大島てるとは、事故物件掲載サイトの大手である。そもそも大手の有無があるような業界かどうかはわからないが、ともかくここが一番著名だと思われる。
運営会社は大島てる、経営しているのも大島てる(襲名制)。
概要
自社のホームページ上で膨大な事故物件情報を掲載していることで知られる。
事故物件とは、心理的に何らかの住みたくない理由がある建物のこと。
多くの場合過去にその建造物で殺人、何らかの事件、自殺、火災、事故、自然死などの理由で人が死んでいるような物件のこと。また広義には何の事件も起きていなくても、「この建物には幽霊が出る」という噂があるとか、以前の住人が発狂や事件の犯人だった、近所または過去に暴力団や過激派政治団体の拠点がある(あった)、ネット炎上した人物の住所でフリー住所化している、様々な住みたくない理由のある建造物、土地のこと。
殺人現場になった家、自殺があった家など、いわゆる「曰くつき」の物件に関する情報をひたすら収集している。
住所や部屋番号、入居者の死因まで詳細に載せていて、これらの情報を裏どりするために、事件があれば裁判を傍聴したり、現地を聞き込みに回ったりして徹底的に調べ上げる。これらは会社のスタッフが行っているが、ほかにも多くのボランティアが参加・協力しており、強力な情報網を築き上げている。
本来事故物件というのは、事故が起きてから次に入居・購入する人に対して、心理的瑕疵のある物件だと告知する義務がある。しかし一度誰かが住んでしまえば次の人には告知する必要がないため、人に謝礼を払って一時的に住んでもらい、瑕疵情報を告知する必要をなくす、という手をとっている不動産業者が中にはいる。しかし大島てるでは、本来地主や不動産屋が知られたくないような瑕疵物件情報を堂々と掲載しているばかりか、情報が間違っていない限り掲載しつづけるという方針をとっているため、事故物件を扱う不動産業者から大変恨まれている。そのため殺害予告などの業務妨害や訴訟を起こされることもしばしばで、大島てる側も犯人が逮捕されては公式Twitterで晒し上げるなどして強硬な態度をとっている。
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https://twitter.com/Oshimaland/status/933924511979728896
会社について
なんと創業は1837年(天保8年)。先々代から不動産業に参入し、その時の代表だった「大島てる」の名を世襲している。現会長は本名を大島学といい、東京大学経済学部からコロンビア大学大学院に進んだ秀才だが、この仕事をするときは「大島てる」を名乗っている。事故物件情報サイトを始めたのは氏の代からで、2005年から継続して運営している。
もともと事故物件を取引しないようにするために内部閲覧用として作ったものがサイトのはじまりで、規模が大きくなるにつれて当初の不動産業は縮小していっているらしい。現在は事故物件にまつわるトークイベントを開くなどして精力的に活動しており、そのほかにサイトの広告収入や事故物件一覧表販売の印税などを収入源としている。
ニコニコとの関係
あと月一のレギュラー番組「大島てる×松原タニシの事故物件ラボ」に出演している。
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関連項目
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