天下一音ゲ祭とは、音楽ゲーム界の歴史が動いた一大イベントである。
概要
それは2014年8月18日に突如発表された。全日本アミューズメント施設営業社協力連合(AOU)主導のもと「天下一音ゲ祭 全国一斉認定大会」が開催されることが明らかになった。全国のゲームセンターで多機種による大規模な音楽ゲーム大会が行われることとなったのである。
そして翌年2015年7月17日に機種を変えて再び開催されることが発表。以後、毎年のJAEPOにて定着を目指す。
参加機種
第1回
- jubeat saucer fulfill(KONAMI)
- maimai ORANGE(SEGA)
- GROOVE COASTER EX(タイトー)
- 太鼓の達人 キミドリVer.(バンダイナムコゲームス)
第2回
- SOUND VOLTEX III GRAVITY WARS(KONAMI)
- maimai PINK(SEGA)
- GROOVE COASTER 2 HEAVENLY FESTIVAL(タイトー)
- 太鼓の達人 ホワイトVer.(バンダイナムコゲームス)
- チャレンジ枠:シンクロニカ(バンダイナムコゲームス)
第3回
- SOUND VOLTEX III GRAVITY WARS (KONAMI)
- maimai PiNK PLUS(予定) (SEGA)
- GROOVE COASTER 3 LINK FEVER (タイトー)
- 太鼓の達人 レッドVer. (バンダイナムコゲームス)
大会の詳細
第1回
開催期間
- 店舗予選大会:2014年11月23日(ゲームの日)
参加者の受付は10月29日から開始。ホームページ上でオンライン登録。
参加者1人につき1機種1店舗のみ登録可能。
各ブロックに所属している店舗で予選を行い、勝ち上がったものがブロック決勝大会に出場。
移植曲の内、前日の抽選で決められた1曲でスコアを競う。
細かなルールは公式サイトップで確認できる。
- ブロック決勝大会:2014年12月21日
日本全国を10ブロックに分け機種別で開催される。
各機種のTOP10プレーヤー(計40人)を認定する。
11月26日に新たに配信される新規オリジナルの4曲で大会を行う模様。
開催される店舗は現在公式サイトトップで確認できる。
- 全日本音ゲー頂上決戦:2015年2月14日(JAEPOショー)
ブロック決勝大会を勝ち上がったものが出場。
主催者がAOUから別の団体へ変更。
楽曲先行配信日
第2回
大まかな概要は前年度と同様。各社の収録スケジュールの都合上相互移植が無く、予選課題曲が各機種ごとの書き下ろし新曲という部分が異なる。
その他詳細は第2回大会公式サイトを参照。
開催期間
楽曲先行配信日
この他、SDVXとシンクロニカでは第1回大会の店舗予選課題曲4曲が配信される。(AOU非加盟店舗、海外の筐体でもプレー可能)
大会用楽曲
第1回
店舗予選大会用楽曲(移植曲)
2014年10月29日に登録してある店舗に配信。
先行配信されなかった店舗は2015年2月16日(jubeatは2月15日)に配信。
タイトル | アーティスト | 初出 | 公式楽曲紹介 (外部リンク) |
FLOWER | DJ YOSHITAKA | jubeat knit APPEND | ★![]() |
Garakuta Doll Play | t+pazolite | maimai GreeN | ★![]() |
Got more raves? | E.G.G. | GROOVE COASTER(アーケード) | ★![]() |
きたさいたま2000 | LindaAI-CUE | 太鼓の達人 ぽ~たぶる2 | ★![]() |
ブロック決勝用課題曲(オリジナル曲)
2014年11月26日に配信。
先行配信されなかった店舗は2015年2月16日(jubeatは2月15日)に配信。
各社のコンポーザーがそれぞれの「四大元素」をイメージして作成した。
タイトル | アーティスト | 代表機種 | 四大 元素 |
公式楽曲紹介 (外部リンク) |
Scars of FAUNA | 猫叉Master | jubeat | 土 | ★![]() |
VERTeX | Hiro | maimai | 水 | ★![]() |
FUJIN Rumble | COSIO(ZUNTATA) | GROOVE COASTER | 風 | ★![]() |
Ignis Danse | Yuji Masubuchi | 太鼓の達人 | 火 | ★![]() |
第2回
店舗予選大会課題曲(オリジナル曲)
2015年10月15日配信。各機種ごとの書き下ろしオリジナル曲が配信される。
このうちグルコス、maimaiにも関わっているxiが2曲を担当。
タイトル | アーティスト | 対象機種 | 公式楽曲紹介 (外部リンク) |
マサカリブレイド | REDALiCE | SOUND VOLTEX | ★![]() |
Aiolos | xi | maimai | |
Solar Storm | xi | GROOVE COASTER | |
朱の旋律 | AILE | 太鼓の達人 | |
夜明けまであと3秒 | Taku Inoue | シンクロニカ |
ブロック決勝用課題曲(オリジナル曲)
2015年11月26日配信。こちらはSDVX、maimai、グルコスがオリジナル新曲。
太鼓はシンクロニカの予選課題曲『夜明けまであと3秒』、シンクロニカは太鼓の課題曲『朱の旋律』が入れ替わる形で使用される。
タイトル | アーティスト | 対象機種 | 公式楽曲紹介 (外部リンク) |
月光乱舞 | P*light | SOUND VOLTEX | |
Axeria | AcuticNotes | maimai | |
Black MInD | COSIO(ZUNTATA) | GROOVE COASTER | |
夜明けまであと3秒 | Taku Inoue | 太鼓の達人 | |
朱の旋律 | AILE | シンクロニカ |
なぜ「歴史が動いた」と言われているのか
1997年にbeatmaniaを生み出し「音楽ゲーム」というジャンルをひろめたKONAMI。その後似たようなゲームが出てきたがKONAMIはその一切を許さず、自社が保有している特許に絡めて多くのゲーム会社を無差別に訴えていった。
その結果周りから大きな顰蹙を買い、アーケードゲームにおいてはさながらKONAMI vs その他の会社といった図式ができていた。クラブセガにKONAMIの音楽ゲームが全く置かれていないのもこのためである。一方バンダイナムコゲームス・セガ・タイトーの3社は独自にGMT2014コラボを行うなど、積極的に協力しあっていた。
このように15年以上ものあいだ他社との溝を埋めずにいたKONAMIが、AOUという第三者機関の主導のもととは言え他社とコラボをしたことは大きな話題を呼んだ。ゲームセンターの数が右肩下がりの今、会社の枠をこえて業界を盛り上げていこうとするこのコラボに多くの音ゲープレイヤーが期待している。
ちなみに対立していたのはあくまで会社同士の話であり、公式Twitterで弐寺の曲に言及する太鼓スタッフがいたり2000ツイート目に太鼓の曲名をツイートするBEMANIコンポーザー
がいたりするなどスタッフ間にはそういった溝はなかったようだ。
関連動画
原曲
4機種比較
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
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