天地を喰らうとは、1985年5月19日に発売された、本宮ひろ志の同名漫画が原作のカプコンのファミコン用ロールプレイングゲームである。
概要
「天地を喰らう」は三国志演義を題材にした漫画であり、週刊少年ジャンプで連載されていたが、演義で言うところの董卓が呂布に殺された辺りまで話が進んだところで打ち切りとなってしまった。
その後、カプコンが天地を喰らうを題材にファミコン用のロールプレイングゲームとして販売するに至る。
他のRPGで言うところのHPが「兵士数」であったり、兵士を養うための「兵糧」があったり(無くなると歩くたびに兵士数が減っていく)、兵士数が減っていくにつれ攻撃力も減少していったりと、当時のRPGとしては独特なシステムが搭載されていた。
また、「策略」というドラクエで言う「呪文」に該当するものがあり、パーティ内の武将のうち一名を「軍師」に任命することで使用することができる。
主人公は劉備で、ストーリー上で関羽や張飛、趙雲、諸葛亮といったおなじみの蜀漢の面々が仲間になるが、そのほかに魏や呉などの他勢力の敵武将を戦闘で捕らえて仲間にすることが可能である。武力や知力といった基礎能力は余程の良将でなければ及ぶべくもないが兵士数は通常プレイならばレベルアップ成長型の五虎将より数段上の状態で参戦するので壁役として最適。コレクション要素としても見逃せないが一部絶対に捕縛出来ない(=仲間にならない)武将もいるのでお気に入りが使えなくても泣かないように。
ストーリーは黄巾の乱から董卓との戦いまでは大体三国志演義と同じであるが、それ以降は袁紹や呉などと戦うことになり、だいぶ演義とかけ離れた展開になっていく。
コーエー(当時は「光栄」表記)の三國志を参考にしていたのか、郭図がやっぱり猛将になっていたり、能力的にパッとしない程普や軍師型の呂蒙より張昭の武力が高かったり、許攸が許「収」と誤表記(これは江戸時代に訳された際の間違いが、そのまま気づかれずに伝わっていった結果とみられる)されていたりする。また、龐徳は能力的には万能型なのだが軍師扱いされており、微妙に猛将郭図の煽りを受けている。
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