外国で生まれるなど、日本以外の国籍を持っている人を指す場合が多い。
※日本人夫婦が海外移住して子供が生まれた場合、その国の国籍が貰えるかはその国にもよる。
概要
国内にいる外国人を指す場合と、比喩的に海外の外国人を指す場合もある。
日本に滞在する外国人
日本国籍を持たなければ外国人であるため、日本生まれ日本育ちの日本語ペラペラな人でも、日本国籍を持たなければ外国人である。
しかし、ほぼ単一民族であるという日本の特性上、日本国籍を持っている人でも、モンゴロイド以外の人種の人やハーフの方などは初見では外国人に間違われやすい。逆に、日本人に近い東アジア出身の外国人だと、黙っていれば外国人と気づかれない場合もある。
来日・滞在する主な理由は以下のように様々である。
日本国内への旅行・移住など、純粋に日本を楽しんでくれたり真面目に働いてくれる方も大勢いるし、会話しているとテンションが高かったり海外の様子や文化の違いが垣間見えて面白い。物価の違いもあり、母国の家族への仕送りなどを行う家族思いな方や、高い日本語検定の級位を持っている方もいる。
道を聞かれるシチュエーションはあまりないかもしれないが、翻訳サイトなどを活用するのも手。
ただし、文化の違いから問題が起きる場合もある。(後述)
海外の外国人
もちろん海外に行けば外国人さんだらけ(むしろ自分が外国人側)である。
日本人が海外に行った際には片言+ボディランゲージ等でも割とコミュニケーションは通じたりするらしい。シャイな人にはつらいかもしれない。
「海外の反応シリーズ」など、アニメ作品や日本文化を見た外国人の反応を楽しむ…という逆輸入のような動画シリーズもある。(もちろん盗撮している訳ではなく、外国人の投稿をまとめたものが主流である)
もちろん国によって常識や生活習慣は異なるため、お互いにカルチャーショックも起きやすい。
様々な手口があり、銃が普及している国もある[1]など治安環境の違いにも要注意である。
国際化に備えるもの
その他、日本語が話せない外国人の方々と会話が通じない場合に備えているものもある。
指差し式のコミュニケーションボード(日本語と外国語が並んだ表)を用意している自治体・店舗施設・避難所もあり、いざという時の意思疎通の簡略化やお互いのストレス軽減が期待できる。(副次的に老人や声が出せない人とのコミュニケーションにも利用できるなど、汎用性が高い)
- 多言語指さしボード - 多言語情報等共通ツールの提供 - 多文化共生 - CLAIR(クレア)一般財団法人自治体国際化協会
- 指さしボード 外国語 - Google 検索
- コミュニケーションボード 外国語 - Google 検索
「日本語/外国語が話せなくても、スマホ等で翻訳して提示すれば良いのでは?」…と思うかもしれないが、災害時に紛失・故障したり基地局が機能停止、バッテリー切れなどで使用できない可能性もある。
外人という呼称について
外人という単語は単に外国人の省略形であり差別的な意図は全く無いが、近年、何故か略語の方の「外人」を差別語であると認識している外国人が一部に存在する。
・理由の一例
①「外人」を、「人の外」という意味だと思っている
②日本語では語句を省略する時、「松本潤」→「松-潤」、木村拓哉→「キム-タク-」のように、語句の区切りの先頭付近から4文字程度を取る事が多い。しかし、英語圏では「National Basketball League→NBL」といったように省略の方法が異なり、「japanese→jap」のような略し方は主に蔑む時によく使われる用法である。なので日本語も同様と誤解している。
③外国人の略とは全く別の意味で、「外人」という、「よそ者」や「関係のない第三者」を意味する古語があった。ただしこちらの発音は「ガイジン」ではなく「グワイジン」である。この用例が辞書に掲載されているため混同されている。
これ以外にも様々なパターンがあるが、短縮形でない「外国人」は問題無い等と、解釈には謎が多い。敬意を払った呼び方の一つに「外人さん」という言葉があるように、本来の日本語では何ら問題ない言葉なのだが、近年では未然にトラブルを防ぐため念を入れて自主的に「外人」を避け「外国人」と表記する事が多く(例:政府広報等、以前は「外人」も使用していた) 間接的に日本語に制約が生じてしまっている。
この件には議論がしばしば行われるが、国際化が進み、外国人の移住者や旅行者が増え身近な相手になりつつある近年においては、どちらの側にしても、異なる文化や人種に対し相互理解を深め誤解のない意思疎通を行うよう努力する態度が必要である。
問題
海外の文化の違いをそのまま持ってきてしまい騒ぎ・摩擦・問題が起きる場合も珍しくない。
※誤解のないように言えば、日本国に限ったことではない。
悪く言えば「郷に入っては郷に従え」「空気を読む」といった要素の真逆であるが、国によって黙って耐えずにハッキリ相手に主張する[2]といった文化など、一長一短でもある。
前述のように日本を楽しんでくれる方や真面目に働いている方もいる反面、悪いことをしに来る外国人や、ビザの期限切れで不法滞在、制度をタダ乗りする人が確かにいるのも一つの面でありどちらか一方のみで語る事はできないし、報道が偏っている場合もある。
真逆の問題では、夢を持って来てくれた 外国人技能実習生(項目参照) などが格安な労働力(時給換算300円程度)でブラック企業にこき使われている現状もあるため、一概に日本だけが一方的に被害を被っているとも言えない部分はある。
フィクションにおける外国人
※海外作品を除く
外国人だと分かりやすくするために、やたらゴツかったり金髪美人だったりと、若干その国のステレオタイプが反映されやすい。設定が曖昧で、たまに外人なのかハーフなのか良く分からないキャラクターも居る。海外の政治家、外交官や殺し屋、スパイ、マフィアなどの悪党を除いても様々なシチュエーションに用いられる。
- 海外から移住・転校・転属してくるパターンと、ホームステイなど一時的に滞在するパターンがある。
- 妙に日本文化を愛していたり、勘違いして覚えている場合もある。
- なぜか普通に日本語を喋っている事も多い。
- 日本語を喋れても、やはり微妙にカタコトっぽい。だがそれがいい。
- 日本語が喋れないパターンでは、英語で主要人物に道を聞くなどして困らせる。(モブなど)
- 海外から王族や政府要人、有名人、大富豪がやってきて騒動を起こす事も多い。
- アメリカ大統領などはかなり極端。
- 悪人として出てくる場合もある。
萌え要素・属性の一覧 のひとつとして扱われる場合もある。(項目参照)
対義語
対義語に「同国人」という単語もあるが、同じ意味の「邦人」に比べほとんど使用されていない。外国に住んでいる日本人は「在留邦人」などと呼ばれる。
邦人=日本人なイメージもあるが、本来の意味的は「同じ国の人」なのでどこに住んでいようが米国人の邦人=米国人である点に注意。
もちろん日本人向けのニュースなど、基本的に特別な指示がなければ「邦人」=「日本人」で問題ない。
その他
日本に海外旅行に来る外国人の方も多いが、単純に夏休みが長いという理由もある。
- 世界の夏休み事情 - 英語翻訳サービス,多言語翻訳を料金,品質で選ぶならJOHO (joho-translation.com)
- 日本で長期休暇が浸透しないのはなぜ? 「バカンスは1カ月以上」が当たり前の国・フランスと比べてみた - Woman type[ウーマンタイプ] | 女の転職type (woman-type.jp)
- 夏はもう目前!ドイツの夏休みの過ごし方 | Mamasan&Company (mama-sun.com)
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
脚注
- *銃が普及している国など、妙な動きをすれば警察であっても銃を向けたり撃ってくる場合もある。
- *黙っていると単純に反論できない、押し負けている、同意しているとみなされるなど。
- *クレヨンしんちゃんのロベルト・マクガイヤー氏など。(隣のおばさんの甥)
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