのだろうか。
このあまりにあんまりな出来事は公式もネタにしており、2016年の映画の舞台挨拶や同映画を話題にした番組で話のタネになることが多い。しまいには城之内の声優である高橋広樹氏すらネタにしてしまい、その結果・・・後述。
にも関わらず、同年放送されていたHDリマスター版バトル・シティ編の127話は映画の宣伝にスペースを割かれ、この予告はカットされてしまう。土曜朝のHDリマスター版(テレビ東京版第1話から開始)も並行して放送しているため、そちらに期待したい。
ちなみに、デュエルの結果を言えば、城之内はラーの攻撃に耐えている。
攻撃を耐え切った後マリクのターンは終了、ラーは墓地に舞い戻り、マリクのフィールドはがら空きになる。そして城之内は「鉄の騎士 ギア・フリード」を召喚した。そこで安心してしまった部分もあったのだろうか、城之内は攻撃宣言一歩手前で力尽きてしまう。結果、城之内はデュエル続行不可能とみなされ、マリクの勝利となった。
遊戯「黙れ!城之内君はまだ死んじゃいない!」
杏子「次回「城之内死す」。デュエルスタンバイ!」
モクバ「おい!城之内のやつ、息してないぞ!」
杏子「次回「城之内死す」。デュエルスタンバイ!」
このシーンで、杏子が手で顔を覆って泣いているような場面があるのだが、それが笑いをこらえているように見えるなどとよくネタにされる。また、しばしばMADに登場する城之内の叫び声(イワーク!)もこのデュエルでの登場。
放送当時は漫画も同時進行していたこともあり、視聴者の多くは既に結末を知っていたため大したネタバレではなかったが、再放送となっては漫画を読んでいない人が多くなり、ネタバレの話題にさらされた。
結論をいうと城之内が負けることがわかるという意味ではネタバレだが、結果的に死んではいないのでネタバレではなく嘘予告(ミスリード)とも言える。
遊戯王界の他のネタバレ
このような本編前からのネタバレは探せば結構ある。DM27話「海馬散る!無敵のトゥーンワールド」、DM106話「男の花道 本田玉砕」DM210話「盗賊王バクラの最期」の予告などのほか、アニメ5D'sの本編前にあったその回に 登場する主なカードを紹介するコーナーではその日の切り札カードが龍可、龍亞によってネタバレされるというものもある。例えば、ダークシグナー編終盤の VSレクス・ゴドウィン戦のころでは「セイヴァー・スター・ドラゴン」が紹介されたため、視聴者は「ああ、今回で決着なんだ。」とだいたい分かってしまう のである。
アニメZEXALでは、パック「GALACTIC OVERLORD」のCMがAパート後に流れ、Bパートで初登場するモンスターをネタバレしてしまうという、ネタバレの新しい形を提供した。
アニメZEXAL47話終了後の予告では「アストラル、死す…!?」なるサブタイトルが登場。!?とついているあたり、嘘予告の予感がビンビング。そして結局死ななかった。
それでもこちらよりネタにされることが少ないのは、こちらは単なるネタバレ以上に杏子が外道に映るからなのだろう。
海馬瀬人Ver.
2016年3月27日にAnime Japan 2016で行われた遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONSのステージにおいて、まさかの海馬瀬人(津田健次郎氏)の声でこの予告を読み上げるというイベントが行われた。公式が病気
元は城之内役の高橋広樹氏がモクバ役の竹内順子氏に願い出たものだが、竹内順子氏がネタバレ次回予告は杏子の特権であると断り、それを何故か津田健次郎氏が買って出たというものである。
こころなしか「お願い死なないで城之内、これに耐えればマリクに勝てるんだから!」をどうでもよさそうに言っており、高橋広樹氏から思いきりツッコまれた。
このステージは同年の4月19日放送の「アニメマシテ」内でも放送された。
津田「次回「城之内死す」。デュエルスタンバイ!」
高橋「あ、ホントにwwwホントに死んじゃうwwwwwwその予告ホントに死んじゃう奴wwwwwwww」
関連動画
関連項目
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