26年間、本当に毎日、充実しておりました。ドラえもんくんと一緒のおかげで、あんまりカゼもひかないし病気もしないし・・そして、ドラえもんと一緒に仕事をしていると、笑ったり泣いたり感情をいっぱい出すことができて、のびのびしてました。
でも、これからもドラえもんは、私は一緒にいると思います。本当に長い間ありがとうございました!
2005年3月25日 映画ドラえもん のび太のワンニャン時空伝 放送時のメッセージより。
大山のぶ代とは、日本の女優、女性声優である。なお、大山のぶよというのは誤表記である。
概要
1956年、NHKドラマ『この鐘』で女優としてデビュー。
本業の俳優と並行して行っていた声優業では1979年4月から2005年3月まで26年間ドラえもんの声を担当。それまでのアニメ化では声優がいまいち定着しなかったが、大山のぶ代のドラえもんは原作者の藤子・F・不二雄が「ドラえもんはこういう声をしていたんだ」とコメントするほどのハマり役となった。
ドラえもん引退後は声の出演をすることはほとんどなくなり、上記の活動や現在でも続けている後進の育成などにも努めていたが、2008年には心筋梗塞と脳梗塞を併発し緊急入院した。療養の成果からほぼ元通りに回復した後は、以前とは打って変わって、第一線ではないもののCMやゲームなどでの出演する機会が以前よりも増えた。
その後は講演やタレントとしてのテレビ・ラジオ出演を中心に活動し、声の出演は控えめになる。
あまり知られることはないが、料理研究家、水の研究家としても有名で、過去に本も出版している。
2013年には『ダンガンロンパ』のモノクマ役で久々にアニメ復帰。『秘密結社鷹の爪』の劇場版『鷹の爪GO~美しきエリエール消臭プラス~』では声の出演のみならずメカデザインも担当している。
ちなみに役者としてはかなり厳しい姿勢を持ち、『快進撃TVうたえモン』における声優オーディションでの毒舌混じりの演技指導は司会の今田耕司から「ブラックドラえもん」と評されることとなった。後述の「アルカノイドがうまい」ことがトリビアで紹介された時、「手間ぁとらせやがって」などその毒舌っぷりを見せている。実際は後に白黒になった。
ドラえもん
ドラえもんをやっていた頃は、「ドラえもんのイメージを崩したくない」という理由で他作品の出演を断っていたと言われ、実際、それ以外の出演作品はその芸歴・功績とは裏腹にかなり少なめ。
『スーパーロボット大戦』でも『無敵超人ザンボット3』の神勝平役としてオファーされたこともあるらしいが、この信念から断っていたという話であり、その後も神勝平役は坂本千夏が代演している。
2005年3月18日放送の『ドラえもん!オールキャラクター夢の大集合スペシャル!!』が、大山のぶ代版ドラえもんの最後となった。しかし26年という歴史は大きく、今でもドラえもんといえば大山のぶ代を連想する人は多いだろう。ただし厳密には、日テレ版を含めれば大山のぶ代は初代ドラえもんの声ではない点は注意。
ニコニコ動画的には「ドラえもんバトルドーム」のCMで有名。ドラえもん バトルドームも出たぁ~
アルカノイド
ブロック崩しアーケードゲーム『アルカノイド』が得意で、全一記録が残っている(ほかのプレイヤーが更新済み)。
かつてはアルカノイドが置いてある新宿の某ゲームセンターの常連で、この店舗がリニューアルオープンした際に一日店長を務めたことがある。このとき、店長みずから特設ステージでアルカノイドの腕前を披露した。以降もイベントで何度かアルカノイドの公開プレイをしている。
また、自宅にアルカノイド基盤とアーケード筐体を据え付け、いつでも遊べるようにしているほどの熱狂ぶりだというから驚きだ。この基盤と筐体は、高田馬場にあるミカド(ゲームセンター)に「貸し出し」され、誰でも大山のぶ代私物のアルカノイドに100円を投入して遊ぶことが出来る(2022年現在、参考リンク)。
前述の『トリビアの泉』における「大山のぶ代はアルカノイドがうまい」は、レギュラー放送の最終回で金の脳を獲得(91へぇ)したトリビアであるが、この番組では「大山のぶ代は『太陽にほえろ!』で脚本を書いていた」というトリビアが、深夜枠時代のスペシャル版(満へぇが200)で番組史上最高の198へぇを記録している。
ニコニコ動画関連
2012年4月1日にニコニコ生放送 緊急生放送番組に於いて、『ニコニコテレビちゃんに声があったことが判明』とニュースになった。声の担当は、大山のぶ代氏。時報と動画削除の声が時報女から大山のぶ代氏に変更された。
主な出演作品
アニメ・ゲーム
- おにくだいすき!ゼウシくん(みの太)
- 国松さまのお通りだい(石田国松)
- サザエさん(磯野カツオ)※初代
- タコのロクちゃん(ロクちゃん)
- ダンガンロンパシリーズ(モノクマ)※初代
- ドラえもん(ドラえもん)※テレビ朝日版初代
- のらくろ(のらくろ)
- ハッスルパンチ(パンチ)
- ハゼドン(ハゼドン)
- ハリスの旋風(石田国松)
- 無敵超人ザンボット3(神勝平)
『おかあさんといっしょ』内の人形劇
NHKの幼児向け教育番組『おかあさんといっしょ』の人形劇コーナーでは、第1作『ブーフーウー』から第4作『とんでけブッチー』まで主役を担当し続けていた。
その他
関連動画
関連生放送
関連項目
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