概要
正教会、聖公会では大主教と呼ばれている役職。
カトリック教会の教区の中でも、重要な教区を大司教区といいその場所を任されているのが大司教である。日本では、長崎・東京・大阪の司教がそれにあたる。
司教→司祭→助祭という階位があるカトリック教会では、ローマ法王(とそのサポーターである枢機卿)を除けば一番偉い。特に、ケルン大司教・ザルツブルグ大司教は名門として知られる。
中世ヨーロッパでは教会自体がかなりの強い権力を持っていたことと、教会による魔女狩りや異端審問で無実の人間が犠牲になった[1]ことからか、日本のサブカルチャーなどでは、物語内で暗躍する謎の組織のボスや、物語の真の黒幕としてかかれることが多い。
大主教や聖公会、法王より目立っている気がするが気にしてはいけない。
関連項目
ニコニコ大百科に記事がある大司教
脚注
- *有名な例としては、かのフランスのジャンヌ・ダルク(1412~1431)が処刑される原因となった魔女裁判を主導したピエール・コーション(元々はイングランド王国及びブルゴーニュ公のシンパのランス大司教。ジャンヌによってランスを奪還させられその座を追われた事から、イングランド側の意向により恣意的な裁判を行ってジャンヌの処刑を決定)や、テンプル騎士団を異端として審問・消滅させたローマ教皇クレメンス5世(1264~1314 元々はフランス・ボルドーの大司教であったが、実質的には当時のフランス王フィリップ4世の傀儡であり、以降70年に渡るローマ教皇のフランス王の傀儡化、俗に言うアヴィニョン捕囚の遠因となった)あたり。
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