大平武洋(おおひら たけひろ)とは、将棋棋士である。1977年5月11日生まれ。東京都北区出身。桐谷広人七段門下。棋士番号243。
概要
1990年に第15回中学生名人戦で優勝、同年の夏に桐谷七段に弟子入りし、奨励会入会となった。
その後は順調に昇級、昇段していき1993年初段となるが、初段以降は本人が麻雀にハマってしまったことが原因で低迷を続ける。
師匠の桐谷七段から親に『息子さん、もうダメだ』との手紙が届いたことがきっかけで、状況が改善したとのことで1996年に三段昇段となった。
その後は11期かかるもの、2001年後期に16勝2敗でついに三段リーグを抜け、2002年4月1日付けでプロ入りとなった。
プロ入り初年度から王位リーグ入りを果たし、その王位リーグでも3勝2敗と高成績を残した。
その後活躍が期待されたが、特に目立った活躍をすることはなかった。
戦績は目立ったものがないが、将棋の普及活動としては積極的な活動を行っており、特にTwitterとブログは頻繁に更新を行っており、ユーザーからの質問に積極的に回答している。
トリビアの泉出演について
2005年3月18日、ZONEの解散コンサートに行きたいがために、持ち時間5時間のうち1分も使わずに勝利した。
コンサート会場は埼玉で、対局は400キロほど離れた大阪の関西将棋会館だったため、凄い執念である。
その件が【ZONEの解散コンサートに間に合わせる為に 持ち時間を全く使わずに勝ったプロ棋士がいる。】として「トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜」で紹介された。
本人も出演し、90へぇを果たした。
対局規定委員会について
将棋ソフト不正使用疑惑冤罪事件の影響で、対局規定整備のために「対局規定委員会」が設置された。
メンバーは藤原直哉七段、高田尚平七段、西尾明六段、大平武洋六段、村田智穂女流二段、伊藤明日香女流初段(肩書は当時)
大平は同問題の時に殆どの棋士が沈黙を守る中、積極的に同問題についてTwitterで発言をしており、現在の制度を問題視する発言も多かった。
将棋ファンの不安を緩和する存在で、選出も納得の内容と言えよう。
関連リンク
関連項目
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