以降、各項について説明する。
1.の概要
アーマード・コアシリーズに登場する特定の企業を指すファンによるスラングである。主にキサラギ、アクアビット、GAE、トーラス、有澤重工、アスピナ機関がこのように呼ばれている。これらは登場作品は異なるが、
といった共通点が存在する。
この技術が常人なら研究しようなど考えないような代物であり、実用化のための実験が環境を省みないようなこともある。ただし、それらの技術をほぼ全て実用化させている。ここが、変態企業として賞賛される理由である。
アーマードコア作中の企業
以下、上記の企業について説明する。
ネタバレ注意!
ここから先はアーマード・コアシリーズのネタバレ要素があります。
見たくない方はご注意下さい。
キサラギ
AC3においては火炎放射器やら投擲銃など一癖あるパーツ群を販売している。シリーズ初となる実体型ブレード、通称とっつきを開発した。これは当てやすく使用回数無制限のENブレードとは異なり、非常に攻撃力は高いが非常に当てづらくしかも使用回数制限つきとなっている。特に対AC戦においては重量級以外命中率は絶望的で使いどころを見出すのが難しく、他のパーツ以上に癖が強いものとなっている。
ACNXにおいてもその変態ぶりは揺るがず、キモく愛くるしい(?)外見と特性を持つある意味ネクサスのマスコットキャラクターとなったAMIDAを開発。そしてACLRにおいてはアライアンスに隠れて寝食を忘れるほどAMIDAの研究に没頭し、研究所にアライアンスの査察が入る際には研究データの回収を主人公に依頼し研究所を爆破した。
これらの独自の発想とAMIDAに対する愛研究に対する熱意による一連の行動、それらを実現する高い技術力がキサラギの変態企業としての地位を不動のものとした。
アクアビット
アーマード・コア4に登場。
同タイトルの最大の特徴である「コジマ技術」のリーディングカンパニーで、ネクスト用パーツはFCSなどの精密製品や、プライマルアーマーの性能のなどコジマ技術に特化したパーツを多数開発している。
同社製パーツ(一部レイレナード製)パーツで構成された機体「アクアビットマン」は低機動・紙装甲という理由からシリーズ屈指のネタアセンとして知られる。
GAE
アーマード・コア4に登場。
GAのヨーロッパ支社であり、GAグループ内のコジマ技術を担っている。
裏ではレイレナード陣営であるアクアビットとの共同開発も行っており、後に「あんなものを飛ばして喜ぶ変態」と呼ばれることとなる元凶「ソルディオス」を開発した。
シナリオ終盤でアクアビット共々壊滅、後に合資しトーラスを創立する。
トーラス
アーマード・コア フォーアンサーに登場。
アーマード・コア4で壊滅したGAEとアクアビットを前身とする。上記の通り、変態企業が合わさってできた企業なのだから、それが変態企業であることは自明の理である。
開発するパーツの傾向もアクアビットから引き継いでおり、内装系パーツとコジマ技術特化パーツが大半を占める。
環境汚染を省みぬネクスト用のコジマキャノン、前作に登場した大型コジマ砲「ソルディオス」を、空を飛び回る自律兵器「ソルディオス・オービット」に改造、自社製ネクストにソルディオス・オービットにしか見えないパーツを搭載、オーバードブーストを使えばコジマ粒子をそのまま垂れ流しているようにしか見えない、など変態企業っぷりには事欠かない。
また、作中において実際に主人公のオペレーターと後述の有澤隆文に「変態」扱いされている。
有澤重工
アーマード・コア フォーアンサーに登場。
大艦巨砲主義を地で行く日本企業。生産するネクストは、実弾防御とAPに特化したタンク型と、グレネードランチャーに特化している。中でも背中に装備するグレネードランチャー「OIGAMI」はACネクストより長い砲身とハイスピードメカアクションにおいてはあるまじき長時間の砲身展開のシークエンスから作中屈指のネタ武器として愛された。
そのトーラスとは真逆に特化した方針や「OIGAMI」の存在により、こちらも変態企業として扱われることがしばしばある。
また、同社の43代社長「有澤隆文」は、何と自らがリンクスとして戦場に赴く。影武者説もあるが、社長自ら戦場で体を張って自社製品をアピールする様はまさに社長の鑑。
ソルディオス・オービットを見て「面妖な、変態技術者どもめ」と発言、主人公のオペレーターと同じく作中で「変態」発言をした人物である。
アスピナ機関
アーマード・コア フォーアンサーに登場。
同機関が開発した試作ネクスト「X-SOBRERO(フラジール)」は、「パイロットを機体が殺す」とまで言われるトンデモ超高機動・紙装甲機体であり、その外見は内装パーツやコクピットがどこに収まっているのかすら怪しいT字型のコアや、腕というよりも武器を挟むクリップといった趣きの簡易型腕部など、シリーズ通しても例を見ないほどの前衛的デザインであり、しばしば「穴」の字に例えられる。
そして何よりも、搭乗者「CUBE」の「AMSから、光が逆流する…! ギャァァァァァッ!」などのセリフがネタセリフとして有名になり、ニコニコ動画において多数のMADが製作される要因となった。
2.の概要
フロム・ソフトウェア及び、コトブキヤのことを指す。この二社にはアーマード・コアシリーズに関わっていて、素晴らしいクオリティの作品を発売したことへの讃辞として「変態企業」の称号が贈られるという共通点が存在する。
フロム・ソフトウェアはアーマード・コアシリーズの開発元である。この会社には設立の経緯に始まりゲーム業界に参入した際の処女作、やたら高クオリティなオープニングムービー、製作したゲーム内で変なこだわりを実現させようとするなど変態企業たらしめる逸話、要因は多く存在する。
但し、USTREAMでのフロム・ソフトウェアのゲーム「アーマード・コアⅤ」の実機プレイ映像配信において機械への余りのこだわりぶりに「変態」扱いされた際、鍋島俊文プロデューサーは「変態?どこが?」と返すあたりどうやら本人達には自覚がないようである。
コトブキヤはアーマード・コアのプラモデルシリーズ「ヴァリアブル・インフィニティ」(以下V.I.)を発売している。V.I.はACシリーズの特徴である複雑で細かいデザインを再現するために非常に細かくパーツ分けがなされており、中には1ミリ単位の大きさのものもある。だがこのパーツ分割のおかげで塗装をせずに組み立てるだけで、非常に高レベルの色分けの再現が可能となっている[1]。
3.の概要
特定の分野において主に斜め上方向に尋常ではない技術力とキチガイとしか思えない発想力、そして狂気じみた愛熱意を持つ企業ならびに団体
も変態企業と呼ばれるようになった。ただし、現実と架空のそれとでは少々意味合いが異なる。
現実の企業においては広告がおかしかったり、エイプリルフールに無駄に気合が入ったものを製作するなど、奇行とも取れる行為を実行する企業が含まれる。
架空の企業においては悲惨を通り越してジョークの域に達している実験を行う企業・団体が主に取り上げられることが多い。
該当する企業・団体の紹介
国内企業・団体
製造業(軽工業・重工業・食品業等、種別問わず)
- NEC
- SUBARU - 水平対向エンジン、独立懸架、シンメトリカルAWD、EyeSight
- アルパイン - カーナビを車種別専用設計にするこだわりよう
- いすゞ自動車 - 乗用車におけるアクロバティックなTVCM(→街の遊撃手)
- 川崎重工業 - C-1・OH-1(→お前の飛び方はおかしい)、Ninja H2/H2R
- 川田工業 - 橋梁を作る傍ら趣味でロボット開発、「出渕氏デザインならこれがなければ」という理由で出渕穴だって開けちゃう 誰が呼んだかリアル有澤重工
- サノヤス・ヒシノ明昌 - 巨大観覧車命
- シャープ - 液晶関連技術、太陽電池、どっちもドア
- スズキ - →鈴菌
- 泉陽興業 - サノヤスと同じく巨大観覧車命、遊園地機器の技術を応用して新交通システム開発
- タカラトミー - デジカメ関連、ゾイドシリーズ、磁気浮上するリニアモーターカーの模型「リニアライナー」など
- ツインバード工業 - 防水家電(ゴムパッキン無しで防水できる唯一の企業)
- 東芝 - 半導体、HDD・SSD、二次電池
- トヨタ自動車 - ハイブリッドシステム、燃料電池車というか「クルマ動かせそうならなんでも動力源に使ってみる」
- 永谷園 - お茶漬けの素、松茸の味 お吸いもの(謎の汎用性)
- 日産自動車 - ル・マン、VGT、電気自動車。至る所にGT-R R35が紛れている。WE LOVE R35!!
- バンダイ - プラモデルを含む模型
- 富士通 - 親指シフト、NICOLA
- ホンダ(本田技研工業) - ASIMO、エネポ(カセットボンベ発電機)のプロモーション
- マツダ - ロータリーエンジン、ロードスター
- 光岡自動車 - 他のメーカーから供給された車両をベースとしたパイクカーを製作・販売
- ヤマハ - VOCALOID、TENORI-ON、ルーター
- ヤマハ発動機 - 純正マフラーの排気音のイコライジングをヤマハに委託
- リコー - 我が道を行くカメラ事業。密かに戦前からの老舗
ソフトウェア業
- CAVE - 「死ぬがよい」な超難度弾幕ゲー、イベント時の奇行
- SEGA - 3D CG、未来に生きている
- アイレム - 回収しきれない程の伏線、時に下ネタ・鬱エンドなど
- インテリジェントシステムズ - 昼ドラ並の愛憎ドロドロ人間関係(ファイアーエムブレム、マリオストーリーなど)
- ガスト長野開発部 - コーエーテクモゲームスに引き継がれている
- カプコン - 無茶移植、謎の発想、ヘリの災難(→安心と信頼のカプコン製ヘリ / カプコン製)
- (旧)データイースト
- トレジャー
- ナムコ - 3D CG。BNGI(バンダイナムコグループ)に引き継がれている
- 任天堂 - ハードの耐久性、黒い任天堂
- (旧)ハドソン - R-TYPEのPCエンジン移植
- ポリフォニーデジタル - グランツーリスモのこだわりぶり、Vision GT、GTアカデミー
- モノリスソフト
公共交通機関
- MKタクシー - タクシー業界の価格破壊児として有名
- JR九州 - 主にデザイナー・水戸岡鋭治のせい
- JR北海道 - 苗穂工場・柿沼博彦
- 朝倉軌道 - 「届出なんて飾りです」が基本、存在自体がフリーダム。しかもあれだけやって無借金経営
- ウィラーエクスプレス - ツアーバス上がりでは最も有名、現在は価格破壊路線と高級路線両方をこなす
- 宇野バス - 私企業で最も運賃が安い一般路線バス会社、それでありながら創業以来ずっと黒字経営
- 遠鉄バス - 住宅街と学校を市街地を無視して直通するバスを走らせたり、雨の日に臨時バスを増便
- 沿岸バス - 萌えっ子フリーきっぷ
- 近江鉄道 - 常軌を逸した魔改造
- 近畿日本鉄道 - 鬼畜性能の特急形車両
- 京阪電気鉄道 - 5ドア通勤車両、テレビカー
- 京浜急行電鉄 - 逝っとけダイヤ、快特など(→KQクオリティ)
- 相模鉄道
- 阪急電鉄 - 想像を絶する多角化経営、古い車両をとことん使い倒す
- 阪神電気鉄道 - ジェットカー
サービス業
- 秋月電子通商 - PICを中心としたマイコン技術関連、どこから調達したのかすら不明な謎の商品
- ヴィレッジヴァンガード
- オリエンタルランド - アトラクション関連で役所にも平然と喧嘩を売る
- 西友 - ここ数年のプロモーションの暴走方向性
- 西日本シロアリ - 鹿児島の害虫駆除業者なのだが、CMが暴走・カオス気味
- 日本通運
- ローソン - あまりにも積極的すぎるアニメ・ゲームとのコラボ、その結果誰が呼んだか「24時間営業のアニメショップ」
メディア関係
- NHK - 「公共放送」という立ち位置を忘れたかのような行動を取ることあり(→NHKの本気)
- テレビ東京 - 地震だろうが戦争だろうが平常運転
- サンリオ - 日本が世界に誇る万人向けキャラクター産業の一つ…のはずだが暴走例多数
- 円谷プロ - エイプリルフールネタ
- ナック
海外の企業・団体
- ASUS - 2in1タブレット(ASUS Pad TFシリーズ)、スマートフォンを装着できるタブレット(Padfone)、背面にもディスプレイがあるノートパソコン(TAICHIシリーズ)、キーボード上部にディスプレイがあるノートパソコン(ROG Zephyrus Duo・Zenbook Duoシリーズ)などなど
- ASRock
- Apple
- BBC - エイプリルフールネタを毎年実際のニュースで流す、空飛ぶモンティ・パイソン、TopGear、銀河ヒッチハイク・ガイド
- IBM
- SRT - GT6にて公開されるトマホークVGTがナニカサレタヨウダ。
- アウディ - Quattro(四輪駆動システム)
- ウォルト・ディズニー
- エミレーツ航空 - 新型機の大量発注を突如行うなどで「何をするかわからない航空会社」との評
- カプロニ - イタリアの超ド変態機飛行機メーカー。ちなみに「スタジオジブリ」は同社の製品が名前の由来
- クルップ - 80cm列車砲とラーテの元凶。リアル有澤重工。その一方でクーゲルパンツァーのような謎メカも
- コンベア - B-36・B-58・CV880等のぶっ飛んだ機体を大量に生み出す。いわゆる飛行機版SUZUKI
- サーブ・オート・モービル
- シトロエン - ハイドロニューマチック
- シャパラル - GT6にて公開された2X VGTの異常ぶり。クルマじゃねーよアレ
- デルタ航空 - 内外から買い漁った中古機を魔改造その結果誰が呼んだか人呼んで「JR西日本北米支社」、燃料代を浮かせるために製油所を買収
- ドゥカティ - 市販車両にも無駄にレース用機構を搭載
- ネイピア(ネイピア&ソン) - イギリスのエンジンメーカー。「ネイピア・デルティック」を筆頭に英国面に毒された奇っ怪なエンジンを多数開発
- フェアリー・アビエーション - イギリスの飛行機メーカー。ここの製品は多くが英国面に毒されているどこかおかしい
- ブリストル(ブリストル自動車) - 色々な意味で理解できない紳士的な商売をする。個別記事参照
- ブローム・ウント・フォス - 船では大人しいが航空機では奇怪な外見の機体を大量に発表
- ベセスダ・ソフトワークス
- ボールトンポール - ディファイアントなどの英国面珍兵器変態飛行機を開発
- BOSSHOSS(ボスホス) - V8エンジン搭載バイク
- ユービーアイソフト - フランスの政府系機関と提携して次世代機向けのゲームエンジンを開発
- マイクロソフト
- マセラティ
- メルセデス・ベンツ - 3代目AクラスのアニメCMやGLAクラスとマリオカート8のコラボなど個性的すぎるプロモーション
- ロッキード・マーティン
架空の企業・団体
- EVAC(ケツイ) - 劇中で国連から問題視されるほどに高性能兵器を量産・各地での紛争の黒幕
- IAI(終わりのクロニクル)
- TEAM R-TYPE(R-TYPE FINAL) - (厳密には企業組織ではないが)倫理性の欠如した研究内容・奇怪な思想のR戦闘機シリーズなど
- アパチャー・サイエンス(Portal)
- 東亜重工(弐瓶勉作品)
- テラジ(リッジレーサーシリーズ)
- ノースオーシア・グランダーI.G(エースコンバット5)
- ナクシャトラ(ボーダーブレイク)
- ハルトマンワークスカンパニー(星のカービィ ロボボプラネット) - 銀河の彼方の文明が作り上げたとされる「とあるアイテム」をほぼ再現・企業の枠を明らかに超えた軍事力を保有する
- ワンダーテインメント博士 / ザ・ファクトリー / 東弊重工 / 如来観光(SCP Foundation) - SCP世界における要注意団体、超常的な製品を生み出す
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
脚注
- 16
- 0pt