堀潤とは、ジャーナリストである。NPO法人8bitNews CEO&Founder。8bitNewsは、「えいとびっとにゅーす」と読む。が、あまりにも「はちびっと」と読む人が多いため、本人曰く「どっちでもいいです。」
概要
1977年7月9日生まれ。身長174cm(公称、実際は173.6cm)体重72kg(2013年8月現在)。若い頃より太ったのを気にしており(スーツがきつくなってきたとのこと)、65kgまで戻したいと語る→2015年11月~12月にかけて、坊主頭をかけて9kgのダイエットに挑戦。大晦日にはニコ生で中継しつつ、徒歩で鎌倉往復まで試みた。が、残りの1kgが落とせず失敗し、坊主まで行かなかったが断髪した。天然パーマ。好きな食べ物はシュークリームとからあげ。ノースプロダクション所属。
横浜市立岩崎中学校、神奈川県立横浜平沼高校、立教大学ドイツ文学部を経て2001年、NHK入局。
大学の卒論は「ナチスドイツのプロパガンダ・戦争時におけるメディアのあり方」。これにはNHKのことも含まれる。これをひっさげ、各放送局に就活。NHKでは、面接でNHKの体質を変えたいと強く訴え、「こんな性善説な奴は見たことがない」と笑われたエピソードを持つ。
結果的にNHKに合格、初赴任地は岡山放送局(5年間)。その後、東京アナウンス室(7年間)に異動となり、「ニュースウオッチ9」レポーター、「Bizスポ」キャスターを歴任。「Bizスポ」番組終了後の2012年6月、アメリカ合衆国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に客員研究員として派遣される(留学)。その間に、映画「Metamorphosis 変身」を制作。
この映画は、日米の原発メルトダウン事故とその後の事実を丁寧に追い、描いた作品である。起きてしまった事故に対し、記憶をいかに風化させることなく未来へと語り継ぎ、万が一また事故が起きたときにどう対処したらよいのか。また、いっときの流行りのように反原発へのうねりに熱狂するものの、すぐに冷める国民性を批判している。
しかしこの一時間数分の映画は大反響を呼び、UCLA地元での上映会は「日本からの謎の圧力」で中止になった。このあたりのくだりは、著書「僕がメディアで伝えたいこと」に詳しい。
2013年春、帰国。帰国後、NHK局内でもこの「変身」は大問題になったとされる。
2013年4月1日午後6時30分、NHK退局。パプリックアクセス・オープンジャーナリズムを目指して立ち上げた、市民投稿型ニュースサイト「8bitNews」の運営及び自身のジャーナリスト活動に本腰を入れる。
本人は今でもNHKが好きだと語る。本来ならNHKの巨大なインフラを利用し、パプリックアクセス・オープンジャーナリズムを実現しようとしていたが、局内の整備が遅々として進まず、それならばとNHKを飛び出した。「変身」問題が退局への直接の理由であると報道する向きは多かったが、それとは裏腹に「数年前から辞職の意志はあった。慰留された」と言う。とある対談で「日本放送個人(NHK)」という言葉が飛び出した時、共感していた。
冷静闊達な語り口にはNHK時代からファンが多く、2013年7月にtvkテレビ神奈川で放送された選挙速報特番は「優雅にワルツを踊りながら、ふいに背負い投げをする」と評された。
- 生放送直前にコーラをこぼし、床をベタベタにしながら慌てて配信にのぞむ
- 延長し忘れることがしばしばある。途中で配信が切れ、USTREAMから続きを配信することも
- ピロピロ飲みを披露したはいいが、焦ってペットボトルのフタを落とす
- みずほ銀行合併で三日間ATMが使えなかった時、自身もお金を下ろしそこない、ポケットの小銭とクレジットカードのみで東京-新潟出張をこなす
- 品川駅で、山手線から終電の横須賀線に乗り換えるとき、走りながらトイレに寄ったのはいいのだが、手を洗い忘れた。ちなみに品川駅の在来線では、山手線と横須賀線は最もホームが離れている(私鉄、新幹線をのぞく)
- 日本に帰国したばかりで神奈川県下にある実家を拠点にしていた頃、終電での帰り、降りる一駅前で眠ってしまい寝過ごし、戻れなくなりオロオロ。ツイッターで発信すると、「うち泊まる?」「迎えにいくよ」などとリプライが続々
- とあるニコ生で、自身がモデレーターにも関わらず我関せずでツマミの「味好み」をボリボリ食べ続ける。ただし話はちゃんと聞いていて、要所要所ではきちんと締める
- 飴を口にいっぱい頬張り、生放送中に喋れなくなる
- これはあまりシャレにならない話なのだが、新幹線道中で駅弁を食べようとしたら奥歯が折れた
- 無類の甘いもの好き。取材の土産に買ったお饅頭を帰りの新幹線の中で開けて食べてしまったり、夜中に原稿書きのため缶詰のホテルでクッキーを一袋空けてしまったり。ただし、グルメレポーターとしての力量も持ち合わせる。饅頭だったら割って、カメラマンにいい角度を押さえてもらうのに10秒ほどかける。すぐ食べない、すぐ感想を言わない、など
- ある日ニコ生の放送予約を忘れ、時間が迫ってもセッティング出来ず、急遽USTREAMからの配信に切り替える。その際、暑いのでスーツを脱ぎ捨て全裸で対処しており、時間になったので慌てて上半身のみシャツを着、下半身は「立ち上がってはいけない」状態だったとのこと
- 2013年9月26日24:00からのネルマエニュース24にて、大トラブル発生。WEBカメラが立ち上がらず、時間になっても画面が真っ暗。配信に使用しているパソコンを再起動したものの、本人いわく「グルグルしたまま立ち上がらない(ツイッターより)」。ニコ生で配信が出来なかった時に、緊急避難用に用いているUSTREAMのチャンネルも立ち上がらない。急いでツイキャスを立ち上げようとするがこれもうまくいかず、最終的にGoogleハングアウトのオンエア機能を用い、YouTubeよりネルマエニュース24を配信する。尤も、この日はハングアウトの機能をいろいろ確認するのに終始し、ニュース解説はほぼない「テスト放送」。この日の様子は、堀潤氏のYouTubeのチャンネルにも残っている。この日はたまたまホテルに泊まっていたため、照明の明るいところを探して最終的にユニットバスに落ち着き、トイレに座って配信。時々水の流れる音がするという前衛的な配信となった。最後はベッドに移動。この日はツイッターも炎上、体調が悪く仕事もいくつかキャンセルし、一日の最後にこうしたトラブルにおそわれるなど、堀潤氏にとっては散々な一日であった。パソコンのバッテリが切れるまで配信、切れる間際の最後の言葉は「プリン食べたい」
- 実は、エロい。普段から持ち歩いている、派手なカバーのMacbook Proにもエロ動画は入っているとさり気なく公言。番組によってキャラクターをある程度使い分ける
ニコ生の双方向性をとても大切にしており、コメントを丹念に拾い、アンケートを多用して対話を試みる。話が盛り上がれば気軽に延長する。ただしHTMLが苦手で、運営コメントでリンクを張ることが出来ない(2013.08.09現在)。
元@NHK_PR1号(現・作家の浅生鴨氏)とは大の仲良し。中の人などいないが。2013年8月現在、8bitNewsの事務所は元@NHK_PR1号の実家の3階を借りている。中の人などいないが。特に出張などがない限り、毎夜のニュース解説番組ニコ生「ネルマエニュース24」もここから配信されている。【2014年4月追記】2014年3月、事務所を恵比寿に引っ越す。コンクリート打ちっぱなし、メゾネットのおしゃれな物件。堀潤氏が手がける市民ジャーナリスト養成のため、映像編集用のMACを5台、市民ジャーナリスト志向の人のために解放している。ただしふらりと出かけて入れるわけではなく、堀潤本人または周辺スタッフと知り合いである必要がある。
脱原発(反原発でないことに注意)を訴える立場から、その手の騎手と持ち上げられることは多い。しかしいわゆる「放射脳」とは一線を画しており、放射線の害についてもきちんとした線引を持って接している。自前のガイガーカウンターも持っている。ロサンゼルスにいた頃は、「東京の放射能は危ないんじゃないか」と訝る現地人に対し、その場の放射線を計ってみせ、「ほら、対して変わらないだろう?」と黙らせたエピソードもある。 ※世界には、自然放射能により、東京電力福島第一原発事故の影響を受けた地点より高い放射線を発する地点は多い
東北地方の食べ物が震災の風評被害によって敬遠されていることを憂いており、市場に出回る分には心配がいらないことを訴える。
人間像としては、至って明るく、気さく。理想に燃え、それを実現する力を兼ね備え、反骨心の塊ながらとても柔和な雰囲気を持つ。その一方で非常に繊細な面を持ち、炎上を苦手とし、眠れない夜もあると明かす。
徹底的に性善説を信じ、本人もそうである。その人の良さから来る脇の甘さが、ジャーナリストとしての甘さであると指摘する識者は多い。が、その人の良さに惹かれるファンが多いのも、また事実なのである。
主なメディア出演
- モーニングCROSS - TOKYO MX
- AbemaPrime - AbemaTV
関連動画
- ネルマエニュースCROSS
- 堀潤のウソは許さん!
関連商品
関連チャンネル
関連コミュニティ
- 残念ながらまだないようである。
関連項目
外部リンク
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