大阪ガメッツとは、水島新司著の漫画『ストッパー』や『野球狂の詩』等に登場する架空のプロ野球チームである。
概要
初登場は『ストッパー』だが、『野球狂の詩』には大阪アパッチというチームが登場しており、これをガメッツの前身球団と考えているファンも多い。なお、大阪ガメッツの名前だけなら『ストッパー』以前に『ドカベン』で登場している。
『ストッパー』では、『野球狂の詩』に登場した架空のプロ野球チーム「東京メッツ」のライバル球団としてセントラルリーグ所属のプロ野球チームとして登場(同作品では主人公の三原心平と岩田鉄五郎がライバル関係にある)。
後半では、経営難により心平の実家である三原グループに30億円で売却。心平をオーナー兼選手とした大阪ドリームスとして生まれ変わる(球団社長は心平の姉)。
『野球狂の詩』直接の続編である『野球狂の詩・平成編』『新・野球狂の詩』でもメッツのライバル球団として登場するが、『ストッパー』自体がなかったことになったのか、チームはガメッツのままである。
選手の縁故採用が多いなど、経営に苦しんでいる点は同作でも同じだが、『ストッパー』と違い、最後までチームを売却することはなかった。
『平成編』では、あまりのチームの弱さに監督が休養・コーチが代行を務める事態に陥っていたが、最終的にはかつてのメッツのエースだった火浦健が監督に就任している(投手兼任で復帰)。
ガメッツファンも苦しい台所事情は分かっているとは思うが、さすがに連敗には厳しく、10連敗もした際には火浦監督に生卵をぶつけるだけでなく球場の窓ガラスも滅茶苦茶にするなど、かなり手荒いところもある。
ちなみに、『平成編』には『ドカベン』に登場した南海権左と名前・容姿が同じキャラクターが所属選手として登場しているが、『新』の水原勇気(『平成編』でメッツの選手兼コーチとして復帰)の話によるとどうやら同一人物のようである。
主な所属選手
ストッパー
- 三原心平…ガメッツにはドラフト外で入団。
- 我王銀次…大阪ドリームス所属。名前と容姿は実在の俳優をモデルにしている。対メッツ無敗の投手。
- 峠雪太郎…大阪ドリームス所属の覆面投手。のちに大きな傷がある素顔を晒す。ノーヒットノーランも経験。
- 芦川真…大阪ドリームス所属でチーム一の俊足をほこる女性選手。スリーサイズはB85-W56-H83cm。
野球狂の詩・平成編
- 火浦健…監督兼任。監督に就任する20年ぐらい前に選手を引退していた模様。
- 岩田武司…岩田鉄五郎の孫で二刀流の選手。『新』で羅生門とのトレードでメッツへ。
- 南海権左…吉良高校出身。対戦高校が事故・事件により出場辞退・停止したというエピソードがある。
新・野球狂の詩
- 羅生門…当初は東京メッツ(札幌華生堂メッツ)の選手だったが、『新』で岩田武司とのトレードでガメッツへ。
- 仙台又三郎…『野球狂の詩』に登場した武藤兵吉の実子。打倒ドリームボール(と水原)に執念を燃やす。
- 小鳩花子…元は火浦監督の追っかけだったソフトボール選手。
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関連項目
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