多摩センター駅単語

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多摩センター駅とは、東京都多摩市にある京王電鉄・小田急電鉄・多摩都市モノレールの鉄道駅である。
乗り入れる路線は京王相模原線、小田急多摩線、多摩都市モノレール線の3路線。

※「多摩センター」も参照。

概要

駅名について

「多摩センター駅」の名称は多摩モノレールの駅名であり、京王の正式名称は京王多摩センター駅、小田急の正式名称は小田急多摩センター駅である。東隣の「永山駅」と同じく3社を総括する形で多摩センター駅と呼称しており、併設されるバスターミナルの名称も「多摩センター駅」である。
ちなみに、開業の早かった京王と小田急が社名を冠しているのは、自動改札が普及してなかった頃の名残であり、定期券の「新宿－多摩センター」「下北沢－多摩センター」という区間表示では、どちらの事業者のものか判別が困難と考えられたためである。多摩モノレール開業時には自動改札が浸透し、かつ紛らわしい区間表示もほぼないため、多摩モノレールの駅名称はシンプルなものになった。なお開業前の仮称は「多摩中央駅」であった。

開業後の経緯

1974年10月に京王相模原線が開業し、半年後の1975年4月に小田急多摩線が開業した。両路線とも当駅を終着駅として10年以上経過したが、1988年に京王相模原線が南大沢駅へ延伸、1990年には小田急多摩線が唐木田駅へ延伸され、両路線とも中間駅となった。2000年に多摩モノレールが開業したことで、3路線が乗り入れる駅となっている。

京王と小田急の高架はほぼ共通の構造で、高さもそろえられている。2016年時点では、日中(11～14時台)の京王・小田急の上り発車時刻は全列車同一で、両者の並走を見ることができた。2022年時点では毎時3本が同一発車時刻である。

京王電鉄：京王多摩センター駅

京王多摩センター駅
けいおうたまセンター Keiō-tama-center
基本情報
所在地	東京都多摩市落合 一丁目10-2
所属事業者	京王電鉄
所属路線	相模原線
駅番号	KO41
駅構造	高架駅
ホーム	2面4線
乗降人員	65,805人/日 （2021年度）
開業年月日	1974年10月18日
備考
マクロン・ハイフン有り、大文字は1文字目のみ。
駅テンプレート

京王多摩センター けいおうたまセンター Keiō-tama-center
京王永山		京王堀之内

島式ホーム2面4線を有する高架駅。当初終着駅であったにもかかわらず2面4線で建設されたが、南大沢延伸までは主に3・4番線を使用していた。

相模原線の主要駅で、当駅止まり・折り返しの電車も設定されている。また日中時間帯は、特急と区間急行・各駅停車の緩急接続を行っている。

開業時から京王線に乗り入れ新宿と結ぶ優等種別（快速）を設定し、1980年からは都営新宿線との相互乗り入れ運転か行われるなど力が入れられ、小田急の利用者数を大幅に上回っていたが、2002年小田急が運行開始した多摩急行により、利用者の流出が生じるようになった。2013年からは特急の運行を再開し、2018年2月のダイヤ改正から京王電鉄初の座席指定列車「京王ライナー」の運行をはじめた（下りのみ）。翌2019年2月からは新宿行きの上り京王ライナーも運行を開始している。

小田急電鉄：小田急多摩センター駅

小田急多摩センター Odakyu Tama Center
	おだきゅうたまセンター
小田急永山 Odakyu Nagayama		唐木田 Karakida

相対式ホーム2面2線を有する高架駅。建設時に将来2面4線化できるようにしてあったが、実際に2面4線化したのは1985年で、唐木田延伸後は使用頻度が減り、2006年以降は副本線の使用を取りやめ、のち線路を撤去した。但し、唐木田より先の延伸時には待避可能駅として副本線を復活させる構想が存在する。

長く新宿直通便の設定がほぼ行われず、優等列車の設定も無かったため、利用者数で京王に大きな差をつけられていた。2002年に千代田線に直通する「多摩急行」を運行開始し、京王の都営新宿線直通利用者の取り込みを図った。2018年3月17日のダイヤ改正で、新たな京王への対抗策として当駅始発新宿行の通勤急行や、当駅を停車駅とする快速急行を運行する一方、多摩急行及び千代田線直通の急行は廃止され、地下鉄乗り入れ車両が見られなくなった。

多摩都市モノレール：多摩センター駅

相対式ホーム2面2線を有する高架駅。多摩モノレール線南側の終点で、利用者数は全19駅中3位（2021年度）。

立地の都合上、京王・小田急の駅とは200ｍほど離れた位置にあり、ぺデストリアンデッキにて結ばれている。また京王・小田急の高架をさらに跨ぐため、多摩モノレール全駅でもっとも地上高が高い。

町田方面などの延伸構想もあり、当駅から南に延伸できるような構造としている。駅舎外観には機関車の動輪を思わせる意匠が取り入れられており、「関東の駅百選」に選ばれている。

定期券売り場が設けられているほか、改札の向かいにはセブンイレブンがあり、たまものグッズを販売している。

ホーム

各駅とも番線は個別に付番している。

※1・4番線は待避もしくは当駅折返しで使用。

※平日は主に1番ホーム、土休日は主に2番ホームを使用する。但し、ラッシュ時間帯や臨時増発時は
　 2つのホームを併用することがある。

隣の駅

※上り京王ライナーは乗車専用駅となり座席指定券が必要になる他、降車可能な駅は明大前・新宿のみ。
　下り京王ライナーは乗車券のみで利用可。
※かつて運転されていた特急(1992-2001年)は、調布駅-当駅-橋本駅の順に停車していた。

バスターミナル

ぺデストリアンデッキ直下のスペースがバスターミナルとなっており、規模自体は多摩地域屈指である。しかしターミナルのキャパシティを発揮しないまま利用者数は減少し続けている。特に多摩モノレールの開業は、中央大学や帝京大学への通学客の流出につながり、相当の減便を余儀なくされている。敷地中央の島にも3つの乗り場が設置されていたが、使用することなく閉鎖された。

※1～3は降車場、14・15は未使用。

関連動画

関連コミュニティ

関連商品

関連項目

• 鉄道関連項目一覧
• 鉄道事業者・路線一覧
• 駅名一覧(関東地方)
• 多摩センター
• 京王相模原線
• 小田急多摩線
• 多摩都市モノレール線
• とある魔術の禁書目録・とある科学の超電磁砲　※当駅周辺が作品内に登場する。
• 多摩学会

外部リンク

• 京王電鉄：京王多摩センター駅
• 小田急電鉄：小田急多摩センター駅
• 多摩モノレール：多摩センター駅

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