この項目は、作品未見の方に対するネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
城戸真司(きど しんじ)とは、特撮ドラマ『仮面ライダー龍騎』の主人公であり、劇中で仮面ライダー龍騎に変身する青年である。
演:須賀貴匡
俺…やっぱり概要を書きたい。
俺の…ニコニコ大百科の記事としての願いがそれなんだ。
WEBニュース配信会社「OREジャーナル」の見習い記者。
素直で真っ直ぐな性格。単細胞、天然、不器用であり、尊敬と侮蔑の両方の意味でバカ呼ばわりされるが、行動力と正義感溢れる熱血漢である。
劇中では「祭りの取材に行ったら、いつの間にか神輿を担いでいるような性格」と表現されている。
そしてまさにその表現通りに、「仮面ライダーが原因の事件を取材に行ったら、いつの間にか仮面ライダーになってしまった」と言う運命を辿っている。
行方不明者の取材中に偶然カードデッキを拾った事が原因でミラーワールドに吸い込まれ、仮面ライダーナイト/秋山蓮と神崎優衣と出会い、仮面ライダーとミラーモンスターの存在を知る。
ミラーモンスターに苦戦するナイトを救おうと、「契約」のカードで龍型のモンスター「ドラグレッダー」と契約して「仮面ライダー龍騎」となる。
しかし、ミラーモンスターを撃破したのも束の間、ナイトは龍騎に襲い掛かる。ライダーは正義のヒーローなどではなく、互いに殺し合いを行い、最後の勝者になる事を目指す"ライダーバトル"の参加者だったのである。
ライダーバトルを阻止しようとする真司だったが、ライダーバトルの勝者はどんな願いでも叶える事ができること、そして他のライダーにも命を賭けて叶えたい願いがある事を知り、それを止めるべきなのか否か苦悩していく事になる。
それでも「ライダー同士の戦いを止める、ミラーモンスターから人を守る」ために仮面ライダーとして戦う。
ナイト/蓮とは色々と対立する事が多かったが、次第に強い友情で結ばれていく。
平成仮面ライダーシリーズの主人公としては珍しく、(見習いとは言え)仮面ライダーとは関係ない定職についている人物でもある。しかし、突然襲ってくるミラーモンスターから人々を守るため、仕事を放り出してしまう事も多く、給与は非常に厳しいものがある。
劇中ではアパートを家賃滞納で追い出され、一時期はOREジャーナルに住み着いていた。
後に神崎沙奈子に「休日に店を手伝う」と条件を示され蓮と共に「花鶏」に居候する。ちなみに得意料理は餃子で、万能執事の由良吾郎ですらその味を評価した程の腕前を持つ。
TVSP版における城戸真司
龍騎に変身した経緯がTV版本編と異なり、最初に仮面ライダー龍騎として闘っていた榊原耕一に救われ、彼からカードデッキを託される形で2代目仮面ライダー龍騎となる。
「人々を守る」事を目的に闘うのはTV本編と同じである。
ライダーバトルで多数の敵ライダーに圧倒され、カードデッキを破壊されてしまう。
そんな中、龍騎を庇い、仮面ライダーベルデに致命傷を負わされた秋山蓮からナイトのカードデッキを託される。力尽きた蓮に代わり仮面ライダーナイトに変身し戦いを続ける。
「戦いを止める」か、「戦いを続ける」か、その決断は如何に……。
仮面ライダー龍騎\0冒0/
身長:190cm
体重:90kg
パンチ力:200AP (10t)
キック力:400AP (20t)
ジャンプ力:ひと飛び35m
走力:100mを5秒
城戸真司が劇中で変身するライダー。変身後は「っしゃあ!!」と気合を入れる癖がある。
平成ライダー初のカードバトルライダーであり、数多くのカードを使って戦う。
キック力は他のライダーと比べてかなり高い(TVに登場したライダー中では、オーディンの次、インペラーと同等)。
契約モンスター アドベント (5000AP) |
無双龍ドラグレッダー | 召喚機 | 龍召機甲ドラグバイザー |
ストライクベント (2000AP) |
ドラグクロー (ドラグレッダーの頭部を模した手甲でドラグレッダーを操作、火球を発射させる。この攻撃は「ドラククローファイヤー」と呼ばれ、トドメ技として使用される事も多い。 ちなみに装備された武器でそのまま殴りつけた事もある) |
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ソードベント (2000AP) |
ドラグセイバー (ドラグレッダーの尻尾を模した、反りの入った剣) |
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ガードベント (2000AP) |
ドラグシールド (ドラグレッダーのボディを模したシールド。 ドラグセイバーとの同時使用の他、シールドを2枚装備する事もできる) |
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ファイナルベント (6000AP) |
ドラゴンライダーキック (ドラグレッダーが吐き出す火炎と共に放つキック) |
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サバイブ | 烈火 (仮面ライダー龍騎サバイブに強化変身する) |
他者に影響を与えるような特殊効果を持つカードは無いが、カードのAPは平均的で、直接戦闘に限ればバランスが良い。契約モンスターのドラグレッダーが他と比べても強力である。
ライダー同士のバトルでは真司の悩みもあって苦戦が目立ったが(そもそも戦いを制止しようとしている真司は相手を倒すつもりが無いため、どうしても防戦になりがち)、モンスター退治には非常に活躍しており、戦闘力に不足は無い。
その他、序盤は新米ライダーである事もあり、経験不足や能力、ルールの把握漏れなどによる苦戦もあった。コミカルな戦闘描写も結構あるが、意外と頭を使ったテクい戦いをする事もある。
後に「サバイブ-烈火-」のカードで「龍騎サバイブ」へ強化変身を遂げる。
龍騎ブランク体
身長:190cm
体重:90kg
パンチ力:50AP (2.5t)
キック力:100AP (5t)
ジャンプ力:ひと飛び10m
走力:100mを8秒
「ドラグレッダー」と契約する前は各種能力が低い「ブランク体」であり、ミラーモンスターに歯が立たなかった(ドラグレッダーのカードを奪われたり、無くした場合も力を失いブランク体となる)。
一応ソードベントを繰り出す事が可能であるが、武器名称は「ドラグ~」では無く、「ライドセイバー」となる。
序盤でミラーモンスター「ディスパイダー」にライドセイバーで斬りかかった所、力足らずにライドセイバーが折れてしまったシーンは有名。「お、折れたァ!?」
(ちなみに、このシーンは龍騎のスーツアクターの高岩成二によるアドリブ。詳細は彼の記事「逸話」の項にて。)
コントラクト | 契約 (契約後、モンスターのカードになる) |
召喚機 | ライドバイザー |
ソードベント (300AP) |
ライドセイバー (なまくら剣を召喚) |
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シール | 封印 (モンスターを封印するカード。持っているとモンスターに襲われなくなる。モンスターとの契約成立後は消滅) |
仮面ライダー龍騎サバイブ
身長:193cm
体重:95kg
パンチ力:300AP (15t)
キック力:500AP (25t)
ジャンプ力:ひと飛び45m
走力:100mを4.5秒
龍騎が「サバイブ-烈火-」の力で強化変身を遂げた姿。
サバイブのカードをデッキから引き、かざすことでドラグバイザーが銃剣型の「龍召機甲ドラグバイザーツバイ」に変化。龍の口に当たる部分を開いてサバイブのカードをセットすることで誕生する。この変身中は周囲を烈火の炎が覆い、モンスターやライダーから保護する。
キック力はオーディンと並ぶほどになっている。
契約モンスター アドベント (7000AP) |
烈火龍ドラグランザー | 召喚機 | 龍召機甲ドラグバイザーツバイ |
ソードベント (3000AP) |
ドラグブレード (ドラグバイザーツバイの刀身が伸びた剣。カードとしては未使用) |
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シュートベント (4000AP) |
メテオバレット (ドラグランザーとドラグバイザーツバイによる同時砲撃) |
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ガードベント (4000AP) |
ファイヤーウォール (ドラグランザーが周囲を取り囲み、攻撃から守る。 なぜか作中では「アドベント」の音声) |
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ストレンジベント | (今、その場で必要なカードに変化する) | ||
トリックベント (2000AP) |
シャドーイリュージョン (ストレンジベントで出現。分身してそれぞれで攻撃する) |
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スチールベント | (ストレンジベントで出現。相手の装備を奪う) | ||
ファイナルベント (9000AP) |
ドラゴンファイヤーストーム (ドラグランザーがバイクモードに変形しそれに搭乗。 ドラグランザーが火球を吐いて敵を足止めし、そのまま突撃して粉砕) |
『仮面ライダーディケイド』での仮面ライダー龍騎
第一話では「キバ」のキャッスルドランの上に乗り、ディケイドに突撃していた。
本格的な登場は「龍騎の世界」。ATASHIジャーナルのカメラマン・辰巳シンジが変身する。
仮面ライダーアビスとの戦いで、仮面ライダーディケイドのファイナルフォームライド「リュウキドラグレッダー」の効果でリュウキドラグレッダーに変身、アビスの操るアビソドンと激戦を繰り広げ勝利する。最終的にディケイドのファイナルアタックライド「ディケイドドラグーン」でアビスを撃破。しかし……。
城戸真司を演じた人物
客演作品・ゲーム作品では、オリジナルである須賀氏ではなく、代役として声優が起用されることが多い。
- 岡本寛志(クライマックスヒーローズ)
- 菅沼久義(MASKED RIDER LIVE&SHOW 〜十年祭〜)
- 鈴木達央(スーパーヒーロー大戦)
- 穴井勇輝(平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊)
関連項目
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