夜刀神十香とは、橘公司のライトノベル『デート・ア・ライブ』に登場するキャラクターである。
概要
夜色の長い髪と水晶の如き双眸を持つ少女。隣界とよばれる異界に存在する「特殊災害指定生命体」であり、ASTからの識別名は<プリンセス>。作中において五河士道が初めて出会った精霊である。
隣界から現世にあらわれる度に空間震を発生させ、周囲に甚大な被害を及ぼしていた。そのため、陸上自衛隊の対精霊部隊ASTからはその都度攻撃を受けていた。ただ本人には空間震を引き起こしている自覚はなく、しかも殺意のみを人間から感じていたので、自分を否定的にとらえたうえで人類に絶望していた。しかしながら、五河士道との出会いにより認識を改めて心を開き、精霊としての力を封印した。ただし、この封印は完全なものでなく、感情が高まると力が逆流して度々精霊になっている。
その後、名前がなかったため、4月10日に出会ったことから士道が"十香"と名付けた。(苗字の「夜刀神」のほうは、〈ラタトスク〉の解析官である村雨零音が考えた。)
なお、鳶一折紙とは対立関係にあり、士道を巡って常に口喧嘩をしている。ただし、十香としては折紙とも仲良くしたいと思っている。
戦闘能力
霊装 〈神威霊装・十番(アドナイ・メレク)〉
撫子色をしたドレスと菫色の甲冑を組み合わせたような見た目をしている。
天使 〈鏖殺公(サンダルフォン)〉
顕現させる天使は〈鏖殺公(サンダルフォン)〉であり、これは巨大な剣が納められた玉座のような外観である。基本的には剣の部分を使用しているが、玉座には剣を強化するための機能がついている。また、使用者の霊力によってサイズは変動する。
この〈鏖殺公(サンダルフォン)〉は、霊力を封印した士道も扱えるが、十香ほど使いこなすことはできない。
十香は無意識の内に抑え込んでいたが、本来の〈鏖殺公(サンダルフォン)〉にはあらゆる条理、概念、世界を隔てる壁すら切り裂く能力を持っている。また、これは対となる〈暴虐公(ナヘマー)〉にも備わっている。
話し方
昼食を昼餉、お金を金子と呼ぶなど武士のような古風な言い回しをする。また、デートをデェト、士道をシドーという風に独特のイントネーションで喋る。
関連動画
関連静画
関連項目
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