「天皇杯(てんのうはい;※天皇盃と書く場合もある)」とは、天皇の名によって与えられる(下賜される)トロフィー。原則1競技につき1つのみ各競技団体に下賜されている。
または、それを巡って争われるスポーツ大会。
類似のものとしてはスペインやタイの大会でも「国王杯」という名前がよくある。
- 天皇杯全日本サッカー選手権大会
毎年元日、国立競技場にて決勝戦を行っている国内サッカーのプロアマ混合のトーナメント戦。一般に「天皇杯」とはこの大会を指す場合が多い。
- 天皇杯全日本バレーボール選手権大会
1.と同様方式による男子バレーのトーナメント戦(女子は皇后杯)。近年は12月23日(平成の天皇誕生日)付近に決勝がある。
- 国民体育大会(国体)
総合優勝の都道府県に天皇杯が与えられる。「トキめき新潟国体」の記事でその問題点に触れている。
また、弓道(男子)・剣道(男子)・柔道(男子)・アマ相撲・体操(男子個人総合)・卓球(男子シングルス)・テニス(男子シングルス)・ソフトテニス(男子ダブルス)・クロスカントリー(男子4×10kmリレー)・バスケ(男子チーム)の各全日本選手権の優勝者(チーム)に、毎年競技ごとに1つずつしかない天皇盃が与えられる。
陸上ではひろしま男子駅伝の優勝チーム、野球では東京六大学リーグの優勝チーム、レスリングでは全日本選手権の最優秀選手に与えられる。
なお、大相撲では本場所の優勝者に与えられるが、通常は「賜杯」と呼ばれている。中央競馬にはトロフィーではなく楯(プレート)が下賜されているため、「天皇賞」として行われている。
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