大垣ダッシュとは、JR大垣駅で乗り換えるときに走ること、また、その走る人々のこと。別名大垣レース。
概要
東京・名古屋方面から、米原・大阪方面へ向かう場合に、大垣駅で乗り換えになることが多いが、大垣~米原間は短い編成(4両)で運転されることが多いため、限られた座席に着席するため、走ることが多い。
一般的に大垣ダッシュと呼ばれるのは、5:51着東京発大垣行臨時快速「ムーンライトながら」から5:56発米原方面行の普通列車(京都~西明石間快速列車)への席取りダッシュのことを指していた。
大変多くの乗客がダッシュをするため駅構内で別の列車の乗客と問題になる事も多く、市議会で取り上げられたほどである。
とはいっても、米原駅では新快速姫路行(12両)に乗り換える客がほとんどである。一見、座れそうに見えるが12両中8両は長浜始発であり、先客がいるので座れる座席は減ることになる。結果、米原で増結する4両に人が集まってくるので、むしろ普通列車では立ったほうが座れる可能性が高い。
ちなみに大垣駅構内には利用者へ対しての「制限10km/h」の標識があったが、ダッシュする乗客が多いためか、現在は「走らないでください」の掲示になっている。
なお、2016年3月26日のダイヤ改正で大垣駅と京都・大阪方面を直通する列車が廃止され、上記の5:56発の普通列車も311系4+4の8両編成に変更の上米原止まりに短縮された。両数が倍になったため混雑は若干緩和されると思われるが、大垣発が5:53に変更されたため出遅れると同列車に乗り遅れる可能性が増大することになった。
2021年1月に「ムーンライトながら」の廃止が正式発表されたことで、(上記にあるような)大垣ダッシュは事実上過去のものとなった。
(大垣駅で乗り換えが必要な普通列車はその後も存在するので、大垣駅での乗り換えによるダッシュ自体はあるものの、それを大垣ダッシュと呼ぶことは「ムーンライトながら」運行時と比較すると少ないようである。)
対策
ちなみに大垣駅構内での制限速度は上記の通り「10km/h」でしたが、走ることは危険なので、絶対にやめましょう。
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関連項目
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