大喜利とは、複数の出演者(回答者)が観客や司会者からお題をもらって芸を披露する演目である。
概要
観客や司会者がお題を与え、複数の回答者が謎掛けや川柳・都々逸などの芸を披露する。
元来は寄席の最後に、当日の出演者によって余興的に行われていたものであった。
現在でも寄席の最終演目として行われる事があり、観客サービスの一環でもある。
「大喜利」は、歌舞伎狂言における最後の演目を指す「大切り」に由来している。
(「大切り」の「切り」はピンキリの「キリ」と同じく、最後を意味する言葉)
なお、現在広く知られている「大喜利」とは、大喜利の演目の一部に当たる「とんち」であり、本来の意味の大喜利はもっと幅が広い。本来「大喜利」とは、本公演が全て終わった後に再び落語家たちが登場して観客からお題をもらって演じるもの全てを指し、歌や踊り、余興芸などを含めた、ファンサービス的な演目の全てを指す言葉である。
例として、浅草演芸ホールのプログラムでは毎年8月通常公演の後に行われている噺家バンドによる音楽の演奏や住吉踊りなどの演目も「大喜利」として記されている。
テレビ番組『笑点』(日本テレビ)においては「演芸」「大喜利」の二部構成によって長年放送している。
『笑点』の「大喜利」では、お題に対して良回答には座布団を与え、良くない回答ならば座布団を没収するというシステムを取っている。
立川談志が考案したとされるこのシステムは他のバラエティ番組等でも参考にされ、これを指して「大喜利形式」と呼ばれ一般化している。
1990年代までは笑点スタイルの面白い・上手い答え以外に出演者同士のイジりや罵倒を見せ場とする団体芸的な大喜利が主流であったが、2000年代以降はこれに加えてインターネット大喜利や視聴者参加型大喜利の普及により、一対一で相対し、ただ面白い答えのみを追求する個人競技的なスタイルの大喜利が広く浸透している。
大喜利でよく行われる題目
昨今のテレビ番組やインターネットなどで広まっているような近年よく見る大喜利では、上記のような題目はほとんど使われず、
- 「何故そうなのか?」などのような問いに対して、ひねりの効いた面白い答えを返すもの
- 既存のキャラクターや極端な設定のキャラクターを登場させ、それがどんな言動を取るのか想像して答える
- あったら嫌なものを考える
- 一枚の写真に面白いセリフを当てる
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関連項目
- 笑点
- お笑いマンガ道場
- 内村プロデュース
- お笑い
- マンガ大喜利バトル
- 落語
- なぞかけ
- 大喜利M@ster
- ポアロ
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