天使のしっぽとは、
1の概要
公演「パジャマドライブ」(AKBではチームB3rd、SKEではチームE1st)内の曲。でかいしっぽを付けたフリフリの衣装でかわいく踊ることで知られている。オリジナルは多田愛佳、仲谷明香、野口玲菜の3人によるユニット曲だが、コンサートではよくシャッフルユニットとしていろんなメンバーによって歌われている。
SKEでは曲とイメージが合いそうにないメンバーによる天使のしっぽが行われることがありファンを驚かせている。だがそれがいい(意外に合ってしまうという意味で)。
2の概要
原作・シリーズ構成を担当したのは六月十三(むつき じゅうぞう)。元々のタイトルは「Otogi Story P.E.T.S」で、「おとぎストーリー 天使のしっぽ」に改題、アニメが製作され、アニメ第2期では「天使のしっぽ Chu!」というタイトルを使用していた。
不幸な青年が主人公で、かつて様々な動物を飼い(もしくは関わり)、その死を見届けていた。しかし、その数年後にその動物は「めいどの世界」というところから守護天使という美少女の姿になって、その青年のもとに帰ってきて、同居生活を始めるのである。
その守護天使たちは前世での死因が原因でトラウマと悩みを抱えており、ただのハーレムアニメというより、心情を描き出すことが多く描かれた。
また、守護天使は全員で12人いるが、メガミマガジン誌上では「名前」と「前世の動物」を考えれば、そのままキャラクター化することもできた。
アニメ化は計2回され、第1期は2001年10月~12月にWOWOWのノンスクランブル枠で放送され(全13話)、
第2期は2003年3月にキッズステーションなどで放送された(1回で2話放送され、全12話)。
また、長谷川光司作画の漫画版がある(全3巻)。
アニメの終盤に登場したライバルキャラ「セイント・ビースト」により、その人気を奪われ、そのまま消えてしまった作品である。
しかし、アニメに出演した守護天使役の声優陣からは現在、非常に人気のある声優を輩出したアニメとして評価されている。
登場人物
主人公
- 睦 悟郎(むつみ ごろう) - CV:菅沼久義
- 本作の主人公。非常に運のない青年で、働いていた会社が倒産し、現在はフリーターだが、元々の動物好きから獣医師を目指している。突然、12人の守護天使と一緒に住む事になり、多忙ながらも充実した毎日を送っている。
実は、前世は動物と人間を司る天使だった。
守護天使
中学生チーム
- キンギョのラン - CV:田中理恵
- 最初に悟郎の前に現れた3人の一人で、3級守護天使(後に2級に昇格)。15歳(後に16歳)。生前は15年前飼っていたランチュウという品種の金魚で、水槽のポンプの停止により、窒息死したことが原因で、水がトラウマ(ただし、家事や風呂は問題ない)。性格は非常に穏やかで、物腰が柔らかく、真面目で奥ゆかしい。家事が得意で、悟郎の身の回りのことをすべてこなす。15歳ではあるが、表向き悟郎の「本妻」となっており、悟郎を「あなた」と呼ぶ。外見のモデル(魂の受け皿と呼ぶ)は金魚すくいのテキ屋の娘。
- インコのツバサ - CV:野川さくら
- 最初に現れた3人の一人で、4級守護天使(後に3級に昇格)。14歳(後に15歳)。生前は14年前に悟郎が飼っていたインコ。まだ傷が治る前に飛ぼうとして、墜落死したことが原因で、高所恐怖症。ボーイッシュな性格で一人称は「ボク」(「Chu!」では「アタシ」に改めた。なぜボクっ娘のままでいないのか)。運動神経が抜群。表向き、悟郎の後輩となっており、悟郎を「キャプテン」と呼ぶ。
外見のモデルは、悟郎がインコを拾った際、飼い方を教えてくれた通りすがりの女性。 - ハムスターのクルミ - CV:仁後真耶子
- 最初に悟郎の前に現れた3人の一人で、6級守護天使(昇格せず)。13歳(後に14歳)。生前は13年前にクラスで飼っていたハムスターで、餓死したために空腹が苦手(T.Yではない)。天真爛漫な性格で、大飯食らい。本人は気づいていないが周りの人の心を癒して、平和な雰囲気にする能力を持つ(別名「やよ癒し」)。語尾は「なの~」(金色毛虫のことではない)。表向きは悟郎が家庭教師をしてもらっている女の子で、悟郎を「先生」と呼ぶ。
外見のモデルは悟郎の中学生時代の同級生で、一緒に飼育係をやっていた公星くるみ。
実はこの作品の正ヒロインである。
高校生チーム
- ヘビのユキ - CV:氷上恭子
- 守護天使最年長の18歳(後に19歳)で、1級守護天使(後にメガミ様となり、めいどの世界に帰っていった)。守護天使をまとめるお姉さん・お母さん的役割で、表向き、悟郎の「姑」となっており、悟郎を「婿殿」と呼ぶ(どこの菅井きんだ)。生前は神社に居着いていた御神体の白蛇で、神社が燃え、神社と一緒に焼け死んだことが原因で火がトラウマ。外見のモデルは、生前の白蛇がいた神社の巫女だが、神社が火災に遭う前に死亡している。
- ウサギのミカ - CV:ゆかな
- 3級守護天使(昇格せず)の17歳(後に18歳)。守護天使一セクシーで、恋に対して積極的で、お色気で悟郎を誘惑してはアユミに止められており、アユミとは天敵同士(うさぎとカメ)。表向き悟郎の愛人となっており、悟郎を「ダーリン」と呼ぶ。生前はとある女性から譲り受けたウサギだが、孤独死した。そのため、孤独や淋しいのがトラウマ。
外見のモデルも悟郎にウサギを譲った女性である。 - カメのアユミ - CV:川澄綾子
- 2級守護天使(後に1級に昇格)の16歳(のちに17歳)。守護天使一頭が良い。即断即決は苦手だが、自分の意志を固く貫く頑固者。表向き、悟郎の前妻となっており、悟郎を「旦那様」と呼ぶ。前世は池に住んでいた亀で、圧死し、閉所恐怖症となっている。外見のモデルは、池の近所に住んでいた少女。
小学生チーム
- キツネのアカネ - CV:千葉紗子
- 正ヒロインの一人。5級守護天使(後に4級に昇格)の12歳(後に13歳)。クールでぶっきらぼうな性格だが、仲間思いで優しい一面も持つ。生前野生にいたため、狩猟本能が目覚めるときもある。占いが得意で、悟郎が不幸な目に遭わないか占っている。ミドリを組むことでいろいろなものに化けることができる(キツネもタヌキも化ける事ができるといわれる動物)。表向き悟郎の妹となっており、悟郎を「アニキ」と呼ぶ。生前、猟師に撃ち殺されており、銃や大きい音がトラウマで、人間に殺されたため人間不信だったが、悟郎らと触れ合ううちに徐々に明るくなっていった。生前、狩猟犬に追われていたことがあり、ナナを避けていたこともある。外見のモデルは猟師の娘で、仔狐を飼ってくれるように探していた。
- タヌキのミドリ - CV:小林晃子
- 6級守護天使(後に5級に昇格)の11歳(後に12歳)。おっとりした性格で、空やアリなど一日中観察していられる。そのため、他の人が気付かなかったことに気付くことがある。最初、他を避けていたアカネとは最初から仲が良かった。アカネと同じく、表向き、悟郎の妹となっており、悟郎を「兄ちゃん」と呼ぶ。また、一人称は「ミドリさん」で他の人もさん付けで呼ぶ。「~です」を「~れす」と発音する。前世、毒キノコを食べて死んだために、好き嫌いが多い。外見のモデルは悟郎の従姉妹のあき。タヌキをかわいがっていたが、食中毒死する遠因を作った本人でもある。
- ネコのタマミ - CV:大沢千秋
- 4級守護天使(後に3級に昇格)の10歳(後に11歳)。メガネをかけており、金勘定が得意で、睦家の財務を担っている。表向き、悟郎の妹となっており、悟郎を「お兄さん」と呼ぶ。生前、車に撥ねられて轢死しており、車が苦手。外見のモデルは、悟郎と一緒に捨て猫の世話をしていた女の子。
- サルのモモ - CV:平野綾
- 正ヒロインの一人。7級守護天使(後に6級に昇格)の9歳(後に10歳)。とても恥ずかしがり屋で、声が小さく、悟郎と話すことさえも一苦労する。しかし、悟郎に対する愛情はラン、ミカ、ツバサよりも高い。物語を通して最も成長したキャラクター。漫画版では少女モデルもやっていた。表向き、悟郎の娘となっており、悟郎を「お父さん」と呼ぶ。生前は、悟郎がペットショップで働いていた時にいたリスザルで、感電死したことが原因で、電気製品全般が苦手。外見のモデルはリスザルを見に、ペットショップに通っていた小学生。また、このキャラクターが平野綾の声優デビュー作となった。当時14歳だった。
- イヌのナナ - CV:長谷川静香
- 8級守護天使(後に7級に昇格)の8歳(後に9歳)。とにかく動き回ることが大好きで、すぐ迷子になってしまう。イタズラ好きで、同年代の男の子とケンカしても負けない。口癖は「あやや~」。表向き、悟郎の娘となっており、悟郎と「パパ」と呼ぶ。生前、迷子になって衰弱死したため、方向音痴がトラウマである。悟郎がアパートに引っ越す際、よそに預けられていたが、前の飼い主を追って脱走したのである。外見のモデルは悟郎から飼い犬を譲り受けた少女。また、このキャラクターが長谷川静香の声優デビュー作である。当時12歳だったが、芸歴も12年で、田中理恵や野川さくらより芸能界では先輩に当たる。その後、平野綾とは「らき☆すた」で共演、清水芽衣とは「実写版ネギま!」で共演を果たしている。
- カエルのルル - CV:清水芽衣
- 8級守護天使(後に7級に昇格)の7歳(後に8歳)。守護天使最年少。モモ・ナナと一緒に遊ぶことが多い。天気予報と雨が大好きで、泣くと雨を降らすことができる。一人称は「ルルたん」。舌足らずで、「~だよ」を「~らお」と言う。表向き、悟郎の娘となっており、悟郎を「ちゃん」と呼ぶ(子連れ狼に登場する大五郎が父・拝一刀を呼ぶ時に使う)。生前は、理科実験用に使われるはずだった蛙だが、凍死したことが原因で寒さが苦手。外見のモデルは、理科実験用に使われるはずだった蛙を助けて飼っていた少女。このキャラクターで清水芽衣は声優デビューするが、このキャラクターが最初で最後のキャラクターとなっている。当時11歳。その後NHK教育の番組に出演するが、数年間芸能界から姿を消した後、長谷川静香と共に「実写版ネギま!」に出演した。
四聖獣(セイント・ビースト)
その他の人々
- 公星くるみ(きみほし くるみ) - CV:仁後真耶子
- 悟郎の中学校時代の同級生で、悟郎の初恋の人でもある。死んだクルミが守護天使として転生する時に、魂の受け皿(外見のモデル)として選んだ「オリジナル」で、名前も拝借した。苗字の公星は、公という字がカタカナの「ハ」「ム」で、星を英語で「スター」でハムスターを意味している。
- メガミ - CV:幸田夏穂
- めいどの世界の一つを司る女神であり、占い師の姿で悟郎の前に現れ、守護天使たちを導くための魔方陣を悟郎の携帯電話に繋ぎ、守護天使たちを悟郎の元へ導いていく。
関連動画
2関連
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アニメ第1期
アニメ第2期
コミック版
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関連コミュニティ
関連項目
2関連。
- 田中理恵
- 野川さくら
- 仁後真耶子
- 高槻やよい(仁後真耶子が担当する、アイドルマスターでのキャラクター。ハムスターのクルミとの共通点がある)
- 氷上恭子
- ゆかな
- 川澄綾子
- 千葉紗子
- 小林晃子
- 大沢千秋
- 平野綾
- 長谷川静香
- 清水芽衣
- シスタープリンセス(同時期にメディア展開していた、電撃G'sマガジン誌の読者参加企画で、川澄綾子も千影役として参加していた)
- らき☆すた(平野綾と長谷川静香が従姉妹役で共演していた作品)
- ネギま!(アニメ版に大沢千秋、実写版に長谷川静香と清水芽衣が出演していた作品)
- メガミマガジン
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