太田上田とは、2015年より中京テレビにて制作・放送されているテレビ番組である。
概要
『爆笑問題カーボーイ』の太田光と、『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン』の上田晋也の、ラジオ芸人二大巨頭によるトーク番組。
プロデューサーはガキ使でお馴染みガースーこと菅賢治。
テレビ番組でありながら、内容は2人の近況やお便りを通じたフリートークか、ゲストを交えた対談が中心であり、テレビらしい演出も控えめなため、ほぼラジオ番組といっても差し支えない。言ってしまえば「田中裕二が上田晋也に代わったカーボーイ」であり、「有田哲平が太田光に代わったくりぃむANN」と言える。両名の立ち位置や扱いも両番組に準じたものであり、両番組のリスナーやハガキ職人の視聴者も多い。
司会者芸人を2人も捕まえておきながら、菅の提案する「2人が好きに喋るだけ」という番組コンセプトについて、当時の全国ネット局からは理解を得られなかった。結果として中京テレビのみ前向きだったため、中部地方のローカル番組として放送を開始する。
最初は「ポンプ屋のポンしか見ていない」と太田上田自ら酷評していたが、花澤香菜や真木よう子など、本番組のファンを名乗るやたら豪華なゲストの出演や、アプリ及びHuluでの配信、YouTubeの切り抜き投稿などにより着実に人気を伸ばし、現在ではかなり広範のローカル局で放送されるほどの人気を博している。
出演者
太田光
爆笑問題のボケ担当。未だに劇場やテレビ用に漫才ネタを卸し続ける芸人の鑑。上田からは「ピーちゃん」と呼ばれている。
「共演者全員を困らせるスベリボケの連発」は本番組でも行っており、司会王上田によって丁寧に処理されている。
スベりまくる一方で教養高い一面もあり、芸人を目指すきっかけや、人を好きになることの哲学を語る時は、太田が今までに触れた様々な本や映画の影響が窺える。
また、友達ができず悩む視聴者や、勉強が苦手な子供など、弱い立場の人間に寄り添う彼の姿勢に視聴者は心を打たれているとか。この姿勢が原因でSNSでは逆張りと罵られているとか。
所属事務所の社長であり、自身の妻でもある太田光代に頭が上がらず、何かあるたびに社長を引き合いに出されては困窮するのがお約束となっている。
上田晋也
くりぃむしちゅーのツッコミ担当。誰もが認める司会王でありながら、イジりもイジられもできる万能芸人。太田から「カメ」と呼ばれることがある。
『くりぃむANN』で冴え渡っていた例えツッコミは本番組でも健在で、放つ度に太田に感心されている。
『おしゃれイズム』や『しゃべくり007』では様々なゲストタレントに精通しているように見えるが、実際はほとんど知らないし興味もないことを暴露されている。
学生時代に三股をかけていたことを定期的にイジられており、「昔七股かけてた…」「三股だよ!」と掛け合う流れが出来上がっている。
太田との対比で一見常識人のようだが、「アイスでバニラ味を選ぶヤツはカッコつけてる」と謎の持論を熱弁したり、若山富三郎に似ているということで生後間もない娘の整形を考えたりするなど、おかしな一面が見え隠れしている。
準レギュラー
浜ロン
あまり売れてないピン芸人。上田の付き人。
2人に代わって番組進行が必要な際に重宝される。また、上田のエピソードトーク要員として呼ばれることも。
実はLIVEミュージカル演劇『チャージマン研!』でジュラル星人役をやったことがある。
井口浩之
タイタン所属のお笑いコンビ「ウエストランド」のツッコミ。一時期は浜ロンとセットで登場することも多かった。
本番組の魅力を語るトークライブを浜ロンと二度も行うも、客入りは芳しくなかった。
木本景子
シグマ・セブン所属の声優。
「全日本かるた協会A級公認読手」の資格を持つプロのかるた読み手で、番組の名言かるたの読み手として出演した。
その後、番組公式Twitterより精力的な宣伝活動を個人的に行っていたことが発覚。その活動が認められ、浜ロンと同様2人に代わって番組進行を担うようになった。
ガリベンズ矢野
モノマネ芸人。中でも上田のモノマネが飛び抜けて上手く、時折上田の代わりとしてロケや再現Vに出演している。
再現Vの場合、太田のモノマネはホリが担当しているが、現状太田のモノマネができる芸人がホリしかいない為に呼ばれており、矢野との対比もあってあまり上手く見えない。(むしろ田中のモノマネの方が似ている。)
ポンプ屋のポン
『カーボーイ』のハガキ職人。本番組のお便りも頻繁に投稿しており、採用率もやたら高いため「この番組コイツしか見ていない」「福井県大野市と描いてあった時点でコイツだとわかる」と二人からツッコまれていた。
チュウキョ〜くん
中京テレビのマスコットキャラクター。着ぐるみが出演すると、必ず太田にぶっ飛ばされる。
ゲスト
古坂大魔王
爆問とくりぃむ同様、『ボキャブラ天国』で人気を博した芸人。太田上田と仲が良い。
太田のスベリボケをぞんざいに扱える貴重な存在だが、なんだかんだでボケにノってしまい最後は収拾がつかなくなってしまう。
劇団ひとり
ピン芸人。太田とはビートたけしを目指した者同士。
太田が突っかかってきた際は、信じられないほどブチギレるというお約束がある。
妻の大沢あかねは本人がいないところでブス呼ばわりされてしまうし、本人が来てもブス呼ばわりされる。
えなりかずき
ゲストで出演した際はプライベート時の上田の漢気あるエピソードを勝手に紹介し、上田から嫌がられている。
川上洋平
[Alexandros]の作曲担当。YouTubeがきっかけで本番組の熱狂的なファンとなった。
ゲスト出演回で本番組のテーマソングを作曲することになるも、完成後そもそも番組中に曲を流せる尺がないことに気づいた。(現在はエンドロールやCMで使用されている。)
「俺だけの番組であってほしい」という所謂独占的なファンであり、『グッバイ、ドン・グリーズ!』の舞台挨拶で花澤香菜と登壇し、花澤が『太田上田』の名前を出した際は「言っちゃダメ」と発言した。
関連動画
余談
関連項目
- 名古屋市 本番組の撮影場所だったが、近年は東京で撮影することが多い。
- 田中裕二 太田の相方。出演こそないが、番組内で頻繁に話題に上がり悪口を叩かれまくっている。
- 有田哲平 上田の相方。太田のことが嫌いな為か出演せず話題に上がることも少ない。
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