大牟田市とは、かつて炭鉱で栄えた一つの都市である。筑後地方南部に位置する。
概要
人口約125,000人。炭鉱が栄えていた時代は20万を超えていた。久留米市と同じ筑後地方だが、柳河藩がここを領土としていたため、久留米市とは文化が違う。
有明海側に面するこの街は、かつて三池炭鉱があり、三井グループ(現:三井住友グループ)の下で繁栄していったが、1960年代に衰退していった。なお、炭鉱の閉山は1997年で、全国で2番目に遅い閉山だった。1960年代には458人が死亡する大惨事を起こした。
1965年には三池工業が全国高等学校野球選手権優勝で優勝し、市内は大いに盛り上がった。福岡県勢が優勝したのは1946年、1947年の小倉高校、1992年の西日本短大付の3校。
有明海では海苔の生産を始め、ムツゴロウなどの魚が獲れる。三池港では釣りを楽しむ釣り人もいる。
市内には2001年にゆめタウン大牟田が完成。2010年にはイオンモール大牟田が諏訪公園の近くに完成し、新たな買い物客を呼ぶ期待が高まっている。
この大牟田を起点に、大川市まで延びている『有明海沿岸道路』がある。当初は大牟田市の北、みやま市にて橋脚が地盤沈下していたが、改修され、今では全線通行することができる。なお、この道路は2010年代には佐賀県まで延伸する。
大牟田市を走る福岡県道18号線は何回か途切れて佐賀県佐賀市へ抜けていく。市内では国道208号線と県道18号線を中心に栄えており、有明海沿岸道路が上を通っている場所がある。
『ネイブルランド』という遊園地があったが、あっという間に閉鎖された。隣の熊本県荒尾市にあるグリーンランド(旧:三井グリーンランド)があまりにも有名で、『炭鉱都市の復興』という目標は達成できなかった。
市内には大牟田市動物園がある。福岡市動植物園からは地理的に遠い場所にいる人でも気軽に動物を見る事が出来る。
熊本県荒尾市との仲が非常によく、かつて炭鉱があった時代は大牟田から荒尾へ、荒尾から大牟田へと引っ越す人達がいた。
西鉄天神大牟田線の終着駅・大牟田駅があり、JR九州鹿児島本線には特急が止まる。また、2011年には九州新幹線が開通し、新大牟田駅が設置された。
大牟田市役所は1936年に建築された古い市庁舎であり、国の有形文化財に指定されている。ちなみに、市役所の周りには電柱が一本も見当たらない。
関連動画
関連商品
関連項目
- 1
- 0pt