大森敬仁とは、元東映所属のテレビドラマ・映画プロデューサーである。
概要
1980年1月29日の愛媛県生まれ。
愛媛県立八幡浜高等学校卒業後渡米し、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校にて映画学を専攻。
卒業後、帰国し2003年に東映に入社。
2004年、『はぐれ刑事純情派 第17シーズン』のプロデューサー補に参加し、翌年の『仮面ライダー響鬼』で特撮作品初参加。
2008年、『仮面ライダーキバ』でプロデューサーに昇格。翌年の『侍戦隊シンケンジャー』以降、3作品続けてスーパー戦隊シリーズに常駐。
2013年、『獣電戦隊キョウリュウジャー』でチーフプロデューサーに昇格。
2014年、『仮面ライダードライブ』のチーフプロデューサーとなる。
2016年の『仮面ライダーエグゼイド』、2017年の『仮面ライダービルド』に連続してチーフプロデューサーとして製作。
2019年に『仮面ライダーゼロワン』のチーフプロデューサーとして製作を主導したのち、4年後の2023年に『王様戦隊キングオージャー』の製作を主導。翌3月末、東映を退社。
作風
王道の展開を進めているように思われがちだが、『獣電戦隊キョウリュウジャー』での桐生ダンテツや『仮面ライダードライブ』での蛮野天十郎を始めとして父親ないし父親ポジションにあたるキャラクターが敵に回る展開が多く見受けられる。近年では『仮面ライダービルド』の石動惣一が記憶に新しいが、この事について大森は偶然だと述べている。
また、『仮面ライダードライブ』で泊進ノ介が戦闘中に軽口を叩いたりややキザな言い回しを行なっていたが、恐らくこれは『スパイダーマン』のピーター・パーカーのそれを参考にしたと思われる。他にも『仮面ライダードライブ』の着想が『ナイトライダー』から得ている事から、少なくともドライブに関してはアメコミないしアメリカ特撮の影響を強く受けているのは間違いないのだろう。
ドライブでの詩島剛やビルドの万丈龍我の描写でも分かるように、主役ライダーよりも何故か準主役ライダーの方に力を入れがちなのもこのPの特徴である。
また、チーフプロデュース作品においてビルドまでのいずれにおいても敵だったキャラクターが味方になったり、エボルトに代表されるように長期の間ボスないし中ボスキャラクターの販促期間が長い事も取り上げられる。これは、作品を担当するごとに肥大化しており、一部では悪役贔屓とまで囁かれるまでに。作品考察でスタッフの出身背景を語るのはあまり宜しくない様に思われるが、敢えて述べるならば渡航中に得たアメリカ式のノウハウをそのまま落とし込んでいるのではと考えることも出来なくはない。
例えば先に述べた悪役贔屓に関してもスーパーヴィランの創出を強く意図している様に見えるのは筆者の考え過ぎだろうか?
と思ったら2021年に元々エイプリフール企画であった『仮面ライダーゲンムズ』をTTFC(東映特撮ファンクラブ)で2作品配信したのち、それを元手にして歴代悪役をゼロワン世界でこれでもかと集めた『仮面ライダーアウトサイダーズ』を2022年10月から配信開始。コイツ、ホントにやりやがったよ
なお、現在ニチアサ作品としては『ドンブラザーズ』の後を継ぎ『王様戦隊キングオージャー』のチーフPとして戦隊作品に復帰している状況である。
プロデュース作品
サブプロデューサー/プロデューサー補作品
- はぐれ刑事純情派
- 仮面ライダー響鬼
- 轟轟戦隊ボウケンジャー
- 仮面ライダー電王
- 仮面ライダーキバ
- 侍戦隊シンケンジャー
- 仮面ライダーディケイド(24話・25話のみ)
- 天装戦隊ゴセイジャー
- 海賊戦隊ゴーカイジャー
- Answer〜警視庁検証捜査官
- フジテレビ開局60周年特別企画 大奥 最終章
チーフプロデューサー作品
- 獣電戦隊キョウリュウジャー
- 恋する歯車
- 仮面ライダードライブ
- 俺たち賞金稼ぎ団
- 仮面ライダーエグゼイド
- 仮面ライダービルド
- 仮面ライダーゼロワン
- ザ・ハイスクール ヒーローズ
- 仮面ライダーゲンムズ
- 仮面ライダーアウトサイダーズ
- 王様戦隊キングオージャー
関連動画
関連商品
関連コミュニティ・チャンネル
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関連項目
外部リンク
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