大田原市とは、栃木県の北東部に位置する市である。元・那須郡。
基本データ
- 面積……354.36km²
- 人口……68,489人 (推計人口、2026年2月1日)
- 人口密度……193人/km²
- 市の木……イチョウ
- 市の鳥……ウグイス、ヒバリ
- 市の魚……ミヤコタナゴ
- 市の花……キク
- 隣接自治体……那須塩原市、さくら市、矢板市、那須郡那須町、那珂川町、久慈郡大子町、東白川郡棚倉町
概要
県庁所在地である宇都宮市から車で約一時間の場所にある、栃木県北部の政治経済文化の中心的役割を担ってきた都市。古くより奥州街道の宿場町として繁栄し、また大田原城の城下町でもあり、旧市街地には城下町時代の面影を残す道が所々に残る。
明治になると鉄道の路線から外れてしまい、現在も市の中には駅が一つしかなく、しかもその駅は中心市街地にはない。このため駅前商店街と呼ばれるものもなく、デパートはロードサイドにある。市の中心街からはむしろ那須塩原市西那須野駅や那須塩原駅のほうが近い。
大田原市と那須塩原市にかけての、那珂川と箒川に挟まれた一帯には、那須野が原と呼ばれる扇状地が広がっている。元々は水資源に乏しく農地には適さない地域で、江戸末期まではほとんど集落のない原野であったが、明治政府の殖産興業政策により、1885年に日本三大疏水の一つに数えられる那須疏水がつくられ、那珂川の上流域から水が導水されたことで用水の問題が解決。これが開拓を進めるきっかけとなり、その後も地道な作業や技術の向上もあって那須野が原は灌漑され、緑豊かな農業生産地、酪農地となった。那須野が原に広大な田んぼを持つ大田原市は現在、栃木県で最も米の生産量が多い米どころ。また、電気機械系の大企業の工場が進出しており、工業都市としての発展も遂げている。
源平合戦で活躍した平安時代末期の武将・那須与一の墓所が玄性寺にある関係で「与一の里」を名乗っている。出生地であるとされる那珂川町からの苦情はないのだろうか?
大田原城跡は現在は公園になっており、市民の憩いの場になっている。丘にあるので頂上まで登れば街を一望できる。近くを流れる蛇尾川(サビガワ)は戦国時代、天然の内堀として機能していた。
黒羽地区はかの松尾芭蕉が奥の細道の旅で最も長く滞在した地区として知られる。黒羽刑務所というフィクションっぽい響きの刑務所があったが、2022年(令和4年)3月31日をもって閉庁した。
厳かな雰囲気が漂う大田原神社の創建は隣の大田原城の築城とほぼ同じ。もしかしたら大田原城の守り神として建てられたのかもしれない。
子育てに関して積極的に取り組んでいる。その一環として作られた、中心地にあるトコトコ大田原は「まちなかでの子育て世代の社会活動を支援する」がコンセプト。中にある子ども未来館は親子の触れ合いの場として人気。
主な観光スポットは那須三十三ヶ所観音霊場第18番札所の実相院、海のない栃木県唯一の水族館であるなかがわ水遊園、600年以上の歴史を持つ曹洞宗の禅寺・大雄寺など。
国際医療福祉大学の本部も置かれている。
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