多摩動物公園とは、東京都日野市にある動物園である。多摩動物園と呼ばれることも。「多摩」と名乗っているが多摩市には無い。
概要
1958年(昭和33年)に恩賜上野動物園の分園としてオープンし、あとに独立。恩賜上野動物園と比べて4倍の広さがあることから、動物たちが自由に動ける様子を公開している。
作った場所が山の起伏の激しい場所にあることから、展示スペースと展示スペースの間が離れている場所がある。このため、園内では無料シャトルバスが運行されている。
動物園としては珍しく無柵放養式展示を採用しており、檻や柵と言った遮蔽物無しに、動物の様子を観ることができるところも。日本の動物園としては初めてのライオンバスが運行されており、サファリパーク形式でライオンを間近に見ることができる。乗車料金は500円(中学生以下及び65歳以上は150円、2歳以下は無料。入園料の区分と異なるため注意)。
毎年恒例でエイプリルフールで面白い企画をやることがあるので要チェック。
園内構成
園内はアジア園、アフリカ園、オーストラリア園、昆虫園の4エリアに分かれている。飼育されている動物は公式サイトを参照のこと。
アジア園
アジア園の目玉はオランウータンのスカイウォーク。オランウータンの展示スペースは2箇所あるのだが、その間にタワーとワイヤーロープを設置して行き来できるようにしたものである(2005年 エンリッチメント大賞 飼育施設部門大賞)。
他にはモグラの巣を再現したモグラの家、半円形の巨大ゲージをワシが自由に飛び回っている猛禽舎などがある。
アフリカ園
アフリカ園は実際のサバンナのようにキリン、グレビーシマウマ、ダチョウ、ペリカン、シロオリックスを混合展示している。また、チンパンジーの展示スペースにはUFOキャッチャー、自動販売機が設置されており、チンパンジーの賢さを見ることができる。
ライオンバスはここにあったが、概要にも書いたとおり休止中である。
オーストラリア園
コアラを展示しているコアラ館のほかに、カンガルーなどが展示されている。
昆虫園
トンボをイメージした「本館」、チョウの形をした「昆虫生態園」があり、様々な昆虫が展示されている。
利用案内
- 開園時間:9時30分~17時(入園は16時まで)※一部動物は16時で展示終了
- 休園日:毎週水曜日(ただし水曜日が祝日・休日、都民の日の場合は、翌日が休園日)、年末年始(12/29~1/1)
- 入園料:一般600円、中学生200円、65歳以上300円。小学生以下と都内在住・在学の中学生は無料。
- 年間パスポートは一般2,400円、65歳以上1,200円。
- 多摩モノレールを利用する場合、入園券+多摩モノレールフリーパスのセットが各駅の券売機にて1,000円で発売されている(高校生以上対象)。ちなみに多摩モノレールの運賃は(1駅特例を除けば)220円~410円なので、往復に利用するだけで元が取れてしまったりする。※2022年5月現在、コロナ禍のため発売を中止している。
交通アクセス
関連動画
関連項目
外部リンク
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