売間久里代とは、クレヨンしんちゃんに登場するオカマ登場人物である。CV:津野田なるみ
閑静な概要に帰ってきた!そう、私が地獄のセールスレディ、売間久里代(27)独身!
原作漫画
まゆつば社の訪問販売員。社内の業績はトップで、通称「地獄のセールスレディ」。自称永遠の27歳。独身。
名刺にも永遠の27歳の記載がある。
見た目がオカマっぽいのでしんのすけからオカマと間違われる。(れっきとした女性です。)
なお、しんのすけが初めて彼彼女にかけた言葉は「・・・オカマですか?」だった。
(※現在では「オカマ」という言葉は女装者や男性同性愛者への「蔑称」であるとして「用いるべきではない不適切な言葉」として扱われることが多い。だが連載当時はその価値観はさほど浸透しておらず、広く用いられている言葉だった)
交渉相手に商品を買わせるために様々な道具や巧みな話し方を使う。主に教育に関係する商品を売る。
何に使うかは不明だが鉤縄(かぎなわ)や変装グッズを持ってる。
単行本3巻で初登場。その後、4,6,8巻にも登場。その後、登場しなくなり、過去のキャラになろうとしていた・・・が、35巻で久々に登場。単行本27冊分もの間登場していなかっただけに読者は驚いたろう。
しんのすけに出会って以降調子が崩れ、営業成績が落ち、しかも不況のあおりを受けて勤めていたまゆつば社は倒産した。しかも久里代自信も病気にかかり苦しむことになる。だが自信を取り戻すべく山で修業(その際頭を剃ってる。)。動物相手に魚介売りを成功させた。言葉が通じる動物もすごいが。ベビーフードを扱う偽善社のセールスレディになり、再び春日部に戻る。その時、髪はまだ生えてないのでかつらを被ってる。偶然しんのすけと会い、交渉するも失敗。自信を失うがしんのすけが自作のキーホルダーに興味を示したので、それをしんのすけに譲り再び自信を取り戻した。
この作品が原作者臼井存命中に描かれた最後の売間久里代登場作品になった。
スタジオが引き継いだ「新クレヨンしんちゃん」では今のところ登場予定ナシ。
登場する際、ターミネーター2のBGMをラジカセで流しながら自分の解説を読者に向けて話す。
テレビアニメ
売間久里代三部作
アニメでは1993年5月3日放送の「地獄のセールスレディだゾ」で初登場。
基本となる売間3部作は全てアニメ2年目の1993年に製作された。うち2つは5月中に作られており、先述の初登場から僅か27日後の5月30日に「帰ってきた地獄のセールスレディだゾ」で復活。
その後、若干間が空き、8月9日に「最後のセールスレディだゾ」で一連のしんのすけとのバトルは一応の決着をみる形になり、完結する。
第一部「地獄のセールスレディだゾ」
記念すべき動いてしゃべる売間の初登場エピソード。
最初の台詞は「さって~、今日のターゲットはこの住宅街!」だった。
売ろうとしていた商品は「幼児教育学習ブック(表紙にウサギと亀が描かれホップ!ステップ!ジャポン!!と書かれている)&カセットテープ」だった。
誰に向かって語りかけるのかわからない異様に長い名乗り口上はこのときから健在だった。(自分でもちょっとしゃべりすぎよね、と突っ込みを入れている)
が、その名乗り口上をたまたま通りがかりに三輪車から見ていたしんのすけが不審者と思い、「オカマですか?」と語りかけてきたのが、運命的な彼との最初出会いだった。
鴨が葱しょってやって来たと思ったが、しんのすけは完全に売間を男と思い込み、「妖怪女男!」と激しく拒絶される。
そこであきらめていればよかったものの、なんとかしんのすけの家を探ろうとして家を案内させるが、巧みなしんのすけの策略にハマリ、住宅展示場に連れて行かれてしまう。
それでも、ターゲットと定めたしんのすけを落としたかったのか、家を教えてほしいと頼み込むが、いきなりしんのすけはカキ氷屋ごっこをはじめてしまい、売間をコケにしまくる。カキ氷代1億万円を支払うと隙を見たしんのすけは一目散に逃げ出し、売間を「怪獣だ~!」と本気で恐怖し、みさえを見つけたしんのすけは助けを請う。
完全に理性がすっ飛んでいた売間は声を枯らしながらもセールスしようとするが、完全に不審者と思われてドアを開けてもらうことはできなかった。
そして、2階で時間稼ぎを行うしんのすけと対話しているうちにみさえは警察を呼んでしまうのだった。
この2階のしんのすけとのやり取りで初めて「ジャガイモ小僧」の呼称が登場。
近所からも完全に変人が野原家を襲っているようにしか思われず、人だかりができてきたところにパトカーが到着し、「ついてないな~」と言い残して野原家を去る(この「ついてない」が余計にしんのすけに対し誤解を深める結果になってしまった)。
この事件以降、その月の営業成績が最下位となってしまい、しんのすけの住む界隈には近づけなくなったが、必ず戻ってくることを宣言し、しんのすけにキスを送るところでこの第一部は終了する。
第二部「帰ってきた地獄のセールスレディだゾ」
第二の登場作では、しんのすけが逆イヌのおさんぽを行っているところに現れ
「しんのすけがイヌになりきっている」と思い込んで、イヌ語で話しかける。
後に山篭りして動物と共に修行するという兆候はこの頃からあったのかもしれない。
しかし、即遊びをやめたしんのすけからまたも変人扱いされてしまう。
このままではまずいと思い、視聴者も気になっていたであろう、カセットテープの中身をかけると(いつものBGMに歌詞が付いただけのやつだったのだが)、これをしんのすけの友達たちの前で軽やかに踊ってみせる。
だが、しんのすけはおろか、ほかの子供たちからもすっかり見放されてしまう。
が、風間くんだけは「もしかしたら勉強のためになるのかも」と思って自宅を紹介したいと言い出す。
ここで風間宅に行っていればよかったものを、しんのすけにこだわるあまり売間は絶好のセールスチャンスを自ら手放し、再びしんのすけを追いかける。
結局、この話でもしんのすけを捕らえることはできず、またも別れのキッスを送るところで物語は終了する。
最終章「最後のセールスレディだゾ」
この作品では、売間も最終決戦と銘打ってかなり気合を入れてしんのすけに挑んだ。
ドコから調達してきたのかは明らかではないが、この作品でついにひみつ道具じみたスパイグッズのようなものを扱い始めた(教育系の出版社セールスじゃなかったのか?)。
しんのすけに発信機を付けると、その電波を頼りに彼を探ろうとする(オイオイ、前に自宅を地図でメモってなかったのか?)
しかし、途中で発信機が外れてしまい、ネズミがそれを持っていってしまう。
しんのすけの姿が一向に見つからないところをみて、目の前にあるマンホールから「あの子ならやりかねない」として地下の下水道でしんのすけを探す。
もちろんそんなところにいる訳は無く、結局しんのすけを捕らえるどころか、ボロボロになって地上に這い出てきただけだった。
そして、売間は素直にしんのすけに負けを認め、唯一勝てなかったジャガイモ小僧に別れを告げることになる。
三部作以降の扱い
その後、しんのすけとのガチバトルは見られなくなり、1996年9月27日のひまわり誕生エピソードでオールスターキャストが登場した中でしんのすけの姿を見かけてどっかに消えてしまったりと、かつてほどの存在感は無くなっていった。
しんのすけを商売相手にできないと見切ってからは、ネネちゃん宅に訪れていたこともあるが、1997年4月25日放送の「ひまわりと地獄のセールスレディだゾ」以降消息を絶ち、2012年3月30日放送の「花見で迷子だゾ」ではちらっと登場する。
そして2014年7月11日放送「地獄のセールスレディ・リターンズだゾ」にて前述のモブを除けばおよそ17年振りに復活した。
ひまわりに新製品ペットペアルックの洋服49,800円をサマーキャンペーンと称して9,800円に大幅値引きし、さらにタラバガニセット、高級羽毛布団、ドックフード1年分(に山にこもって修行して作った自作木彫りアクション仮面)を付けて、ついにみさえが購入しよう、という気になった時に限ってタイミング悪くシロウマ運輸から代引でダイエットグッズが同じ9,800円で到着してしまい、結局未遂に終わる(しかし、売れたとしてもどう考えても赤字だろ)。その後「やっぱりいいです」の一言でアッサリ追い返されてしまった挙句、野原家隣のおばさんに「シロを連れていた怪しい男」と思われ、警官9人にお約束のごとく追いかけられるが、直後に見かねた師匠が山から大群を引き連れて弟子の売間を救いに現れ、前週に他局で放送された某宮崎映画を思わせる「動物に駆け乗って」街から去ると、再び別れのキスをしんのすけに送り、出番は終了した。
なお、原作ではまゆつば社が倒産したことになっていたが、アニメだと未だ健在のようである。
また、17年の間に『オカマ』がテレビアニメで使えなくなったためか、しんのすけが売間を呼ぶ際の呼称が「女装してる人」という非常にややこしくまどろっこしいものに変わっていた。
ゲーム「宇宙DEアチョー!?友情のおバカラテ!!」では声付きで登場した。
2015年6月19日に「地獄のセールレディー逆襲だゾ」というタイトルで1年ぶりに登場!さらに、2016年7月8日に「父ちゃんと地獄のセールスレディだゾ」でも登場!どうやら1年に1度のペースで登場する気なのかもしれない。
ねぇボクぅ、そろそろ関連コミュニティ教えてくれない?(ニコニコ大百科使用者向け営業スマイル。)
はい これが関連項目と戸籍抄本・・・
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