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夕べの祈りとは、このページではフンパーディンク（Engelbert Humperdinck）のオペラ「ヘンゼルとグレーテル」の夕べの祈りをさす。（ヴェルディの「シチリア島の夕べの祈り」の方が有名かと思いますが、このページでは特に触れていません。ご了承下さい。）
概要
「ヘンゼルとグレーテル」は皆さんご存知のとおりグリム童話に出てくるお話ですが、フンパーディンクはそれをメルヘンオペラにしています。楽曲としてはオペラよりも序曲または前奏曲（Vorspiel）のほうが有名かもしれません。
オペラ第一幕：二人の子供（ヘンゼル：男、グレーテル：女）が母親に怒られ森に苺詰みにいく。
オペラ第二幕：二人は森の中をさまよい、夜になって眠りの精が現れて眠くなる。二人は「夕べの祈り」を神にささげて眠りに落ちる。（歌詞…十四人の天使が天界より現れる） ←ここ
オペラ第三幕：朝の霧が晴れると魔女の作ったお菓子の家が現れる。魔女に捕まり食べられそうになるが、二人は機転を利かせて魔女を打ち負かし、家に戻る。
Abends, will ich schlafen gehn, （夜 わたしが眠りにつくと）
vierzehn Engel um mich stehn: （14人の天使さまが わたしの周りに立ちます）
zwei zu meinen Häupten, （2人は わたしの頭のそばに）
zwei zu meinen Füssen, （2人は わたしの足もとに）
zwei zu meinen Rechten, （2人は わたしの右側に）
zwei zu meiner Linken, （2人は わたしの左側に）
zweie die mich decken, （2人は わたしを覆うように）
zweie die mich wecken, （2人は わたしを目覚めさせるために）
zweie die mich weisen zu （2人は わたしを導くために）
Himmels Paradeisen. （はるかな楽園へと！）
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関連項目
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