『大空魔竜ガイキング』とは、『ゲッターロボ』『ゲッターロボG』の後番組として制作された東映オリジナルのテレビアニメ・ロボットアニメ作品でである。
主役の搭乗する巨大変形合体人形ロボット兵器、「ガイキング」よりも、海竜を思わせる外見の超巨大攻撃母艦「大空魔竜」(だいくうまりゅう)の活躍を重視して描かれた作品である。
1976年4月1日~1977年1月27日にかけてフジテレビ系列の毎週木曜19:00~19:30のゴールデンタイムに放送された。全44話。
概要
「マジンガーZ」や「ゲッターロボ」によってはじまったスーパーロボットブームの最中、90回の長編となったゲッターロボシリーズの後番組としてゴールデンタイムに放送されたアニメ作品で、対外的には、東映アニメーション初のオリジナルロボットアニメとされている作品だが、途中までダイナミックプロの協力があったり、出崎統、りんたろう、川尻善昭らと共に虫プロから独立してマッドハウスを設立した杉野昭夫が原作に名を連ねている。(ストーリー設定を中谷国夫が、キャラ設定を杉野昭夫が、メカ設定を小林壇が担当した持ち込み企画の為)
マジンガーZやゲッターロボに比べて、より防衛組織としての存在を確固として群像劇として描いたり、惑星消滅という窮地を脱する為の侵略といったハードな設定から、少し時間を重ねた事を考慮して対象年齢を小学校高学年に設定したと思われる点が見られる。
特に、「敵の中にも友人たりえる存在はいる」「集団と個人の正義は異なる」「裏切り者は断罪される」といった戦争を単なる勧善懲悪ものとして扱わない姿勢や、「エースをねらえ」や「キャッツアイ」「ブラックジャック」の杉野昭夫による魅力的なキャラ設定や、勝間田具治・白土武・谷口守泰・金田伊功ら当時最高の作画スタッフによる同時期放送のロボットアニメに比べても安定した作画、特に金田伊功らスタジオZが作画を担当した回のレベルの高さにおいては定評があり、特に金田伊功の手による最終回は必見である。
凶悪な外見の大空魔竜やガイキングがジャイアントカッターやミラクルドリルといった凶悪な兵器や、キラーバイトといった噛み付き攻撃等で活躍する様は、ストーリーの重さに対する開放感を与える演出となった。
母艦「大空魔竜」やサコン・ゲンの存在から「宇宙戦艦ヤマト」の影響が考えられるが、設定面については、当初「超能力者の集団」としてた部分を、「親しみを感じられるように」と無かったものにする等、ロボットアニメの一般化を考えていた点も見受けられる。
また本作最大の独自性として、「凶悪なメカデザイン」があげられる。
戦闘母艦「大空魔竜」はガイコツを模した頭部をもち、各所にトゲ状のパーツを装備している他、主役ロボのガイキングも、腹部は大空魔竜の頭部をそのまま使用する「巨大なガイコツに手足の生えたロボット」であり、インパクトは絶大であった。番組後期には「フェイスオープン」としてネタとしても語り継がれる武装強化が施され、当時から主流の追加パーツとの合体ではなく「頭部装甲をふっとばして武器満載の内部を露出させる」と言う型破りな強化方法(この状態のガイキングはお世辞にも正義のロボットといえる状態ではなくなっている)等、まさに黎明期の当時だからこそ出来た可能性のある設定に定評がある。
しかし、毎日ロボットアニメが放送され、同業他社が大量に入り込んできた時代に、大成功と言えるまでの実績を残すことはできず、途中打ち切りの憂き目にあっている。
※そして21世紀初頭、「ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU」として新作が放映された。
ストーリー
ブラックホールの接近により消滅の危機に陥ったゼーラ星。解決策を見出す為に建造された巨大コンピュータ・ダリウスは、ダリウス大帝を名乗ってゼーラ星を掌握し、暗黒ホラー軍団を組織して、地球へ移住するべく侵略を開始する。
侵略者の到来を予見していた大文字博士は、「大空魔竜」を建造して大空魔竜隊を組織し、暗黒ホラー軍団を迎え撃つ。その中には、暗黒ホラー軍団の攻撃により選手生命を絶たれた元・プロ野球投手のツワブキ・サンシローの姿があった。
サンシローが乗り込む「ガイキング」と「大空魔竜」の仲間達は、知恵と不屈の闘志で窮地を切り抜けていく中、ゼーラ星人側にも侵略意図をもたない者達の存在を知る。
ついにゼーラ星が崩壊し、ダリウス大帝自らが地球へと飛来するのだった。
超兵器・大空魔竜ガイキング
宇宙からの侵略者に対抗する為に建造された巨大母艦「大空魔竜」と、主役メカ「ガイキング」と3サポートメカで構成される「コンバットフォース」が、暗黒ホラー軍団の侵略に対抗する。
装甲材として使用されているゾルマニウムは、常時は液化している合金で、ジャイアントカッター等の凶悪な武器も液化しているのが基本な点を利用している。なお設定上は「合金」だが鉱脈も存在する。
大空魔竜 | 大空魔竜隊の恐竜型陸海空万能移動要塞。 全身をゾルマニウム装甲で覆っており、2本脚に長い尾の他、侵略宇宙人に対する威圧効果の為か、骸骨状の頭部に巨大な角を備える。 総司令官の大文字博士やメイン操縦士のピートの他、68人の隊員が乗り込んでおり、艦内には生活施設も存在する。 単艦でも戦える武装が豊富で、超巨大な刃「ジャイアントカッター」や、超巨大ドリル「ミラクルドリル」等、凶悪な外観をより凶悪にする超兵器に定評がある。 ガイキング発進時に頭部を射出して若干攻撃力・防御力が落ちた際も、身体を丸めて首と尾の先をあわせる「ボリューションプロテクト(渦巻き防御形態)」をとって鉄壁の防御力を発揮する。 元々は、シュタイン博士の「ダブルイーグル」とのコンペで合格して地球防衛の任を担う事になった。 |
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全長 | 400メートル | |
重量 | 38000トン | |
動力 | 原子力・磁力・光子力 | |
最速速度 | 宇宙:亜光速 | |
飛行:マッハ3 | ||
地上:200km/h | ||
水中:120ノット | ||
ガイキング | 大空魔竜隊から射出されたパート1(上半身)・パート2(下半身)と、大空魔竜の頭部であるパート3が合体して完成する戦闘用巨大ロボ。ゾルマニウム装甲による高い防御力を誇る。 大空魔竜の頭部が腹部を構成する特徴的なデザインをしており、威圧を目的とするにしても強烈な外観をしている。 敵にかみつく「キラーバイト」等、大空魔竜と並ぶ武器の豊富さに定評があった他、ムーンコンドルとの戦闘で大破した際に大幅な改造を施されて四肢が巨大化した他、「フェイスオープン」と呼ばれる頭部装甲をふっとばして内部を露出させる(超兵器ヘッドと言われる)機能が追加されて更に凶悪度が増しており、フェイスオープン状態はどうみても悪役メカにか見えない事に定評がある。 |
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全高 | 50メートル | |
重量 | 220トン | |
最高速度 | マッハ3 | |
翼竜スカイラー | 空中戦用の翼竜型戦闘機。ファン・リーが搭乗する。 武器は、機銃・スカイラーミサイル・スカイラービームのほか、口から火炎を吐き、サポートメカ中一番の攻撃力を持つ。 |
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全長 | 25メートル | |
魚竜ネッサー | 水中専用の魚竜型メカで、地上でも運用可能。 武器は、ネッサーファイアー、ネッサーミサイル、ネッサービーム等で、空中飛行も可能で、単機で敵を倒した事もある。 |
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全長 | 25メートル | |
剣竜バゾラー | 地上戦用の剣竜型戦車。強靭な装甲と火力でサポートする。 武器は、バゾラーミサイル、バゾラービーム、バゾラードリルや装甲を活かした体当たり等。無茶な改造をされる事も。 |
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全長 | 20メートル |
※大空魔竜とコンペを争った「ダブルイーグル」は、双頭と翼とを持った大空魔竜に似た怪獣型母艦で、攻撃力が高すぎて防衛兵器として危険視されて落選した後暗黒怪獣として登場し、大空魔竜のミラクルドリルに敗れた。
大空魔竜ガイキングの武装一覧
大空魔竜そしてガイキングは、多くの武装を備えている。中には悪役ロボ用と誤解されかねない凶悪なものもある。ガイキングの武装数については合体ロボの合体後の状態で使用可能な武装数でトップと言われている。
■ガイキングの武装 | |
ハイドロブレイザー | 腹部の鼻の部分から放つ火球。 |
ザウルガイザー | 腹部の両目から放つ2重螺旋型の破壊光線。 |
キラーバイト | 腹部の顔で相手を噛み砕く攻撃。 |
カウンタークロス | 膝の十字型プロテクターを投げつける攻撃。手に持って使用可能。 |
カウンターパンチ | 所謂ロケットパンチ。改造後は威力が3倍アップ。 |
パライザー | 角から放つ電撃で敵を麻痺させる。 |
デスパーサイト | 眼からの発射するビーム。 |
バックシュレッダー | 背中にノコギリの様な刃を出して飛行しながら敵を切り裂く。 |
ガイキングキック | 高空から蹴りこむ。 |
ミラクルドリル | 元々は大空魔竜用の装備で、ガイキングの腕に装着する巨大ドリル。 |
■フェイスオープン後のガイキングの追加武装 | |
ガイキングミサイル | 鼻部から1分間に300発速射するミサイル。サウザンドミサイルとも。 |
アブショックライト | 2000ルックスの光を放つ。 |
デスライト | 300メートルを越えると電撃になる分解光線。 |
デスファイヤー | 20万度の火炎を50メートルの距離まで放射する。 |
ガトリングガン | 1分間に600発の弾を発射する腕部に装備されている銃。 |
エレクトリックガン | 目から800万ボルトの超高圧電流を放つ。 |
ハンドミサイル | バウンドミサイルとも記述される腕に装備されたミサイル。 |
アイビーム | 目から放つビーム。 |
ダブルクロス | カウンタークロスを2本同時に使う。 |
■大空魔竜の武装 | |
ハイドロブレイザー | ガイキングのものと同じ。 |
ザウルガイザー | ガイキングのものと同じ。 |
キラーバイト | ガイキングのものと同じ。こちらの方が見た目の違和感が少ない。 |
ミラクルドリル | 脚に装着する1秒間に2000回転する巨大ドリル。 |
ジャイアントカッター | 大空魔竜の腹部から飛び出す長さ100メートルの巨大な刃。 |
ビッグホーン | 腹部の発射口の装着する巨大な突角。 |
ドラゴンカッター | マッハ4で飛び出す、長さ50メートルの三日月型カッター。 |
大空魔竜ミサイル | たまにレーザーの部分から発射する事があるミサイル。 |
シーアイス | 尾から発射する冷凍光線。 |
クローカッター | 大空魔竜の爪による攻撃。10メートル伸びる。 |
ノックアタッカー | 外装から発射する衝撃波。 |
ブーム魚雷 | 自動追尾魚雷。 |
フィッシャーウェーブ | 魚を操る音波。 |
後部機関砲 | 尾の先にあるガトリング砲。 |
レーザー | 大空魔竜前部にある兵器。冷凍光線も発射可能。 |
ガイザープロテクト | ボリューションプロテクト状態で回転しながら鰭から熱線を放つ |
ゼウスミサイル | ミラクルドリルと同じ外見の超巨大ミサイル。背中に背負う。 |
■ヴォーグアイ装着後の大空魔竜の追加装備 | |
サンダーアイ | 磁力を放射する。 |
ノバレーザー | ヴォーグアイの両目部分から発射するレーザー。 |
ミドルレーザー | ヴォーグアイの鼻先から発射するレーザー。 |
大型ミサイル | 発射後、4発のミサイルに分かれるミサイル。 |
速射ミサイル | 左右の鰭から1分間に400発打ち出すミサイル。 |
■大空魔竜とガイキングの合体技 | |
火車カッター | 渦巻き防御にガイキングが加わってデスファイアーを吐きつつ回転する。 |
ジャイアントカッター逆さ斬り | ジャイアントカッターを出している大空魔竜をガイキングが振り回す。 |
地球を守る大空魔竜隊員
宇宙からの侵略を予見した宇宙物理学の権威・大文字博士の提唱により結成された地球防衛組織。
御前崎に基地があり、暗黒ホラー軍団出現と共に凶悪な顔に定評のある大空魔竜で発進する。
ツワブキ・サンシロー |
本作の主人公でガイキングを操縦して戦う18歳。 プロ野球チーム「レッド・サン」投手として魔球をひっさげてデビューを飾った試合を暗黒ホラー軍団により妨害されたあげく、左手首を負傷させられて投手として再起不能の烙印をおされてしまい、大文字博士に誘われた事もあって大空魔竜隊に入隊し、高所恐怖症と戦いながらいじめ同然の訓練を耐えてガイキングのパイロットになった。 熱くなりやすい主人公体質の為、ピートは仲良く喧嘩することもしばしば。 投手出身ということで、ハイドロブレイザーのコントロールに定評がある。 |
大空魔竜隊のキャプテンと、大空魔竜の操縦を担当するアメリカ人青年で、元々はアメリカ海兵隊のトップガン出身という経歴の18歳。 地球を守る使命感については誰にも負けないが、両親の事故死を目の当たりにしている事等から、感情に溺れない厳しさと、冷静沈着な点から優れたリーダー資質をもっているが、サンシローの様な主人公体質とは水と油の為、仲良く喧嘩している。 また、モアイにかこつけてミドリを口説こうとする等ユーモアのセンスが無い。 ※NGワード:花形満(髪型と声優から) |
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大空魔竜の通信担当や発進管制を行っている女性隊員。 レギュー唯一の女性キャラだが、自分に迫る男性キャラの扱いが上手く、結局サンシローとの仲も進展しなかった。(ピートが本命だったらしい) 幼い頃の記憶をなくしてさまよっていたところを大文字博士に拾われて養女として育つが、実はピジョン星人で「グリーン」と言う名前をもつ。地球年齢17歳。 29話・32話ではビキニ姿を披露している。 ※当時デビューしたばかりの小山茉美の初レギュラーキャラ。 |
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サコン・ゲン |
大文字博士の助手として大空魔竜の開発・建造に協力したIQ340の超天才で、大空魔竜のシステム・技術担当と、大空魔竜隊の参謀を務める。 修理不能な環境でガイキングを修理したり、大空魔竜のメインコンピュータの代わりに自分の頭脳を連結させて処理したり、あらゆる兵装をあっという間に完成させる等のチートぶりに定評がある冷静沈着で嫌味の薄いクールな頭脳系キャラ。 作中に数々の全盛期伝説的活躍が登場する。 ・考古学者の父により10歳で地球を救う存在だと言われていた。 ・ゼーラ星産の未知の宇宙動物を手術・治療した。 ・ゾルマニウムが無い状況でもガイキングを修復したうえ強化した。 ・大空魔竜のメインコンピュータ代わりに自分を使う。 ・一週間で巨大ミサイル「ゼウスミサイル」をスペア含めて用意した。 |
ファン・リー |
大空魔竜隊コンバットフォースに所属する翼竜スカイラーのメインパイロット。 香港出身の元キックボクシング世界チャンピオンで、両親を殺され弟と生き別れになり、不良暮らしをしていたが、両親の仇「りゅうげん」を倒す為にキックボクサーとなり、武道家の海野太三郎から紹介されて大空魔竜隊の一員となった。 両親や師匠の海野太三郎を「りゅうげん」に殺されたり、弟分のチャン・メイや実の弟のサン・リーを暗黒ホラー軍団に殺される等、暗い部分を一手に引き受けているキャラだが、太平洋戦争時に戦死したパイロットのマフラーを遺体からうけとって即巻いて戦闘に参加する等、武人としての器量は高い大人な人物だが年齢18歳。 格闘家なのに戦闘機のパイロットをしている理由は不明。 |
ハヤミ・ブンタ |
大空魔竜隊コンバットフォース所属で魚竜ネッサーのパイロットを務める穏和な性格のムードメーカーな18歳。 元スキンダイバーで「水深100mまでなら素潜りでも大丈夫」と言うタフガイで、善人を絵に描いた様な人物だが、主役エピソードがほとんどないうえにヤマガタケと混同される事もある。 |
ヤマガタケ |
大空魔竜隊コンバットフォースに所属する剣竜バゾラーのパイロット。 単細胞で能天気な巨漢のギャグ担当で、元は幕下以下の相撲取りをしていた。 年齢なんと18歳。 フジヤマ・ミドリの事になるとムキになるが、いつも良いようにあしらわれている。 29話にて念願の土俵入りを果たし、自称横綱以上の「縦綱」をなのった。 CVは、「マジンガーZ」のゴーゴン大公や「美味しんぼ」の富井部長役の加藤治。 |
CV:つかせのりこ |
大空魔竜の基地がある御前崎灯台の灯台長の小学生の息子。 一応食料班に所属するマスコットキャラで、会議に出席したり、大空魔竜内部の撮影も許可されている。 他作品のお子様マスコットキャラに比べて足手まといなところもないが、バックボーンを含めた説明もあまりないうえに専用メカ登場前に放送終了してしまった。 |
大空魔竜隊を創設した宇宙物理学の権威な45歳。フルネームは大文字洋三。 宇宙からの侵略を予見して国連に働きかけ、地球防衛会議でのコンペでシュタイン博士のダブルイーグルを大空魔竜で降して地球防衛の責任者となる。 冷静沈着で人使いが上手く、若い戦士達の父親的存在で感情を露にする事は少ないが、フジヤマ・ミドリの過去を知って涙した事もある。 |
大空魔竜隊の構成員は以下の通り
総司令 | 大文字洋三 |
キャプテン | ピート・リチャードソン |
コンバットフォース | ツワブキ・サンシロー ファン、リー、ハヤミ・ブンタ、ヤマガタケ |
研究班 | サコン・ゲン 飯田康弘、左右田順平、竹中三郎、永井真一、星野昌彦 マイケル・クライトン、ハーディー・クリューガー |
戦闘班 | 村上政幸、宇津洋一、本郷義明、早田竜二、石垣誠 伊賀学、松葉史明、吾妻譲、鈴木正敏、速水健二、ムーア・コバック |
機関班 | 青山真宏、仲村計、小林智之、田代雅嗣、島田明 成田直人、森英樹、倉田哲、ブ・リーン、ハインリッヒ・アルベルト |
医療班 | 山田剣之助、平田美佐子、河井則子、沖津陽子 |
整備班 | 大和田宏、北原弘也、目黒信二、吉田治、三浦恒行、長谷川清俊 武士政幸、風間和行、橋本治、馬場吉昭、矢野直行、ラット・ヤンガー |
通信班 | フジヤマ・ミドリ 矢野博子、石井隆夫、鈴木洋平、高田博、山田雅利、平井卓郎、高橋千春、津島邦彦、五味高志 ジェフ・トレーシー、ジョン・マラコット |
食料班 | ハチロー 浜本虎三、羽場寿明、柳沢和幸 |
基地・地中班 | 司令部28名、研究室24名、戦闘員20名、機関部36名 |
基地・地上班 | 御前崎研究所員74名 |
総勢250名 |
侵略者・暗黒ホラー軍団
地球から離れる事6000光年にある白鳥座EH銀河星群系Σ星系の遊星「ゼーラ星」。
高度に発達した文明をもっていたが、ブラックホールの存在に脅かされ、地表に住むことができなくなったゼーラ星人が、危機回避の為に創り上げたのが全知全能のロボット「ダリウス大帝」だったのだが、ゼーラ星の危機を救う為と言う計算結果から「ダリウス大帝」はゼーラ星人を支配し、地球への移住の為の侵略計画を発動した。
あわせて全宇宙征服まで達成せんとする為に組織された軍団こそ「暗黒ホラー軍団」である。
その組織は、ダリウス大帝を筆頭に、巨人型ロボットの「暗黒四天王」、尖兵となるデスクロス騎士、戦闘員の暗黒鳥人からなり、侵略兵器「暗黒怪獣」を駆使して地球を自分達のものにしようとした。
ダリウス大帝 |
デスクロス四天王及び暗黒ホラー軍団を創り上げたゼーラ星の支配者。全高50メートル。 |
デスクロス四天王の一人にして東の王。 |
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デスクロス四天王の一人にして西の王。 |
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デスクロス四天王の一人にして南の王。 |
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デスクロス四天王の一人にして北の王。 |
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デスクロス騎士団 | |
暗黒鳥人 |
70年代当時のロボットアニメの定番とも言えるギャグ要素を含む中間管理職である「暗黒四天王」だが、同じ目的の為に作り出されたということや、ダリウス大帝という絶対服従対象があった為か結束は固く蹴落とそうとする組織内でのいざこざもなかった上、「デスクロス・フォーメーション」の掛け声と共に、乗艦グロテクター4隻の艦首部分をあわせて十字隊形に組んで小型ブラックホールを生み出す「デスクロス」攻撃や、逆の隊形を組んで小型ホワイトホールを生み出す「逆デスクロス」攻撃を行うなど結束の固さに定評のある四天王である。
地球侵略の際は、「暗黒怪獣」と呼ばれる巨大ロボットを使用し、大空魔竜やガイキングと死闘を繰り広げた。
ブラックモンスター | 第1話に登場した名称不明の暗黒怪獣のスパロボでの暫定名称。 |
デビルジャガー | 女性のデスクロス騎士・エリカが駆る豹型ロボット。 |
カブトンガー | ムーンコンドルの相方。 |
ムーンコンドル | 月面でガイキングと戦い大破させ、凶悪面を登場させるきっかけをつくる。 |
声の出演
大空魔竜隊 | ゲスト | |
暗黒ホラー軍団 | ||
スタッフ
原作 | 中谷国夫、杉野昭夫、小林檀 |
企画 | 別所孝治、春日東、田宮武 |
シリーズ構成 | 丸山正雄 |
脚本 | 高久進、上原正三、山崎晴哉、吉川惣司、山本優、新井光 |
演出 | 勝間田具治、生頼昭憲、小湊洋市、井内秀治、落合正宗 白土武、高屋敷英夫、山吉康夫、岡崎邦彦、芹川有吾、明比政行 |
作画監督 | 白土武、谷口守泰、福田皖、内山正幸、野田卓雄、落合正宗 杉野昭夫、加藤政志、青鉢芳信、木下勇喜、金田伊功 |
音楽 | 菊池俊輔 |
協力 | ダイナミック企画(22話まで) |
制作 | フジテレビ、東映、旭通信社 |
主題歌
オープニング | 歌 | ささきいさお、コロムビアゆりかご会 | |
大空魔竜ガイキング |
作詞 | 保富康午 | |
作曲 | 菊池俊輔 | ||
編曲 | 菊池俊輔 | ||
エンディング | 歌 | ささきいさお | |
作詞 | 保富康午 | ||
作曲 | 菊池俊輔 | ||
編曲 | 菊池俊輔 |
放映リスト
大空魔竜、それは巨大な戦う移動ロボットである。 ガイキング、それは大空魔竜から発射されるスーパー合体ロボットである。 地球侵略を開始した宇宙人を迎え撃つ、7人の超能力者達。 次回、新番組「大空魔竜ガイキング」にご期待ください! |
話数 | 初回放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 作画監督 | 次回予告担当 |
第1話 | 1976.4.1 | 謎のブラックホール | 高久進 | 勝間田具治 | 白土武 | 山田俊司 |
第2話 | 1976.4.8 | みたか必殺魔球 | 上原正三 | 生頼昭憲 | 谷口守泰 | 山田俊司/神谷明 |
第3話 | 1976.4.15 | ダリウス大帝の謎 | 山崎晴哉 | 小湊洋市 | 福田皖 | 神谷明 |
第4話 | 1976.4.22 | 光る目のハニワ | 上原正三 | 白土武 | 内山正幸 | 徳丸完 |
第5話 | 1976.4.29 | 男一匹ヤマガタケ | 吉川惣司 | 生頼昭憲 | 野田卓雄 | 加藤修 |
第6話 | 1976.5.6 | よみがえったムー帝国 | 上原正三 | 井内秀治 | 白土武 | 緒方賢一 |
第7話 | 1976.5.13 | 恐怖の逆デスクロス | 上原正三 | 落合正宗 | 落合正宗 | 井上真樹夫 |
第8話 | 1976.5.20 | 発狂した大空魔竜 | 高久進/山本優 | 勝間田具治 | 谷口守泰 | 山田俊司 |
第9話 | 1976.5.27 | ナスカ地上絵の謎 | 高久進 | 白土武 | 内山正幸 | 加藤修 |
第10話 | 1976.6.3 | スカイラー死へのジャンプ | 山崎晴哉 | 生頼昭憲 | 野田卓雄 | 徳丸完 |
第11話 | 1976.6.10 | 泣くなハチロー | 山崎晴哉 | 高屋敷英夫 | 杉野昭夫 | つかせのりこ |
第12話 | 1976.6.17 | 応答せよ!ミドリ | 吉川惣司 | 小湊洋市 | 落合正宗 | 小山まみ |
第13話 | 1976.6.24 | 砂漠に吠える赤サソリ | 上原正三 | 白土武 | 白土武 | 山田俊司 |
第14話 | 1976.7.1 | 大空魔竜の逆襲 | 上原正三 | 白土武 | 白土武 | 神谷明 |
第15話 | 1976.7.8 | これぞミラクルドリル!! | 吉川惣司 | 山吉康夫 | 谷口守泰 | 神谷明 |
第16話 | 1976.7.15 | ミドリ 永遠の別れ | 山崎晴哉 | 勝間田具治 | 白土武 | 小山まみ |
第17話 | 1976.7.22 | 吠えろネッサー大海中戦 | 高久進/新井光 | 生頼昭憲 | 野田卓雄 | 緒方賢一 |
第18話 | 1976.7.29 | 宇宙船ノアの方舟 | 高久進/新井光 | 高屋敷英夫 | 杉野昭夫 | 神谷明 |
第19話 | 1976.8.5 | 弟よ・明日に歌え! | 山崎晴哉 | 山吉康夫 | 谷口守泰 | 井上真樹夫 |
第20話 | 1976.8.12 | 地獄戦士の復しゅう | 吉川惣司 | 岡崎邦彦 | 白土武 | 加藤修 |
第21話 | 1976.8.19 | 涙のデビルジャガー | 山崎晴哉 | 生頼昭憲 | 野田卓雄 | 神谷明 |
第22話 | 1976.8.26 | 地底王国の謎 | 上原正三 | 山吉康夫 | 白土武 | 神谷明 |
第23話 | 1976.9.2 | 地獄の月世界 | 上原正三 | 井内秀治 | 落合正宗 | 神谷明 |
第24話 | 1976.9.9 | 巨石島の守り神 | 上原正三 | 生頼昭憲 | 谷口守泰 | 井上真樹夫 |
第25話 | 1976.9.16 | 地のはての死闘 | 山崎晴哉 | 井内秀治 | 白土武 | 神谷明 |
第26話 | 1976.9.23 | 宇宙をかける天馬 | 吉川惣司 | 勝間田具治 | 野田卓雄 | 小山まみ |
第27話 | 1976.9.30 | 南十字星に誓う | 山崎晴哉 | 芹川有吾 | 落合正宗 | 徳丸完 |
第28話 | 1976.10.7 | 宇宙にとどけゼウスミサイル | 吉川惣司 | 山吉康夫 | 谷口守泰 | 山田俊司 |
第29話 | 1976.10.14 | 晴れ姿 ヤマガタケ土俵入り | 山崎晴哉 | 岡崎邦彦 | 加藤政志 | 加藤修 |
第30話 | 1976.10.21 | 密林の大恐竜 | 上原正三 | 井内秀治 | 白土武 | 神谷明 |
第31話 | 1976.10.28 | 復しゅうのダブルイーグル | 山崎晴哉 | 生頼昭憲 | 野田卓雄 | 神谷明 |
第32話 | 1976.11.4 | 宇宙から来た幽霊船 | 吉川惣司 | 芹川有吾 | 白土武 | つかせのりこ |
第33話 | 1976.11.11 | 大魔人ヒミラー出現 | 上原正三 | 山吉康夫 | 落合正宗 | 小山まみ |
第34話 | 1976.11.18 | 猛烈火車カッター | 山崎晴哉 | 生頼昭憲 | 金田伊功 | 井上真樹夫 |
第35話 | 1976.11.25 | さらば栄光のマウンド | 山崎晴哉 | 勝間田具治 | 白土武 | 神谷明 |
第36話 | 1976.12.2 | 燃えよ!ゴールデンレオ | 山崎晴哉 | 井内秀治 | 白土武 | 神谷明 |
第37話 | 1976.12.9 | 占領された大空魔竜 | 上原正三 | 芹川有吾 | 青鉢芳信 | 神谷明 |
第38話 | 1976.12.16 | 嵐を呼ぶ神の手 | 上原正三 | 明比政行 | 谷口守泰 | 徳丸完 |
第39話 | 1976.12.23 | 緊急発進!エベレストに向え | 吉川惣司 | 明比政行 | 白土武 | 神谷明 |
第40話 | 1976.12.30 | バラの宇宙船 | 吉川惣司 | 芹川有吾 | 青鉢芳信 | 神谷明 |
第41話 | 1977.1.6 | ジャイアントカッター逆さ斬り | 山崎晴哉 | 生頼昭憲 | 野田卓雄 | つかせのりこ |
第42話 | 1977.1.13 | ネス湖の大恐竜 | 上原正三 | 山吉康夫 | 木下勇喜 | 神谷明 |
第43話 | 1977.1.20 | まぼろしの火星城 | 上原正三 | 生頼昭憲 | 白土武 | 神谷明 |
第44話 | 1977.1.27 | 壮烈!地球大決戦 | 上原正三 | 生頼昭憲 | 金田伊功 | 神谷明 |
関連動画
関連項目
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