夜神総一郎(やがみそういちろう)とは、漫画「DEATH NOTE」の登場人物である。キラ対策の偽名は朝日四十郎。
キャストは、アニメ:内田直哉、実写映画・ミュージカル:鹿賀丈史、テレビドラマ:松重豊
概要
夜神月の父で、警察庁刑事局局長にして日本捜査本部長を務めるチョビ髭ナイスミドル。一人称は「私」。
好きなものは家族、嫌いなものは犯罪という、まさに警察官の鑑といえる人格者・正義感の塊。もちろん部下の信頼も厚い。しかしLに息子がキラだと疑われ続け大きなストレスを抱え込んだ結果、日に日に白髪が増え顔もやつれていった不運な人でもある。
第2部では次長に昇進。人質となった娘の粧裕と引き換えに殺人ノートをマフィアへ渡したことに責任を感じ、死神の目の取引をしてメロの本名を知る役を進んで受けるも、正義感故にノートに名前を書くことを躊躇い、その隙をつかれた銃撃が致命傷となる。最期には死神の目で息子の寿命を見るが、月にノートの所有権が実質ない状態だったため、幸か不幸か息子がキラではないと確信したまま死亡した。命日は2009年11月11日。
爽やかな顔での「再就職だな」という台詞や、護送車でテレビ局に突入するシーンなど(本人は大真面目なのだが)ネタ的な要素も多く、デスノコラではこれらのシーンが多用されるなど、人気を博した。
アニメ版
年月に細かい違いはあるが、ほぼ原作通りの人物設定と流れ。命日は2012年11月11日。
実写映画版
一人称が「俺」で眼鏡やひげはなし。肩書も警視庁刑事部部長に変更されたが、人物像は大体同じ。
月の18歳の誕生日に六法全書を贈った、という映画オリジナル展開がある。
ほぼ第1部の内容で終わるため、全作品で唯一最後まで生存する。が、そのせいで息子が大量殺人犯だという現実を直視させられ(しかも当の息子は総一郎の名前をノートに書くなど殺す気満々だった)、最終的に分かり合えないまま自分の腕の中で息子を亡くす。また、苦楽を共にしたLも死亡し、家族には「月はキラと勇敢に戦って死んだ」と嘘をつかなかればならないという、物凄く可哀そうな立ち位置になってしまった。
テレビドラマ版
一人称「私」で眼鏡もあるがひげはなし。警視庁捜査一課の刑事に再変更され、役職も係長に変えられた。
他メディア版からの地位低下もさることながら、ドラマ版最大の違いは家族関係だろう。妻・幸子には先立たれ、その時に仕事を優先したことで月から連絡が取れなかったことを非難され、親子間には確執が出来ている。
Lの死亡後には月に疑いを持ちはじめ、遂にはデスノート使用の決定的場面を目撃してしまう。捜査官として月に自首を促し、親の責任として自らの名前をノートに書きノートを道連れにすべく焼却を試みるも、月の必死の抵抗により着火前に40秒ルールが成立し時間切れ。結果的に心臓麻痺で自殺というとんでもない最期を迎える。
一応これは命を張った「月をただす」行為であり、事前に部下に伝えていたため月(=キラ)を追いつめる決定的な決め手にもなるわけだが、なぜか最重要な「大量殺人ノートの処分」を優先せず自らの意志で命を断ってしまったばかりか、父の真意も最期まで理解されないという、今まで以上に救いのないシナリオ&末路となってしまった。
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関連項目
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