天空の城ラピュタ単語

テンクウノシロラピュタ
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天空の城ラピュタ(てんくうのしろラピュタ)とは、宮崎駿監督及びスタジオジブリ製作アニメ映画である。

スタジオジブリ/1-#18より
制作 スタジオジブリ
原作監督  宮崎駿
上映  1986年
プロデューサー  高畑勲
音楽  久石譲
配給  東映
動員数  77万4271
キャスト パズー:田中真弓
シータ横沢啓子
ドーラ初井言榮
ムスカ寺田農

概要って言われてたけど、僕の父さんは書いたんだ

少年パズーと少女シータ天空に浮かぶ伝説ラピュタす冒険活劇。1986年開され、金曜ロードショーで何度も放送されるなど息の長いされる作品となっている。しかし、開当時はまったくヒットせず、現時点でもスタジオジブリ映画では観客動員数、行収入共にワーストレコードホルダーとなっている結構不憫な作品でもある(ブービーは「となりのトトロ」)。この映画以降、宮崎監督少年漫画的な冒険映画をほとんどやめてしまったのはそういった経緯からなのだろう。

DVDジャケットなどで上の絵が使われているのが有名だが、実は映画中でフラップターをパズーがこのような構図で運転するような場面は何処にもない。それどころか、本編ではかなり危なっかしい運転で、を覚ましたドーラが操縦桿を握って間一浮上している始末である。下のサントラに採用されたジャケットの場面も本編には存在しない。似たような場面があるにはあるが、その時にパズーはまだドーラ大砲を受け取っていない。

なお、映画の続編はまったく存在しないが、「スタジオジブリ作品関連資料集I」という本の65ワンカットではあるがオーニソプターに乗って花束を掲げながらゴンドアシータと再会する絵が載っている。この時のシータ映画ラストからきちんと髪の毛が伸びて再び三つ編みおさげになっている(これを元ネタにしたと思われるディレクターズ・カットが存在するという噂もかなりあるが、公式に否定されている)。

ちなみに、本編で登場するモールス信号は一応本物。冒頭でムスカが発しているのは「VVV」(・・・- ・・・- ・・・-)、即ち試験信号である。本当は試験電波を出す場合、所定の手順に従ってからでないといけないのだが、恐らく緊急時のため「この周波数帯を傍受した者、応答せよ」という意味で発したのであろうと思われる。わざわざ調整符号を打ってから救援を呼ぶとはなかなかの紳士である。ドーラがパズーので聞いている暗号は「U D I O F I D I L I N Y 6 M A N U F A C T U R E R G」となっている。手作り映画ですよ、でもウソのお話ですよ、とでも言いたいのであろうか?

ニコニコ動画では登場人物であるムスカ大佐の数々の名言ネタにした作品が多く作られていたが、現在権利者削除によりほとんどは見ることができない。

主な登場人物

パズー
 幼い頃に両を亡くし、工所跡の小さな小屋に一人で暮らす少年。「スラグ鉱山」の鉱夫見習いとして働いている。鉱山の一家からは厳しくも家族のように扱われており、元気で素直。父親伝説に浮かぶラピュタ」を発見したものの周囲の人々には信用されず失意のうちに死んでしまったため、いつか自分が「ラピュタ」を見つけるべく飛行機械の研究を続けている。ある日、シータ突然から降ってきたことをきっかけに、いやおうなく冒険に巻き込まれることになる。なお、本作における田中真弓原作者が気に入ったことで、後に起用されたのが、彼女の最大のヒット作にして当たり役となったモンキー・D・ルフィである。海賊王におれはなるっ!」って「海賊にはならないよ」じゃなかったのかよ!?
シータ
突然パズーの前に降ってきた少女。「飛行石」のペンダントを持つ。パズーと同じく孤児で、両の遺した畜で何とか生活していたがある日突然軍の人間拉致される。海賊が襲撃した隙を突いて移送中の飛行船から何とか逃げ出したものの飛行船から落下してしまい、飛行石で軟着陸したところをパズーに助けられる。先祖から数々のおまじないを口伝で受け継いでいる。
ドーラ
大の男達よりも足が速く、ナイフをぶっ刺したハムを食いちぎる快な婆さん。頑強な身体だけでなく、武器の扱いやオートモービルの運転、知略にも長けている。自らの息子アンリ」「シャルル」「ルイ」と数人の手下達、機関工があつまる海賊一家ドーラ一家」を率いる。シータ飛行石ラピュタのお宝を狙い、執拗に二人を追う。設定資料集宮崎による落書きで「あたし役だよ~」なる暴言を吐いている。また、この本では、に飾られていた若くて美人だった頃から如何にしてあの容姿へと変貌したのか、が詳細に描かれている。
ムスカ大佐
軍の特務大佐年齢明らかではないが、20~30代に見えるエリートラピュタ調の一切の権限を持ち、ラピュタへのを握るシータ拉致する。この映画を彼中心に考えると、年端もいかない少女を妃にしようと誘拐したがばかりに、その少女に惚れる少年によって失明した上で破滅させられた悲劇と取れなくもい。

用語詳細

飛行石
その昔ラピュタ人だけが精製できた、膨大なエネルギーを秘めた石。シータのものは呪文に呼応したりラピュタ中枢で特定を開いたりとのような役割を持っていた。ラピュタ中枢にも巨大な結晶があり、ラピュタの全エネルギーをまかなう。
ラピュタ
古くはその発達した科学現実テクノロジーをもえる)で地上人を支配していた、古代ラピュタ人の住まう空中要塞帝国都市として栄えていたである。
上部はで守られ、底部は特殊合製の半球ドームで守られている。内部には(700年もの年が経ちほぼ廃墟森林化している)が広がり、中央からは巨大が生えている。巨大の根や中枢は底部ドームの中に存在する。中枢には「飛行石」の巨大結晶(ラミエルブルーウォーターであるとの説も)があり、空中浮遊・飛行するための動とされている。
底部ドームは巨大なエネルギーで武装しており、ドーム中心の周囲から7本の針が突出、そこから発生する稲妻を中心で収束してエネルギー火球を放つ。劇中描写から、ある程度の方向に狙いを付けて撃つ事が可であるとされ、爆発の描写から恐らく現実核兵器並みかそれ以上の威を有していると推察される。巨神兵プロトンビームと良い勝負。劇中では、旧約聖書に登場するソドムゴモラを滅ぼした「の火」やラーマヤーナで伝えられる「インドラの矢」とも呼ばれている、という設定。
ロボット兵
ラピュタ帝国製の自戦闘ロボット。劇中ではロボットの兵隊、単にロボットと呼ばれている。
外観は、丸みを帯びた三角形の頭、んだ眼鏡の様な大小のの様に見える部分はビームであり、中心のく点滅する二つの点が恐らくセンサー)、長く状のたい腕と大きな手、同じく状の脚、甲冑の様な胴体、等が印的であり、胸にはラピュタ帝国の紋章がある。
全高3.5m。劇中では材質が何なのか解明されていないとムスカっているが、設定では形状記憶弾性セラミック製の体であるとされる。武装は頭部の大小のビーム(劇中描写では着弾に若干タイムラグがあるため、恐らくレーザーでなく粒子ビームであると考えられる)。胸部には小推進装置を搭載しており、両腕から突起している数本の組み部分から膜状のヒレを作り、の様に腕を広げることで飛行が可。この突起している組みがい個体や、兵器として扱われていない個体も確認できる。
3054
ロボット(園丁)の足音
タイガーモス
ドーラ一家が駆る小飛行船。武装はないが、二人乗り羽ばたき飛行機械「フラップター」を複数収容している。彼らのでもある。
飛行戦艦ゴリアテ
ムスカ軍が乗り込む巨大飛行戦艦タイガーモス号と同じく飛行船であるが、こちらは所謂硬式飛行船に分類される。大を搭載し多くの兵員の積載しながらも、かなりの高速を実現するなど、飛行船としては常識外れの高性である。それを可とする飛行石を装備してるとしか思えないあの浮を一体どのような気体で実現しているのか。T鉱に電圧をかけて発生させるエーテルガスか?

インターネット文化における「天空の城ラピュタ」

スタジオジブリの作品の中でも、恐らく一番知名度と人気が高い作品である。

四半世紀前の作品であるにもかかわらず毎年のようにテレビで流れ、また今のネット文化の中核をなす20~30代の人間は大抵鑑賞済みであることから、劇中の設定やセリフなどはかなりい時期から共通言として機していた。
特にクライマックスで叫ばれる滅びの呪文バルス」は有名で、金曜ロードショーで流されるたび2ch実況掲示板や関連スレのある掲示板が「バルス!」の書き込みで埋め尽くされ、サーバが負荷に耐えられずダウンする現はもはや風物詩となっている。
ちなみに、実況が「バルス!」でダウンすることはあまりない。なぜなら「見ろ!!人がゴミのようだ!!」ですでに落ちているからである。

ネット上では作中で登場する悪役ムスカ大佐」が特に人気で、それは要人物の中はおろか当記事よりもムスカ大佐の記事が作成されたことからも伺える。

ニコニコ動画でも

2011年12月テレビ放送に合わせてニコニコ動画での連動企画として「バルス祭り」が開催された。ニコニコ生放送でも実況生放送が行われ、ツイッターとも連動させてテレビで「バルス!」が流れる間に同時にツイートをしようという企画だったが、2chと同様に生放送サーバーが耐え切れずダウンこそしなかったものの、コメント投稿できなくなる結果となった。

2013年8月、再びラピュタテレビ放送されるのに合わせて、ニコニコ生放送では再度「バルス祭り」が開催された。結果、ニコ生サーバは見事耐え切った。
ちなみに、twitterでは前回の一あたり25,088ツイートを大幅に上回る143,199「バルスツイートを記録した。
なお、これに合わせて、Twitterではサーバーダウンを警してユーザー自粛める要請を出しており、その際にはTwitter画調で書かれたラピュタの絵が載っていた。 

この放送は日テレもかなり悪乗りして、リモコンのdボタンで観られるサブ画面ではラピュタ名言の数々を解説していたほか、バルス間に画面の周りがブワッっとまぶしくなるというネタギミックまで仕込まれていた。

会場はこちら → バルス祭り ニコニコ会場|ニコニコ動画exit

2016年1月15日、再びラピュタテレビ放送されるのに合わせて、バルス祭りが開催された。今回は日テレ側も公式サイトで「バルス!!みんなの時刻予想exit」なるページを開設し、タニタなどの企業もこの流れに便乗した。ニコニコ生放送でも再び特別生放送を用意した。

しかし、ふたを開けてみれば結果は1当たり約55,000ツイートと前回から大幅に数を減らす結果となった。

観るぞ~、きっと関連動画を見尽くしてやる!

素晴らしい・・・最高の商品だと思わんかね?

関連項目は滅びぬ! 何個でも読み返すさ!!

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スマホ版URL:
https://dic.nicovideo.jp/t/a/%E5%A4%A9%E7%A9%BA%E3%81%AE%E5%9F%8E%E3%83%A9%E3%83%94%E3%83%A5%E3%82%BF

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天空の城ラピュタ

532 ななしのよっしん
2020/12/07(月) 11:50:42 ID: ltzBerXOTF
>>531
何処かの考察だと
心臓撃ち抜かれても唱えられる緊急コード
・もうラピュタに戻る事がラピュタ人がから離れる際に設定した呪文
・玉座の間限定で使う定期メンテ用の呪文の一節だけと
 正しい手順すっ飛ばすしてアレだけ唱えると飛行石ショートする

個人的には2番のやつだと思う
態々の巣で覆っても近づけない様にした訳だし
533 ななしのよっしん
2020/12/07(月) 12:00:07 ID: u6CdXoD2B2
そういえば留守にして...あっ
534 ななしのよっしん
2020/12/15(火) 10:15:35 ID: MO4Ztm03i7
アニメ漫画界のガンマン強さ議論だと強説からのび太より弱い説まで様々な説が浮上するムスカ大佐
535 ななしのよっしん
2021/02/16(火) 22:05:52 ID: SBKRqYDzPx
>>426
押井守
ヒロインに文明批判的なこと言わせておいて機械文明を好意的に描いてる時点で矛盾してる」といったそうだが、
監督の中のそういう矛盾した部分の表れなのかもしれんな。
536 ななしのよっしん
2021/05/15(土) 19:16:14 ID: oNTrbp7Hja
高所恐怖症ではないんだが子供の頃は見てるこっちが怖くて仕方なかったな
537 ななしのよっしん
2021/06/11(金) 21:58:52 ID: rvgy8E3qkt
>>531
そもそも王人間が石を持って言わないと発動しないんだから
結婚式の時だけ気を付けてればセーフやろ
538 ななしのよっしん
2021/06/19(土) 11:42:41 ID: kQUdr7nxsH
ラピュタが放棄されたのが700年ぐらい前で、地上を支配できていたのは御伽話になるぐらい前と700年前に一気に滅んだわけじゃないだけだろ。
天空の大地では飛行石で実りを良くしても限界があり、ラピュタの維持が難しくなり地上に降りるしかなくなった。その経験がヒトは大地を離れては生きられないに至ったとか。ムスカラピュタを復活させ何がしたかったのだろう。
539 ななしのよっしん
2021/06/27(日) 06:37:19 ID: uhQqPYX3fu
何をしたかったというかラピュタ復活がなんだよ
ラピュタは何度でもる。ラピュタこそが人類のだからだ!」
ラピュタは手段ではなく的、浪漫とか冒険心とかの
540 ななしのよっしん
2021/07/23(金) 15:34:02 ID: OmJJl/J38/
閣下や兵隊さんたちをボッシュートしたあの部屋
ラピュタ人が他と交渉する時もああやって落っことしていたのだろうか
541 ななしのよっしん
2021/10/10(日) 05:26:05 ID: zTMa8+qi4I
小学4年の風邪学校を休んで熱にうなされながらレンタルビデオで初めて観た思い出映画だ。

子供の頃は、独特の航空機がかっこいい不思議世界(固定機より飛行船が発達した異世界)が舞台で、女の子シータ)のかわいさ、キレキレのアクションカメラワークのすごさ、に出して読みたくなるセリフなどが詰まった「勧善懲悪の冒険もの」くらいの認識だった。

大人になった自分ですらこうも惹きつけられるのは安直な文明批判というよりも栄枯盛衰や無常感、因果応報、滅びの美といった東洋哲学を感じられるからではないかと最近観て思った。海外では日本ほど人気がないと上に書いてあったが特に西洋はルネサンスを経験しているし、(悪く言えばごちゃまぜの)近代西洋を舞台にしているから違和感を感じられてしまうのかもしれない。

ミリオタ兵器大好き人間であるはずの宮崎駿の作品だが、軍の士官も一般兵(徴兵制なのか志願制なのかわからないが)も自民の生命財産など気にかける描写がなく、ムスカの野望につきあわされたうえ(財宝にくらんだとはいえ)、全滅して生きて帰らずじまいとか社会や組織の暗批判を感じはするが。

ディズニーの「アトランティス」(「ナディア」のパクリとか批判されている映画)は中盤まではいいと思ったが結末は「なんか違う」んだよなぁ。

あと、なぜかあまり言及されていないけどかなり悲壮感のある作品だとも思う。久石譲音楽しているんだろうけど。

(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)