夏休みの宿題とは
日本人の約76.5%(当社調べ)を恐怖に陥れた優秀な タ ノ シ イ オ ベ ン キ ョ ウ である
1学期の終業式にもらえる世界一いらない恐怖のプレゼントでもある。
問1
太陽系第三惑星地球。その小さな星のにあるさらに小さな国「日本」その国では小学生~高校生(地域や学校による)にかけて一年に一度児童・生徒にある大きな試練を課す。それが「夏休みの宿題」である。
特にここでは「小学校の夏休みの宿題」について記す。
- 小学一年生:最初の夏休み。まだ序の口。問題もひらがなや初歩的な漢字、簡単な足し算・引き算のみ。先生も優しくほぼ大半の児童はここで腑抜けにさせられる。だがこれは徹底した学校の罠であり、これから展開する地獄を覆い隠すまさに鬼畜の所業である。
- 小学二年生:まぁまだここはビギナークラスといったところか。内容も算数では表やグラフ・3桁の足し算引き算。国語では簡単な漢字などの学習であるが、だいたいここで学校は新兵器を投入してくる。そう、「ドリル」である。今でも諸君の中にはこの言葉を聞いただけで血の気が引く者もいるのではないか。大抵はかわいいキャラクターや絵の表紙などでごまかしているが、中身は凶悪そのもの。大量の同じような問題が襲って来るのである。大半の児童はこれから先の展開に身震いするのである。そもそもなぜ「ドリル」などという凶悪な響きの言葉を採用したのか、文部科学省に問い詰めたいところである。
- 小学三年生:ついに奴らがやってきた。そう、掛け算と割り算である。ただでさえ二年生の終わりから三年生にかけて九九を覚えるのが大変なのに割り算とは何事か。「あまり」とはなんなんだ。「あまり」とはなんなんだ。国語もだんだん文法の占める割合が多くなってきて文章問題も難しくなり、普段の授業で脱落者続出。だが、それを夏休みに持ってきてしまうのだ。「諸君、夏休みは遊ぶためにあるのではない。修行のためにあるのだ。」という教師の声が聞こえてくる。筆者もだんだん具合が悪くなってきた。
- 小学四年生:軒並みパワーアップ。修羅の国状態である。そこに算数は図形の問題。国語は気づかないうちに難しくなっている文章と漢字。算数については、「まさか自分が乳児や幼稚園児の時に遊んでいた積み木の形に苦しめられるとは思っても見なかった」という児童の声が散見される。そして、その苦しみにを糧に「ドリル」が児童の手に突き刺さり宿題をする手を止める!!圧倒的なのだ。例えて言うなら目の前にクマ数十頭と興奮したマウンテンゴリラが数十頭いる状態だ。そりゃ、まぁドリルの後ろにある答えをチラ見したくなる気持ちもわかるよ。
- 小学五年生:ここから小学三年生程度から散見されていた個人の学力の差は明らかになる。私立有名中学を目指す児童は早ければ幼稚園~小学一年生の頃には塾に通っているので当然と言えば当然だが。勉強については苦しいのは当然だが、それ以外も苦しい。特に苦しいのが「読書感想文」「絵日記」「自由研究」だ。読書感想文は普段読書癖のない児童にとっては何をしていいのか分からず、絵日記は坦々とした日常ならネタに困るだけでなく、絵心のないものにとってはまさに何をしていいのか分からず、自由研究は「自由」と付いているとおり自由に何をしていいのかわからなくなり、多くの児童を「考える人」のポーズに固定し、夏休みをガリガリ削るという地味ながら恐ろしい学校の兵器である。この状態の児童に話を聞いたところ「我思う、ゆえに我あり」とデカルトの言葉を引用し、まさに「自由」に自分を「研究」していた。だが児童はこんな地獄のシゴキに耐え、ついに最後の学年へと進む。
- 小学六年生:よくやった。諸君。君たちは晴れて最後の関門を乗り越えた。さぁ、ドリルを提出したまえ。もう苦しむことはない。さぁ行きたまえ、君たちは「学生」だよ。
そして学生となった元児童たちの顔は、現実を見て真っ白に変わり果てていたのだった。
問2
なまえ:
1 ) 58 + 51 =
2 ) 98 + 73 =
3 ) 52 + 16 =
4 ) 40 + 39 =
5 ) 74 + 71 =
6 ) 25 + 48 =
7 ) 76 + 95 =
8 ) 69 + 64 =
9 ) 87 + 72 =
10 ) 75 + 98 =
11 ) 12 + 46 =
12 ) 33 + 56 =
13 ) 96 + 83 =
14 ) 47 + 29 =
15 ) 94 + 74 =
16 ) 40 + 23 =
17 ) 13 + 97 =
18 ) 95 + 73 =
19 ) 19 + 29 =
20 ) 54 + 89 =
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なまえ:
6 ) 6908.81 ÷ 524.94 =
8 ) 8486.99 ÷ 642.24 =
10 ) 7851.85 ÷ 809.82 =
18 ) 5537.7 ÷ 668.2 =
19 ) 7938.63 ÷ 521.15 =
20 ) 4224.55 ÷ 880.98 =
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なまえ:
1 ) 293.4 × 225.5 =
2 ) 194.9 × 684.8 =
3 ) 701.2 × 744.1 =
5 ) 770.6 × 882.4 =
6 ) 524.5 × 204.3 =
8 ) 220.5 × 769.4 =
9 ) 486.9 × 457.6 =
11 ) 620.2 × 730.2 =
12 ) 523.9 × 655.5 =
13 ) 151.4 × 257.5 =
14 ) 528.6 × 426.8 =
15 ) 598.7 × 496.7 =
16 ) 467.3 × 343.6 =
17 ) 938.2 × 713.8 =
18 ) 201.7 × 954.3 =
19 ) 849.9 × 278.1 =
20 ) 960.5 × 791.8 =
問3
多くの児童にとって苦行ではあるが、かといってやらないわけにもいかない。夏休み終盤になれば、親からの督促もきつくなり、残り少ない夏休みを楽しめなくなる。2学期に宿題が未提出ならば教師からの評価・評定が下がるのはもちろん、最悪放課後に居残りさせられて宿題が終わるまでやらされる羽目になる。
近年では教育環境の変化により居残りをさせない学校も多いが、評価は確実に下がるし、おおよその場合付き物である夏休み明けテストの成績もよくないものとなるだろう。
もちろん、まともに夏休みの宿題をやっていた同級生との成績差がつくのは必然である。
問4
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- なし
- 9
- 0pt
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