天使の詩とは、
- 天使の詩 (映画) - 1966年のイタリア映画。
- ベルリン・天使の詩 - 1987年のフランス・西ドイツ合作映画。
- バビロン 天使の詩 - the pillows の10thアルバム「Thank you, my twilight」に収録
- 天使の詩 (ゲーム) - 日本テレネットが作ったゲーム。…本頁で記載。
- 天使の詩 (郷ひろみ) - 郷ひろみの3枚目のシングル。
- 天使の詩 (清春) - 清春の4枚目のDVD。
- 天使の詩(米) - 佐賀農業試験研究センターで育種された米の品種。
概要
1991年10月25日発売。※「天使の詩」シリーズはPCE-SCDで2作、SFCで1作存在する。
- 製作:株式会社日本テレネット
- 企画:西健一、金子彰史
- 音楽:なるけみちこ、小川史生
- キャラクターデザイン:冨士宏
- 挿入歌(スキャット):喜多かおり
- 対応機種:PCエンジン SUPER CD-ROM2
- 出演声優:井上和彦、江森浩子、宮内幸平、萩森順子、田中秀幸、高島雅羅
SUPER CD-ROM2専用ソフトの第1弾タイトルの1つ。基本的に玉石混交のテレネットではあるが、本作は比較的良作率の高い第1開発事業部(ライオット)が手がけている(開発者の独立が多いテレネットだがこのチームも例外ではなく、後に「ワイルドアームズ」シリーズなどで知られるメディア・ビジョンを設立している)。
システム的にはドラゴンクエストのコマンド制をそのまま流用した感じの典型的なJRPGであるが、当時PCエンジンには本格的RPGが少なかった(「天外魔境II 卍MARU」が発売されるのはこの翌年のことである)ことと、CD-ROMの特性を生かした作品であったこと、BGMに神曲が多いことなどの理由からなかなかのヒットとなった。ゲームのエンディングは非常に不満の残るものとなっているが、それが続編のエンディングに繋がっており、続編をクリアすることで本作品のフラストレーションが解消されるという仕組みになっている。不満といってもクソゲー的な意味ではなく、伏線回収的な意味で、である。
テレネットのPCエンジンデビュー作「ヴァリスII」から二年以上が経過し、CD-ROM2のゲームは有名声優が喋るのがもはや当たり前になっていた。本作品に出演している声優は、青二プロダクションの大御所ばかりである。
PCエンジンはすでに過去のハードとなり、日本テレネットも倒産(版権は現在エディアが所有)。バーチャルコンソールやPCエンジンアーカイブスでもフォローされていないが、プロジェクトEGGでプレイ可能。
あらすじ
西暦500年~800年ごろのエリン(現アイルランド)にある、ロスコモン村(現ロスコモン市)から物語はスタートする。
主人公ケアルは幼馴染であるクレアと結婚することになった。結婚の儀としてエウリカの花を摘んでくることになったのだが、花を摘みに行く道中クレアが魔獣カイムに連れ去られてしまう。ケアルは妻を助け出せるのか。
舞台背景
この時代は大まかに言うとローマ帝国の支配が終わったものの、アングロ・サクソン人やノルド人の侵略が始まり、ケルト人にとっては一難去ってまた一難だっ た時代である。キリスト教はすでに流入し、土着宗教であったドルイド教と融合を始めていた。ゲーム中に登場する「ハイクロス」はケルト人の太陽信仰とキリスト教の十字架が合体したもので、現代アイルランドでも重要な文化財として見ることができる。
ストーリーそのものもケルト神話にキリスト教の伝承が混じったものとなっている。
フィールドマップはアイルランド及びイギリスの形状で、登場する街はほとんどが実在。ただし都市デザインは現代風になっている。
関連動画
関連リンク
関連項目
- 天使の詩II堕天使の選択
- PCエンジン
- 青二プロダクション
- ワイルドアームズ(制作スタッフがほぼ同じ)
- 株式会社日本テレネット(日本テレネット株式会社は全くの別企業)
- 6
- 0pt