大東諸島とは、沖縄本島から東約360kmにある島嶼群である。
概要
北大東島、南大東島、沖大東島、西南西小島、南西小島の5島からなり、このうち北大東島と南大東島に人が住んでいる。南大東島は島尻郡南大東村、その他4島は島尻郡北大東村に属する。大東という名前は琉球国で「ウフアガリの島」と呼ばれていたことに由来する。
サンゴ礁により形成された島であるため、沖縄県と言われてイメージするような砂浜などは存在せず、断崖絶壁となっている。その代わりに北大東島には沖縄海、南大東島には海軍棒プールや塩屋プールという岩礁をくりぬいて作った潮溜まりが存在する。
本島から離れた小島であり、断崖絶壁であるということもあってか近代まで無人島で、入植が始まったのは20世紀まであと1年の1900年になってからである。この時に入植したのは八丈島の住民であり、沖縄県でありながら琉球文化とは無関係である。そのため、方言が八丈島の方言に似ており、八丈島の島寿司に由来する大東寿司が名物であるなど所々で八丈島の文化を感じられる。なお、入植の目的はサトウキビの生産であり、現在でも主要産業の1つとなっている。かつて南大東島には砂糖運搬のための専用軌道(シュガートレイン)があり、運行していた当時は沖縄県唯一の鉄道だった。
入植からしばらくの間、大東諸島では島を所有していた玉置商会が発行した南北大東島通用引換券、通称「大東島紙幣」が流通しており、日本政府発行の紙幣や通貨は使用できないというペリカを彷彿とさせるような運用が行われていた。その後島の権益が東洋製糖や大日本製糖に移り変わってからも継続されていたようだが、いつまで流通していたかは不明である。
観光地としては南大東島は星野洞、秋葉地底湖、シュガートレイン、海軍棒プールなどがある。北大東島はリン鉱山跡地が中心で、南大東島ほど整備されていない。
沖大東島はかつてラサ島鉱業所が操業され、リン鉱石の採掘がおこなわれていたが、現在は米軍により沖大東島射爆場として利用されている。
主な交通機関
- 空路
- 航路
- 大東海運「だいとう」泊ふ頭or那覇新港ふ頭~南大東島・北大東島 15時間 南大東島~北大東島 1時間
- 南先行と北先行があり、南先行は那覇→南大東島→北大東島→南大東島→北大東島→那覇の順、北先行はその逆回りに停泊する。先行した島に入港した1時間後に出港するため、後行の島までは17時間かかる
- 海域が荒れやすく、運航遅延も少なくないため、日程には余裕を持っておいた方がいい
- 船内には飲み物とカップ麺の自販機しか飲食物を入手する手段はない。電子レンジはあるので食料は乗船前に事前に用意しておくといい。
- 南北の大東島での乗船・下船は小さなかごに入りクレーンで吊るされて行われており、これが名所ともなっている
- 島内の公共交通機関は存在しない。レンタカーやレンタルバイク、レンタサイクルがあるのでそれを活用しよう。坂道が多いのでレンタサイクルは基本的に電動自転車である。
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関連項目
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