天羽組とは、YouTubeの漫画動画チャンネル『ヒューマンバグ大学』に登場する暴力団である。
概要
東京都内にあるとされる空龍街(架空の地名)を拠点として活動している暴力団。現在は空龍街に加えて朱雀町(これも架空の地名)も管轄している。
規模は小さいが、ほとんどの構成員が人間離れした戦闘能力を持つため、(作中の世界では)関東最強の暴力団と言われている。
シリーズ初期は一般人(堅気)に危害を加える輩が少なくなかったが、現在では「堅気に危害を加えてはいけない」「麻薬などの薬物の売買は原則禁止」などのルールが設定されている。
構成員は全員(少なくとも現在は)善良な堅気に対しては優しいが、空龍街等で堅気に危害を加えた者に対しては一切容赦しない(場合によっては殺害することも)という特徴がある。
同じ関東極道である「京極組」や、関西極道の「天王寺組」とはかつては激しく対立しており死者が出るほどの抗争になったこともあったが、現在は和解している。
主な構成員
初期では下っ端に近いポジションだったが、現在は幹部の一人となっている。
戦闘能力は(先輩方に比べて)低いが、いざ銭湯となると自分からは一歩も引かないという強いメンタルの持ち主である。しかし伊集院茂夫(拷問ソムリエ)は今でも苦手らしい。
先輩たち(一部を除く)からは下の名前である「華太」(かぶと)と呼ばれており、かなり可愛がられているようだ。ただし理不尽なパワハラを受けることもしばしばある。
天羽組の組長。元々は田頭組の若頭だったが、先代の組長が(華太を庇って)亡くなった際に組長職を引き継ぎ、組織名称を「天羽組」に変えた。
普段は義理人情を大切にする人格者だが、怒るととても怖い。場合によってはルールを破った構成員や敵対組織の人間を粛清することもある。
動物が好きであるという意外な一面もあり、ペットのポメラニアンをとてもかわいがっている。
公認会計士の資格を持つエリートで、天羽組の財政を管理している人。(しかし会計士というのは経歴詐称であり、実際には日商簿記2級程度の資格しか持っていないのではないかという噂もある)
元ホステスで、桂司と知り合ったのも銀座でホステスとして働いていた頃らしい。ちなみに桂司との間に子供はいない。
「ミスは死ぬことと同じ」というほど後輩に対して厳しい人物で、パワハラも少なくない。しかし本質的には仲間想いな人物で、後輩には時々食事を奢ることもあり、後輩がピンチになるとちゃんと助けてくれる人でもある。また、仲間が亡くなった時には大粒の涙を流す。
小林や和中、須永などに比べると戦闘能力は高くないが、その代わり非常に頭が良く卑怯な戦法を好む。特に好きな武器はアイスピック。
『バットマン』のジョーカーのような見た目をした男。推定年齢は40歳前後。
初期は堅気に危害を加えることがあるなど外道に限りなく近い人物として描かれていたが、現在は仲間想いで堅気に対しても優しいという好人物として描かれている。しかし現在でも伊集院茂夫とは仲が悪いらしい…。
戦闘時には主に拳銃を使用し、接近戦では噛み付き攻撃をすることもある。
- 和中蒼一郎(和中の兄貴、日本刀の和中)
カズレーザーのような見た目をした金髪のイケメン剣士。推定年齢は30代後半。
日本刀の使い手であり、天羽組最強クラスの戦士の一人。また、天羽組のみならず作中の剣豪のキャラクターの中でも最強クラスの実力を誇る。
普段はクールで厳しい人物という印象が強いが、本質的には心優しい人物。特に子供に対する面倒見がとても良い。
インテリヤクザでもあり、世界の社会問題に詳しい。また、英語が得意で日本刀を海外に売るビジネスもやっている。
ガスバーナーを使って敵を嬲り殺すのが好きな狂人。また、後輩に対するパワハラも多い。
幼少期に両親に捨てられ児童養護施設(孤児院)で育ち、グレて不良になっていたが、ある日京子に拾われて養子となり初めてマトモな愛情を受けて育てられたため、京子をとても尊敬している。
普段は京子の護衛を務めているため出番は少ない。
- 小林幸真(小林の兄貴、アーミーナイフの小林)
紫色の頭髪と筋肉質な肉体が特徴的な大男。推定年齢は30代前半。
和中と並ぶ天羽組最強戦士の一人で、アーミーナイフの使い手である。また、拳銃も得意。
作中最凶クラスの狂人で後輩に対するパワハラは日常茶飯事。また激怒した際には組長の命令すら無視して単独行動することがある問題児でもある。しかし本質的には仲間想いな人物で、後輩がピンチに陥ると助けてくれる。
両親に捨てられ児童養護施設でも虐待を受けるという悲惨な幼少期を過ごしていたが、後にCODE-ELという殺し屋組織に拾われ、殺人術のスパルタ教育を受けていた。CODE-ELを退職した後はしばらくホームレス生活を送っていたが、阿久津に拾われ天羽組に入社した。
堅気に対して優しいのは他の天羽組メンバーと同じだが、小林は(自身の悲惨な境遇からか)特に子供に対して優しいという特徴がある。
プライベートではテレビゲームと野球が趣味という意外な一面もあり、ゲーム仲間として佐竹博文という堅気の友人もいる。
CODE-EL時代の友人として瓜生龍臣などがおり、今でもCODE-ELの仲間たちと連絡を取り合ったり、一緒に飲むことがある。
華太と年齢が近い先輩の一人。中性的な顔立ちのイケメンで、女装すると本物の女性すら凌駕する超美人になれる。
作中では主にハニートラップ要員として活躍し、油断した相手を拳銃かナイフで殺害する。しかしダイエットをしている関係でパワーが低く、(拳銃を上手に取り扱えることを除けば)総合的な戦闘能力はお世辞にも高いとは言い難い。
香月の親友であるイケメンの男。ただし香月と違って男前なイケメンであり、同じイケメンでもそのベクトルは異なる。
フレンドリーな人物で、後輩からも「パワハラが少なくて優しい先輩」と評価されている。また組長ともコミカルに会話できる数少ない人物でもある。
香月とは対照的なパワーファイターで、柔道やプロレスの技を駆使して戦う。
亡くなった父親のような一人前のヤクザを目指しているが、実力も勇気もまだまだ半人前。
初登場時は親の威光を鼻にかけた生意気な態度をとっていたが、華太に「父親とお前は全くの別人だ!」と厳しく叱られたため現在は謙虚に修行に励んでいる。
故人
先代の若頭。
戦闘能力は低いが部下達の長所と短所を分析するのが得意で、的確なアドバイスを送っていたため非常に信頼されていた。
元プロボクサーで世界トップレベルの実力を誇った男。ボクサー時代の素早さを活かし、ドス(短刀)で相手(外道)を殺害する。
新人の教育係としても重要なポジションであり、教育自体はスパルタ式だったがとても愛情のある人物であった。また生真面目な人物でパワハラは滅多にしない。
人格者であり、裏社会の人間としては珍しく伊集院茂夫からは「正義感の塊」「心から信頼できる人物」と高く評価されている。堅気の紅林二郎と並ぶ人格者の一人。裏社会に入った理由は完全に謎だが…。
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関連項目
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