夕凪ツバサ(ゆうなぎツバサ)とは『ひろがるスカイ!プリキュア』に登場するキャラクターである。CV:村瀬歩
概要
ある日の夜のこと。寝ようとソラが部屋に入ると、エルに話しかける見知らぬ少年の姿が。少年が窓から飛び降りたのを見て捕まえようとしたら、そこにいたのはこれまでオープニングや本編では第2話からいかにも意味ありげに姿を見せていたオレンジ色の鳥。ヨヨから話を聞けばスカイランドのプニバード族の少年・ツバサであった。何やら1年ほど前、嵐による時空の歪みの発生に巻き込まれソラシド市にやってくる羽目になったそうな。ちなみに誕生日は5月21日(リンドバーグ翼の日)でふたご座。
スカイランドでは鳥も言葉を話せ、人間達と共に生活し、中には王宮で働いている鳥もいるという。しかしプニバード族は遙か昔人間になる力を得たのを引き替えに飛ぶ能力を失った一族だった。だが、ツバサが幼いとき、乗っていた遊覧鳥から落下してしまうのだが、父のカケル(CV:鳥海勝美)がツバサを追って飛び降り、突如足でツバサを掴んで飛んだのだった。
※ちなみに母はプワ(CV:佐藤聡美)。フワじゃないよ。
火事場のくそ力というか、なんで飛べたか父もわからない。でもツバサはこの経験で飛ぶことに憧れを見いだす。周りから馬鹿にされながらもくる日もくる日も飛ぶ練習をするもそれが叶わず。そんなある日、嵐に乗ることで飛べないかと思った……のだが、案の定失敗、巻き込まれ時空の裂け目からソラシド市に落下、ヨヨに保護される。ツバサはヨヨに出会ったのをきっかけに地球での人間達の飛行手段、飛行機の存在を知り、自らの手で飛行機を作って飛び立つためヨヨの蔵書を元に航空力学を独学で学び始めたのだった。
と、そんな時に子供たちが遊んでいたおもちゃのドローンを元にカバトンが円盤形ランボーグを出現させる。ソラとましろが急行する中、エルも向かっていってしまい、ツバサも追いかけることに。普通では非力でもエルを守りたい一心で行動するも、カバトンに捕まりそうになり諦めかけたのだが、それでもエルは諦めようとしない。それに感化されたツバサも勇気を振り絞ったその時ミラージュペンが出現。ツバサはプリンセスを守るナイトとなるため変身する。
キュアウィング
夕凪ツバサが変身するプリキュア。オールスターズ方式で76人目(オールスターズ映画のキュアエコーを含むと77人目)のプリキュアになる。
キュアウィングはシリーズ史上初となる、レギュラーキャラが変身する正規の男子プリキュアと相成った。キュアゴリラやキュアファイヤー、キュアセバスチャンはともかくとして、これまで若宮アンリが一時的に変身した際に名乗ったキュアアンフィニ、プリキュアではないがルミエルの力を借り受けて変身したリオ(俗に言うキュアワッフル)、デリシャストーンの力でブラックペッパーに変身しプリキュアたちと共に戦った品田拓海などの事例を経て、12歳のショタっ子が正規のプリキュアに変身する時代を迎えたのである。同年には舞台作品だが男子高校生のチームであるDancing☆Starプリキュアも誕生したが。
もっともキャライラストでコスチュームのボタンのかけ方が右前なので、その点では当初から「男の子では?」と推測していた人も多い。また、元の姿が鳥なので妖精の一種と見なし、レギュラーではキュアパルフェ以来の妖精キュアと捉える向きもある。
そのコスチュームだが、名前の通り翼や鳥をモチーフにしており、鳥の頭をイメージした大きいアホ毛と尾をイメージした長い後れ毛(アンダーポニーテール)で左側頭頂部には小さなシルクハット、服装は夕暮れのまぶしい夕日をモチーフにしたオレンジをイメージカラーに、少年らしいキュロットスタイルで大きな燕尾があしらわれている、といった形である。
変身後は鳥の状態と異なり飛行能力が備わったことで、その機動性を生かした戦闘スタイルとなっている。
個人技
余談
- 実は鳥の姿に関してはプリキュアグミの紹介ページの商品写真でその姿が確認できていた。それがいかにも過ぎるキャラクターだったので、早々に初出のグミからグミの鳥(グミ鳥)というなんともな呼び方がなされていた。まあプニバード族だけに当たらずも遠からず、か。「ツバサ」の名前はブルジュラのキャラクターグッズ発売告知で判明。そして話に本格的に絡み始めた第8話放送後の各種記事でフルネームが明らかとなった。当初作中では下の名前のみだったが、第26話で「あげはとともに考えた」という形で名字も付くようになった。
- 鳥の姿は前述の通り既にOPなりなんなりで出ていたわけだが、何気にデータ放送連動の時計表示でも時折その姿を見せたりしている。
- 演じる村瀬歩はレギュラー初の男性プリキュア声優となったのだが、過去に『Go!プリンセスプリキュア』第47話で王子役としてゲスト出演して以来のプリキュアシリーズ出演となった。そんなこともあり発表に際してこのようなツイートを。
ツイートを読み込み中です
以降も正式登場時のコメントや各種インタビューでは春野はるか(キュアフローラ)に対する想いを熱く語るなど、まさに「はるはるガチ勢」と言うべき状態で、はるかとツバサが同じチームで共演となった『映画 プリキュアオールスターズF』の舞台挨拶ではアフレコ開始時にいきなり「フローラ~~~!」と叫んだことをエル役の古賀葵から暴露されたり、キャスト座談会ではチエリ(先代キュアフローラ)を経て琴爪ゆかり(キュアマカロン)役になった藤田咲ともども熱く語って、はるか役の嶋村侑もたじたじになってしまっていた。
https://twitter.com/murase_pipipi/status/1620897524956672000 - 村瀬は前期のスーパー戦隊シリーズ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』でドンムラサメ役として出演。間を置かずに続けてニチアサ枠に出演することになる。で、ムラサメと言えば、指示を出すマザーの存在。これを演じる能登麻美子が、映画限定プリキュアである坂上あゆみ(キュアエコー)役でもあるものだから、そっち方面も加味して発表直後から、
エコー「ムラサメ、プリキュアになるのです」
などと早速ネタにされていたりした。さらにOPに登場するあげは運転のハマーには初心者マークがあったため、ドンブラ40話(運転教習回、ムラサメが鬼頭はるか運転の教習車に轢かれる)から連想して「ムラサメに続いてウィングが轢かれるのでは?」といういらぬ心配をする声もあったり……ドンブラに侵されてる人多すぎ。
ウィング「はい、マザー……」 - 12歳という事で『HUGっと!プリキュア』の愛崎えみる(キュアマシェリ)とは同い年という事に。先述のアンリとは関わりが深く、また中の人ネタ的にはえみる役の田村奈央が『ヘボット!』で演じたネジル・ネジールにはこれまた能登声の母親ナグリ・ドツーキがいるという、ある意味ニチアサ的厄介なネタ繋がりもあったりする。
- 他のキャラと異なり市販されていない関係でイベントで着用できないなど、一部で物議を醸す形になっていたウィングのプリチュームだが、キュアショコラと同様の形でプレミアムバンダイで9月より予約受注開始、2023年冬以降発送予定となっている。さらに先行する形でプリティストアのフォトスタジオでも着用可能に。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/bandai_precure/status/1694191480888312069ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/pps_as/status/1694190223142617591
関連静画
関連項目
- プリキュアの一覧
- プリキュアの妖精一覧
- ひろがるスカイ!プリキュア
- ソラ・ハレワタール / キュアスカイ
- 虹ヶ丘ましろ / キュアプリズム
- 聖あげは / キュアバタフライ
- プリンセス・エル / キュアマジェスティ
- シロップ / アロマ / ペギタン(鳥という事で彼らを連想した人も多い。特にシロップは人間になることが可能、アロマもその能力を後に身につけることになる)
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 6
- 0pt