大嶺祐太単語

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大嶺祐太（おおみね ゆうた、1988年6月16日-）とは、沖縄県石垣市出身のプロ野球選手（投手）である。現在は中日ドラゴンズに育成選手として所属。

弟の大嶺翔太も2010年から2018年までロッテでプレーしていた。

概要

八重山商工高校に進み、エースとして3年春・夏の甲子園に連続出場。春の大会では17奪三振をマークし、田中将大や前田健太と共に2006年の高校生ドラフトの目玉投手の1人となる。

ドラフトでは相思相愛の福岡ソフトバンクホークスの単独1位指名と見られていたが、千葉ロッテマリーンズのボビー・バレンタイン監督（当時）がドラフト直前に大嶺に惚れ込んだため、急遽ロッテが強攻指名し福岡ソフトバンクホークスと競合。抽選の結果、交渉権はロッテに渡る。大嶺は当初、1年浪人を視野に入れてロッテ入団に難色を示したが、ロッテがキャンプ地を石垣島に変更するというウルトラCを決めた結果、周囲の説得もありロッテに入団を決めた。背番号は1を与えられる。

ロッテ時代

2007年（1年目）はファームでじっくり育成の予定が、小野晋吾のアクシデントによりNHK総合で全国中継された4月30日の西武ライオンズ戦に先発し一軍デビュー。5回途中5失点で勝ち負けはつかず、この年の一軍登板はその1試合のみに終わった。二軍でも2勝7敗、防御率4点台だった。

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2008年は7月24日の北海道日本ハムファイターズ戦に先発し、6回2失点でダルビッシュ有に投げ勝ってのプロ初勝利を挙げる。7試合に登板、2勝2敗で防御率5.23。

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2009年は4月から先発ローテーション入りし、5月13日の福岡ソフトバンクホークス戦でプロ初完封。ローテーションの一角として16試合に先発、5勝6敗の数字を上げたが、四球から自滅することも多く防御率は5.76だった。同年のドラフトで弟の翔太がロッテに指名され、球団初の兄弟選手になった。ところがその弟が入団前に居酒屋で飲酒・喫煙する不祥事をしでかしたため、ブログで謝罪する羽目になった。

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2010年は清田育宏に背番号1を譲り、背番号を11に変更。制球力向上のため、「三段モーションではないか」と言われるようなゆったりした投球フォームに変更し、4月7日のソフトバンク戦で完封勝利。しかし球威が落ち、13試合で3勝6敗に終わり、フォームも元に戻した。

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2011年は4月17日の北海道日本ハムファイターズ戦で斎藤佑樹との同級生対決に臨んだが2回途中5失点でKOされ、一軍ではこの1試合のみで後は二軍で過ごす。

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2012年も二軍暮らしが続き、一軍登板なしに終わる。

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2013年は4月28日のソフトバンク戦に先発し2年ぶりの一軍登板。負け投手になったが、7回途中2失点と好投しローテーション入りする。5月5日のソフトバンク戦で6回途中1失点で3年ぶりの白星を挙げた。19日の広島東洋カープ戦では3年ぶりの完封勝利を挙げるなど5月までは好調だったが、6月以降は調子を落とし、7月7日の埼玉西武ライオンズ戦で2回保たず6失点とKOされ二軍落ち、そのままシーズンを終えた。10試合で4勝2敗、防御率4.57。

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2014年は6月に一軍に昇格し、横浜DeNAベイスターズ戦では6.1回を2失点と好投したが、以降打ち込まれる試合が目立ち3連敗を喫すると8月14日の北海道日本ハムファイターズ戦では中継ぎに回され、2回を無失点に抑える。その後は先発・中継ぎ両方で起用され、3勝4敗、防御率3.46という成績を残す。なお、中継ぎで登板した4試合はいずれも無失点に抑えている。また弟・翔太もこの年に一軍初出場を果たしている。

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2015年は4月17日のソフトバンク戦こそ中継ぎでの登板だったが、この試合以外は全て先発として起用され、7月26日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦では2年振りに完封勝利を達成する等の活躍で自己最多の8勝を挙げてチームのクライマックスシリーズ進出に貢献。クライマックスシリーズではファイナルステージ第1戦の先発に起用されたが、3回2失点で降板した。
この年は西武に対して防御率7.32と相性が悪く、特に炭谷銀仁朗には8打数6安打1本塁打と打ち込まれた。

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2016年はローテーションの一角を期待され開幕第2戦の先発も任されるが、前年の好調振りが嘘のように打ち込まれる試合が続き5月に登録抹消。抹消時点で防御率7.88と散々な数字であった。7月に再度一軍昇格。怪我人続出で火の車であったリリーフ陣の救世主として期待されるが満足な結果を残せず8月20日に二度目の二軍落ち。そのまま二軍でシーズンを終える。結局シーズンで1勝しか挙げられなかった。オフに背番号を30に変更した。

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2017年は開幕からロングリリーフとして投げていたが6月18日の読売ジャイアンツ戦で逆転サヨナラホームランを浴び二軍落ち。そのまま一軍に戻ることはなく20試合登板で2勝にとどまった。

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2018年は一軍での登板はなかった。5月には弟翔太が金銭トラブルを理由に突如現役引退を発表。様々な憶測を呼んだ。

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2019年は1月にトミー・ジョン手術を受けたため早々にシーズン離脱が決定。契約を結んだあとに手術を受けたことについて賛否両論となった。2月には引退していた翔太が恐喝容疑で逮捕された。10月3日に戦力外通告を受けたが、11月26日に育成選手契約を結んだ。背番号126。

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2020年は前年の手術から実戦復帰。二軍で4勝、防御率2点台と結果を出し、8月24日に支配下登録に復帰した。背番号64。9月頭にさっそく一軍昇格し3年ぶりに一軍登板。2試合に先発したが結果が出ず、一軍ではその2試合に登板に留まった。

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2021年は5月下旬にリリーフとして一軍昇格。6月4日の横浜DeNAベイスターズ戦で4回から2イニングを投げ、4年ぶりの白星を挙げた。しかしその次の11日の読売ジャイアンツ戦で炎上、7月頭で二軍落ち。そのまま一軍に戻ることなく8試合の登板に留まり、オフに戦力外通告を受ける。

中日時代

2022年は中日ドラゴンズと育成契約した。背番号211。

成績

• （2021年終了時点）

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
2007年	ﾛｯﾃ	1	1	0	0	0	0	0	0	.---	4.0	1	4	5	5	11.25
2008年		7	5	0	0	2	2	0	0	.500	32.2	8	23	19	19	5.23
2009年		16	16	2	1	5	6	0	0	.455	95.0	35	59	62	61	5.78
2010年		13	13	2	1	3	6	0	0	.333	71.1	34	52	48	41	5.17
2011年		1	1	0	0	0	1	0	0	.000	1.1	4	1	5	5	33.75
2013年		10	9	1	1	4	2	0	0	.667	43.1	26	29	23	22	4.57
2014年		13	9	0	0	3	4	0	0	.429	54.2	20	31	32	21	3.46
2015年		24	23	1	1	8	7	0	0	.533	133.1	46	70	49	47	3.17
2016年		14	6	0	0	1	3	0	1	.250	34.2	26	14	31	25	6.49
2017年		20	0	0	0	2	2	0	0	.500	30.2	22	21	19	13	3.82
2020年		2	2	0	0	0	1	0	0	.000	9.0	6	9	9	9	9.00
2021年		8	0	0	0	1	1	0	0	.500	11.0	2	7	6	5	4.09
NPB：12年		129	85	6	4	29	35	0	1	.453	521.0	230	320	308	273	4.72

関連動画

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関連項目

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