-大食い三原則-
一. 大食いは健康であれ!
二. 早食いは厳禁!
大食いとは、並の人以上に沢山食べまくることである。或いは、そのような人物を指す。
概要
とにかく食べまくる行為。
競技や催し事などで見かける事が多いと思われるが、咀嚼をろくにしないまま食べ物を胃へ流し込むのは胃に負担が掛かり、消化器官に悪い影響をもたらす原因となるので健康上よろしくない行為とされる。
とはいっても、よく食べる事はよく働く事と同様に良い状態とされているので、健康を示すバロメーターとしても知られているだろう。
しかし、ここでいう大食いとは常識を逸脱したような食べ物の過剰摂取の事を指しており、健康上の問題以外にも行儀を弁えない下品な食事風景(と映る状態)、飲食店の場合は残飯の大量発生、「食べ物を粗末に扱っている」「食べ物で遊ぶな」という指摘・クレームなど、大食い及びそれらを取り扱った催し事に対する批判は根強く存在している。
日本国内では「大食い」という言葉が比較的浸透しているが、海外諸国においては「フードファイト」という呼び方をされることが多い。実際、後者の言葉が題名になったTVドラマが日本で放送された。
特に幸せそうに食べる姿を表した作品・動画には
「いっぱい食べる君が好き」といった称賛のタグも多く見られる。
基準
常人の満足する量(1人分)で飽き足らない、1kg以上食べるなど様々な目安があるものの
自覚なく「よく食べるなお前」「食べすぎだろ」と第三者的に判断される場合もある。
時間当たりの食べる速度を重視したものは大食いではなく、早食いと呼ばれる場合も。
もちろん体質や年齢・体調にもよるため、無理して安易に真似するのは危険である。
たとえ食べ放題形式でも、無理をせず自分に合った量を美味しく食べてください。
主な大食い競技、催し事
日本で代表的な大食いと言えば、テレビ東京系列で現在も放送される大食い選手権。90年代初頭に放送された番組「TVチャンピオン」から生み出された人気企画であり、大食いタレントの代表格であるギャル曽根、後述の大会を中心に海外で活動する小林尊などを輩出した。
他の有名どころでは、盛岡と花巻で開催されるわんこそば大会がある。元々の歴史は花巻のほうが古く、1957年から50年以上も続く伝統ある大会。それから遅れること29年、盛岡でも開催されることになった。
一方の海外では。米国の独立記念日に行われるネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権が世界的に有名。こちらは1916年に原型ともいえる大会が行われており、2017年で発祥100周年を迎える。
その他にも各大会が欧米諸国を中心開催されており、選手育成を中心とした団体も存在するほど。
創作作品における、大食いキャラの特徴
- 主人公キャラに比較的多い属性。主人公が少年ではない場合は、仲間キャラや女性キャラが該当する場合も。
- 食べ物の味や食事における行儀・作法は二の次で、とにかく食べまくる。
- 空になった皿や丼、容器は卓上に積み上げられていく。
- 基本的に咀嚼は殆どせず丸呑み。そして食事風景は専ら、食卓上のビフォーアフターのみで描かれる傾向にある。無くなればおかわりという半ば無限ループのような風景も。
- 食べまくるにも関わらず、肥満体の人物はあまり見かけない。寧ろ「痩せの大食い」な体型の人物が多い。女性キャラの場合はお子様体型の場合もある。
- というより、肥満体型のフードファイターは大抵やられ役にしかならない。
- 自分の胃袋はおろか、自分の体の体積を明らかに超える量の食べ物すら食べきる。
(四次元腹、ブラックホール胃袋とも呼ばれる) - 甘い物(または、それらの特売セール等)を見た女性や、蕎麦を見た中松警部(美味しんぼ)のように、自分の大好物が出てきた時だけ大食いキャラになってしまう場合も数多い。
- 大食いキャラが飲食店に入るだけで、その店の店員や店長が恐れおののく。そのため、「X分以内に全部食べたら賞金贈呈」といった所謂大食いチャレンジを宣伝する貼り紙に『ただし○○氏の挑戦はお断りします』と、該当人物のチャレンジを拒否する注意書きがわざわざ名指しで書かれている・出禁にされるケースもザラにあったりする。
- カビが生えた食べ物も平気で食べられる者もいる。そのため、ポリバケツ代わりに食べ残しの処理を一手に引き受けていたり、怪しい雰囲気を放つ料理の毒見役をさせられる事もある。ただし後者の場合、彼(彼女)にとっては平気でも普通の人が食べて無事な保障は無い。
「大丈夫だろ?こいつが食べて平気なんだかr・・・ うッ!?」 - 誰かと一緒に食事している時も、好物を見つけたり(好物は最後に取っておく、等の事情から)箸がつけられていない皿を見つけると「それ、食べないならちょうだい?」と相手の返事を聞くより先に料理皿を略奪する。
- 大食いの人物がいる家庭は、ほぼ決まってエンゲル係数が高すぎるので家計が食費で圧迫されている。火の車とも。
- 料理や食べ物の事になるとやたらと鼻が利き、遠くからでも匂いを嗅ぎつけてくる。大事な物を隠していても、匂いて探知して見つけ出してしまう。
- 食った以上出さなければならないはずだろうが、それについて言及されている事はまず無い。
- 好物に目が無い点を利用され、食べ物で釣られ敵や悪人の策略に嵌る事も・・・
- 食べ終わった後にまた腹が減る(腹が鳴る)。
- 食後に太った姿が描かれる事もあるが、数ページも経つ前に元に戻っている場合も多い。
- 激しい運動もしないのに、食べたカロリーをどこで消費しているのか不思議なキャラクターも多い。
- ごく稀に燃費の悪い特異な能力や、内部の別人格の為に食事を多く摂取している場合もある。(伏線)
関連動画
関連項目
- 食事
- 料理
- 食べ物 / グルメ
- 食いしん坊 ※大食いのキャラクターはこちら。
- 肥満 / 空腹
- 食べ放題 / ドリンクバー
- 暴食(七つの大罪)
- いっぱい食べる君が好き
- 萌え要素・属性の一覧
- おかわりいただけるだろうか
- 鯨飲馬食
- 脂肪フラグ
- ドカ食い気絶部
- ダーウィン賞
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