大泉洋とは、日本の男性芸人俳優、声優である。CREATIVE OFFICE CUE所属。
概要
1973年4月3日生まれ。北海道江別市出身。別名は「にょういずみにょう」、「すずむし」など。
兄は函館市長の大泉潤。
大学時代から演劇活動を始め、ミスターこと鈴井貴之に拾われCREATIVE OFFICE CUEに所属することとなる。1995年、『水曜どうでしょう』(北海道テレビ)の前身である『モザイクな夜V3』(1994年~1996年放送)に全身タイツのレポーター「元気くん」としてデビュー。当初の芸名は「大泉元気」。1996年10月、『モザイク』が終了し、後継番組の『どうでしょう』がスタート。鈴井とディレクターである藤村忠寿の薦めにより、レギュラー出演する事になる。
『水曜どうでしょう』でいじられキャラ、ヒゲこと藤村ディレクターのおもちゃとして大活躍。北海道では知らぬものはいない人気者に出世する。
同時期に北海道のローカルタレントとして活躍し、後に大泉同様全国区へ進出したタカアンドトシは当時を振り返り、「北海道には大泉洋という怪物がいて、当時はとてもかなわなかった」と回想している。
当時の札幌吉本イチオシの所属タレントですら北海道のローカル芸能事務所・OFFICE CUE所属の俳優に勝てなかったというのが人気の凄さを物語っている。
たまたま北海道をツアーで訪れたPUFFYの二人が大泉の存在を気に入ったことが縁となり、1998年には『パパパパパフィー』(テレビ朝日)にて全国ネット番組初出演を果たす。当時は道外での知名度はほぼ皆無だったこともあり「モジャモジャ頭でジャージ姿の謎の男」というキャラクターでPUFFYのおもちゃとなり知名度を高めた。その後、『どうでしょう』が口コミと番組販売で徐々に全国に知られる番組となると彼の評判も全国に知られるようになり、お笑い芸人として俳優として本格的に全国進出を果たした。
主に愚痴と声帯模写が得意。声帯模写のレパートリーは柳生博や渡辺篤史、渡哲也などの俳優から鈴木宗男、田中眞紀子といった政治家、果ては料理研究家の土井善晴(料理番組『おかずのクッキング』司会)というマニアックなものまで数多く持っている。
教員免許(高校/地歴公民)所持。少年時代から目立ちたがり屋であり、小学校の卒業文集には「スターになって金を稼ぎまくる」と書くほどであった。小学生時代のあだ名は顔の長さと肌の黄色さから「たくあん」。
ホラ話に定評がある。そのホラは写真週刊誌の記者をだますほど。高いトークスキルがあるが、唯一1人喋りは大の苦手であり、近くに聞き手やツッコミ役がいないと何も話せないと本人も認めている。そのため、レギュラーラジオ番組『大泉洋のサンサンサンデー』(北海道放送)ではオクラホマの2人をアシスタントに据えている。
『水曜どうでしょう』以外では、主に石橋貴明(とんねるず)と岡村隆史(ナインティナイン)にイジられる。
尚、痔持ちでギックリ持ちである。強烈な天然パーマであり、デビュー当初は東野幸治風ヘアであったが、何を思ったのか元々かなり強い天然パーマにさらにパーマを当て、尋常ではないチリチリ頭となり、以後彼のトレードマークとなる。
2009年に結婚。お相手はフジテレビ(現在はフリー)のプロデューサーでドラマ出演がきっかけで交際を始めた。現在一児の父である。
2020年、同年大晦日生放送の第71回NHK紅白歌合戦の白組司会に就任した。(ネットニュースで報じられた直後、Twitter等で「#大泉洋司会の紅白でありそうなこと」がトレンド入りした)
主な出演作品
テレビドラマ
- 救命病棟24時(佐倉亮太)
- 小早川伸木の恋(沼津壮太)
- 赤鼻のセンセイ(石原参太朗)
- 連続テレビ小説「まれ」(津村徹)
- 大河ドラマ「龍馬伝」(近藤長次郎)
- 大河ドラマ「真田丸」(真田信之)
- 北海道テレビ放送(HTB)開局50周年記念ドラマ「チャンネルはそのまま!」(蒲原正義)
- 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(源頼朝)
実写映画
- アフタースクール(神野良太郎)
- 半分の月がのぼる空(夏目先生)
- 探偵はBARにいる(探偵(俺))
- ゲゲゲの鬼太郎(ねずみ男)
- 東京喰種 トーキョーグール(真戸呉緒)
- 鋼の錬金術師(ショウ・タッカー)
- 恋は雨上がりのように(近藤正己)
- アイアムアヒーロー(鈴木英雄)
テレビ番組
ラジオ番組
アニメ
- 千と千尋の神隠し(番台蛙)
- 茄子 アンダルシアの夏(ペペ・ベネンヘリ)
- ブレイブ・ストーリー(キ・キーマ)
- バケモノの子(多々良)
- ハウルの動く城(カブ)
- 思い出のマーニー(山下医師)
- ドラえもん のび太の宝島(キャプテン・シルバー)
- 豆腐小僧(死神)
ゲーム
関連動画
関連静画
関連項目
外部リンク
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