夢をかなえてドラえもんとは、テレビ朝日系列で放送されている「ドラえもん」のテーマ曲である。「わさドラ」時代の2007年から使用されている。
概要
作詞・作曲：黒須元克 編曲：大久保薫 歌：mao、ひまわりキッズ
アニメドラえもんのOPとして「ハグしちゃお」に代わり2007年から使用開始。大山ドラ時代のテーマ曲であった「ドラえもんのうた」を彷彿とさせる温かみのあるマーチ調の元気な音楽は「わさドラ」のOPとして定着。以後およそ12年間にわたりテーマとして用いられていた。もちろん、劇場版においても2008年の「ドラえもん のび太と緑の巨人伝」よりOP曲として使用され続けている。
2019年10月に番組が金曜から土曜へ移ることに伴いOPも「ドラえもん(星野源)」に変更され、この曲はOPとしての役目を終えた。
2022年10月1日、3年ぶりにEDとして復活。
2024年11月2日より映画ドラえもんの名シーンの映像を用いた上で、OPとして使用される。
音楽性
曲の構成は
イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ→間奏1→Aメロ→Bメロ→サビ→間奏2→B'メロ→サビ→アウトロ
イントロ：ウインドチャイムの音とともにピアノの伴奏がスタート、少しずつドラムなどが入り期待を膨らませつつAメロに入る。
Aメロ：マーチ調のリズムでホルンがベースラインを刻みつつ進行していく。夢を描いた歌詞は上行を中心としたメロディーに乗ってより輝く。随所にドラえもんが道具の名前を喋るところは「ドラえもんのうた」を彷彿とさせる。
Bメロ：曲調は少し落ち着き、印象的なパーカッション、ストリングスや金管楽器の副旋律が映える。歌詞もわずかに切ない雰囲気を匂わせながらも、次のサビにつながる希望をもたせるものになっている。
サビ：マーチ調が復活し後半にはコーラスも入る。Shalalalalaから始まる歌詞とともにBメロの切なさを晴らすような広がりを感じさせる。ミュートトランペットが入り、より元気な曲調にするとともに、「ドラえもんのうた」へのオマージュを感じさせる物になっている。
間奏1：イントロと同じように進行するが、途中にホルンの副旋律が入り2番への期待をふくらませる。
間奏2：転調するとともにミュートトランペットが主旋律を奏でる。ちょっとした切なさを感じさせながら主旋律をホルンに譲り渡し伸びやかなメロディーとともに元の調に再び転調する。
B’メロ：これまでのBメロと違いスネアがなり続け、木管やトランペットも合いの手を入れ「大人になっても きっと忘れない」という強い思いを彷彿とさせながら最後のサビに突入する。
このように随所で「ドラえもんのうた」に対するオマージュを含ませながらも、古さを感じさせずかつ温かみあふれるこの音楽は大山ドラの「ドラえもんのうた」に対するわさドラの新しい「ドラえもんのうた」として長く使用していこうとする意気を感じさせる名曲といえるだろう。
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関連項目
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