『天の光はすべて星』とは、フレドリック・ブラウンの長編SF小説である。別訳題に『星に憑かれた男』。
概要
時は1997年、宇宙開発への情熱が失われた時代。57歳のロケット技術者で元宇宙飛行士のマックス・アンドルーズは、無為な日々を過ごしていた。そんな中、新たに立ち上がった木星の有人探査計画を聞き、アンドルーズはもう一度宇宙へ向かおうと挑む……。
宇宙を目指す人の夢の果てを描く、宇宙開発SFの古典的名作のひとつ。
原題は"The Lights in the Sky Are Stars"。発表は1953年。短編(ショート・ショート)を主な活動の場としていたフレドリック・ブラウンの、数少ない長編小説のひとつである。
日本では1964年に早川書房から出版、1982年にハヤカワ文庫SFにて文庫化。長らく絶版の状態が続いていたが、本書のタイトルがアニメ『天元突破グレンラガン』第27話のサブタイトルとなったことが契機となって古本価格が高騰、それが決め手となって2008年9月に復刊を果たした。経緯は新装版の巻末に収録された、脚本家・中島かずきのエッセイに詳しい。2024年現在も新装版が入手可能。
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関連商品
- 天の光はすべて星 (ハヤカワ文庫SF. 2008年新装版, ISBN:9784150116798) | ハヤカワ・オンライン
- 天元突破グレンラガン シーズン1エピソード27 - 天の光はすべて星 | Amazon Prime Video
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