夏咲詠(なつさき よみ)とは、枕で発売中のアダルトゲーム『向日葵の教会と長い夏休み』に登場する
メインヒロインのようなもの(?)である。CV:夏野こおり
エンディングテーマは『希望の前で待ち合わせ』。
プロフィール
身長:149cm 体重:37kg
スリーサイズ:B69(A)/W50/H70
誕生日:3月生まれ(おひつじ座)
血液型:AB型
教会近くのペットセメタリーで墓守りをしている。 明日葉陽介とは他のヒロインの中で一番長い付き合い。
誰もいないプライベートの時は陽介を「よーくん」と呼んでいる。
アレルギー体質で身体が小さく、現在もあまり変化がない。8年前に身体を崩し静養の為に朧白村から
離れたが、陽介と時を同じくして村へ戻ってくる。お姉さんとしてみんなをまとめようとするが、逆にイジられがち。
しかし、リーダーシップを取るときはキャラが変わる。また学校に行っていないのに結構博識がある。
また意外と偏食であり、焼き魚が好物であったりする。
因みに、(反転)
野々原雛桜のシナリオには彼女が一部関係している部分がある為、彼女のシナリオ見る為には
夏咲詠のシナリオを終了させなければ解放できない。
概要(ネタバレの為、反転)
明日葉陽介との出逢い
結論から言うが、実は彼女、なんと「猫」である。夏咲詠自体は全く存在していない。
その事柄は2人の出逢いから遡る。
小さい頃に父親がいなくなり、病弱な母親も亡くし朧白村にやってきた陽介。
そんなある日、向日葵の森の中で1匹の黒猫に出会う。猫の方も陽介と仲良くしたかったらしく1人と1匹はすぐに
仲良くなった。そして、1人の少女と運命的な出逢いを果たす―。彼女の名前は夏咲詠。お互い「よーくん」「よみ」
と呼びあうほど親しい仲となり、黒猫と一緒に2人と1匹は向日葵の森でいっぱい遊んでいた。
しかし、夏咲詠はある日を境に忽然と姿を消す―。
そんな詠を陽介が向日葵の森で待ち続けていた雨の日、黒猫はそんな彼を「可哀想だ」と思った瞬間、その想い
が言葉となり、やがて人間に転生してしまう。そして詠となった「黒猫」は陽介と今までの空白を埋める様に
いっぱい遊ぶ事ができた。しかし、黒猫は詠がどうして消えたのかという真相を突き止める為に走り辿りついたの
は病院であった。その頃、夏咲詠は病魔に侵されており余命1年と言う状況下であったが、それでも4年生きる事ができた。そんな中、詠と偽って陽介と遊んだ事に罪悪感を感じた黒猫だったが、病床の詠は向日葵の森で遊ん
だ事、そしてそれ以降の物語を自分が眠りにつくまで(要は自分が息を引き取るまで)話して欲しいと願った。
その後、詠、もとい人間に転生した黒猫は陽介と過ごした様々な出来事や色々遊んだ事を病床の詠に報告し、
彼女もその事で大喜びだった。ちょうど、鷺月ルカや朧白・ヒポポ・金剛石、鮎ヶ瀬月子といった仲間が増えたのも
この頃。因みに詠がペットセメタリ―の世話をし始めた理由は自分のわがままで陽介を釣りに行かせ、その途中で彼が溺れてしまった事に対する贖罪の意味も兼ねてである。この時に神父が用意した毛布は彼女のお守りの様なもの。
そして、別れは突然訪れる―。
陽介が遠戚に引き取られ、朧白村を離れる事になった。別れを告げた詠(黒猫の方)に対して再会を誓い、お別れの場所は他のみんなと違う、「希望ヶ丘バス停(朧白教会前にあって向日葵よく見える場所)」で待ち合わせる事に
なった。が、お別れの当日になって詠の病態が急変し危篤状態に陥る。彼女の病態を知らない黒猫はすぐ病院に
駆けつけるものの一刻を争う状態。そんな中、詠の心の中で
「よーくんにお別れを言ってきて。おとぎ話を最後までしてくれる約束でしょ。」
という言葉を聞き、病床の詠の代わりに希望ヶ丘バス停まで駆けつけ、バスに乗った陽介にエールを送り別れを
告げた。時を同じくし、病床の詠もそれを待っていたかのように眠るように息を引き取った。
そして、黒猫は(残滓、要は魂の)詠と対面し、陽介と遊んだ場所を廻りながら、希望ヶ丘バス停で詠は消えた。
その後、悲観に暮れる黒猫は寝子麗(ねこま)様に逢う。黒猫は人間に転生する能力があった為に「マガイ」として
消される運命であったが、魂となった詠と賭けをした寝子麗はその黒猫を次の寝子麗候補にする為の修行を受け
させる事になった。黒猫になった詠が再び陽介と出逢うまで―
明日葉陽介との再会
そして8年の月日が流れた。黒猫は朧白教会の神父である荒川天海からご飯を貰いつつ、普通の怠惰な猫と
しての生活を送っていた。そして...陽介と再び再会する事になる。
実は黒猫の状態で陽介に逢おうと思ったのだが、その時に人間である詠の姿に戻っていたのだ。ただ、陽介は
正体が黒猫である事は全く知らなかったのだが。そうして、他の仲間との再会や幼い子供だった野々原雛桜との
出逢いを果たす。
ある日の事、陽介は幼い雛桜(ちびヒナ)と共に夜の星を見に行った時、不思議な現象を体験したことから、
詠との関係が大きく変化していく。ペットセメタリ―で見た小さな光の集まり、向日葵の森で見た多数の黒猫、
孤島で体験した真夏なのに突然冬の気候変化、そして朧白学園では詠と陽介は突然全裸にされたり...。
といった、様々な怪奇現象は実は「亡くなった」詠の遅れてきた「願い」と感じた詠は自分を否定するようになり、
もみの木を一緒に陽介と上った後、姿を消そうとする。が、以前から「残滓の」詠を目撃していた陽介(残滓には
口止めされていた)はそんな彼女を説き伏せた後、寝子麗の前で(黒猫の)詠は決断を迫られるも、陽介の詠に
対する想いで黒猫は寝子麗になるのをやめ、人間としての詠になる事を決断、ようやく本当の詠として陽介の
前に現れる事となった。
その後は猫としての特殊能力は失うものの、Hシーンにおいては特に、その名残は少し残っている。
また、朧白村の人口増加を考えた鮎ヶ瀬月子は段ボール1箱分のエロ本をペットセメタリ―に放置し、
それを見たいが為にペットセメタリ―の掃除を20分で終わらせるというとんでもない行動を起こしたりする。
人間なので、さすがの詠もクタクタになったが。それでもよーくんの為に彼女は一所懸命なのである。
そして暫くして、陽介は詠と共に亡くなった詠の家を訪れ、母親である夏咲瀬利奈と対面。黒猫だった詠が
今まで陽介を(ある意味)騙していた事を詫び、色々な思い出を話したが、瀬利奈は全くその事を気にせず
「詠は詠」として優しく迎えてくれた。朧白教会がいったん閉鎖され村の集会場になった時は親娘で集会場
の世話をし、夏休みに帰郷した陽介を暖かく迎え入れた。
関連項目
- 向日葵の教会と長い夏休み
- 狗神煌(キャラクターデザインを担当)
- ドッペルゲンガー(ネタバレに近いので反転)
- 阪本さん(ネタバレに近いので反転)
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