大藪春彦賞単語

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大藪春彦賞とは、大藪を記念した文学賞。後援は徳間書店

最新の受賞作は、太田愛『未明の砦』松下一『俠』(第26回)。

第26回(2024年)候補作

概要

1998年創設。対は「作家大藪の業績を記念し、優れた物語世界の精を継承する新進気鋭の作家および作品に贈られる。」とのことで、要するに新進作家による、冒険小説ハードボイルドおよびその周辺ジャンルに該当する作品が対犯罪小説警察小説ノワールサスペンスなども含まれるほか、冒険・ハードボイルド要素のある時代小説歴史小説補になる。
まとめると具体的な対は「若手作家による、サスペンス性の高い、ハードあるいはダークエンターテインメント」といったところか。

範囲の重なる日本推理作家協会賞吉川英治文学新人賞、今はもうないが日本冒険小説大賞などとダブル受賞になることも結構ある。対ジャンルジャンルだけに男臭そうな賞だが、五條近藤史恵、沼田まほかる、柚裕子、須賀しのぶ、河子、辻堂ゆめなど女性作家の受賞もときどきある。

500万円となぜか妙に高額(普通100万円)なのが特徴だったが、第20回からは300万円に減額された。このご時世だし仕方ないね。なお2作受賞の場合は賞半額ずつである。

現在(第26回時点)の選考委員は大沢在昌黒川博行、東山良の3名。

若手作家を対にした賞はだいたいそうだが「直木賞受賞者は対外」という内規があり、第22回では補になっていた川越宗一『熱』が選考会直前に直木賞を受賞したため、補作から外された。

2017年からは20回を記念して、同じジャンルの作品を募する短編新人賞「大藪新人賞」が創設された。対冒険小説ハードボイルドなのに短編賞なのは、大藪デビュー作『野獣死すべし』が短編だからだろう。こちらの第1回受賞者の赤松が第22回大藪春彦賞を受賞している。

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大藪春彦賞

1 ななしのよっしん
2022/08/12(金) 13:17:17 ID: 4E5Grw1mz9
大藪の項はないんだな
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