大蛇丸とは、
- 江戸時代後期に発表された娯楽小説『児雷也豪傑譚』に登場する人物。この小説の主人公「児雷也」の敵役。児雷也が蝦蟇の妖術を使うのに対して、大蛇丸は蛇の妖術を使う。同じくこの小説の登場人物「綱手」がナメクジの妖術を使うことも合わせて、三すくみの関係となっている。
- ゲーム『天外魔境』シリーズに登場する人物。1.を元にしている。CV - 塩沢兼人(Xbox360『天外魔境ZIRIA~遥かなるジパング~』では子安武人)
- ゲーム『スペクトラルフォース』シリーズに登場する人物。CV - 磯部弘(『カオスウォーズ』では岡野浩介)
- 漫画『NARUTO』に登場する人物。1.を元にしている。CV - くじら
- 漫画『邪神ちゃんドロップキック』の登場人物・邪神ちゃんの蔑別称。ただしこれは橘芽依からのみ呼ばれている。
本記事では上記4.について扱う。
概要
自来也・綱手と共に「伝説の三忍」と呼ばれる忍。元・木の葉隠れの里の忍でその後抜け忍し、音隠れの里を創設した。
オネエ言葉で喋るが、れっきとした男性である。何故オネエ言葉なのかは謎。
幼少期は自来也・綱手とともに三代目火影の猿飛ヒルゼンに師事していた。子供の頃より忍者として優秀で、将来を嘱望されていた。かつては暗部の根に所属し、志村ダンゾウからは火影に推薦されたこともあったが、邪心を見破られてたのか、火影にはなれなかった。その後、人体実験をしていたことが発覚、木の葉の里を抜ける。
抜け忍となった後は暁に所属するが、転生用肉体としてうちはイタチに襲いかかった所、逆に返り討ちに会い暁を脱退。その後はアジトを各地に設け、活動していた。
性格は悪役らしく残忍で、用済みの部下を平気で見捨てる冷酷な性格だが、その一方で(将来への投資という側面があったとはいえ)サスケの修行に付き合ってやったり、右腕のカブトに対しては相当に信頼を寄せている。
「忍者とは忍術を扱う者」という考えを持ち、そのため、人生の目標としてこの世全ての術を知ることとしており、それには非常に長い時間がかかる事から不老不死の研究に没頭。後に自分の精神を他者の肉体に入れ替える「不屍転生」を開発し、事実上不老不死の存在となった。
部下は、薬師カブト、音の五人衆(君麻呂、左近・右近、多由也、次郎坊、鬼童丸)、香燐など多数。弟子にはみたらしアンコ、うちはサスケがいる。
戦闘では、関節を外し伸縮自在の蛇のようになった自分の肉体を生かした攻撃や大蛇の口寄せを主に使う。また、口からゲロゲロと「草薙の剣」を出して使用する。不死身の肉体を生かした防御性能が高く、通常の攻撃ではほとんどダメージを受けないか脱皮してノーダメージで復帰する。自来也が重傷を負った暴走状態のナルトの攻撃でも目立ったダメージは受けていない。封印術を使う以外に倒す方法はないが、たとえ封印したとしても呪印持ちの人間がいれば、外部の干渉があればその呪印から復活することができる。
第一部における黒幕的立ち位置。木の葉崩しでは四代目風影(我愛羅の父親、羅砂)を殺害し入れ替わっており、砂隠れと木の葉隠れの戦争を手引きした。中忍試験予選でうちはサスケの前に現れ呪印をつけて去って行った。その後木の葉崩しが始まると三代目火影と一対一の状況に持ち込む。禁術・穢土転生を用いて初代火影・二代目火影を甦らせ使役して三代目を追い込むが、三代目の屍鬼封尽で初代・二代目を封印されてしまう。そして大蛇丸自身は両腕を封印されてしまい、これ以降の術の使用に大きな制限がかかる事になる。
一部最終章でサスケを自分の転生体にするために音隠れに勧誘する。力を求めるサスケはこれに了承し音隠れに向かうがサスケが到着する前に大蛇丸の現在の肉体が限界を迎えてしまい、別の肉体で不屍転生を行う。結局サスケの入手には成功するが転生の必要期間のため数年の時間を要することになった。
第二部では、中盤拒絶反応に臥しているところを決別を迫るサスケに殺されかけ、口から自分の肉体を曝け出すが、死闘の末、サスケを異空間へ引きずり込む。そのままサスケの肉体に転生しようとするが失敗し、サスケに魂を制圧されて肉体は死亡。その亡骸の一部はカブトの身体に移植された。
だが魂自体は呪印の中に封印されており、サスケの回復能力の向上や変わり身の力として使われた。うちはサスケとうちはイタチの決戦の際、サスケの抑えるチャクラがなくなったことで復活。八俣の術で巨大な8頭の蛇となってイタチと戦うが、須佐能乎の十拳剣で封印された。
その後、戦争編でアンコの呪印とカブトの肉体から復活。これまでの経緯をカブトの中から見ており、サスケの真実を知りたいという言葉に従いともに行動する。屍鬼封尽の術を解除し、歴代火影を甦らせサスケと問答をさせる。この際白ゼツの肉体を奪っており、肉体のほとんどが柱間細胞で構成されている。そしてサスケの決断を見届けるために共に戦場に向かい、三代目と共にオビトと戦う。
ちなみに、戦争編ではサスケの決断を見守る態度などから、ネットユーザーから「保護者丸」というあだ名で呼ばれる。
第四次忍界大戦後は、ヤマトの監視を受けつつも、拘束などはされずアジトで研究生活を送っている。
また、「息子」であるミツキを木ノ葉隠れの里に送り込んでいる。
関連項目
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