太陽が西から昇るとは、ありえない事である。「日が西から昇る」、「お天道様が西から昇る」、または「西から~」とも。
概要
西から昇ったお日様が 東へ沈む~ (あっ、たいへん!)
太陽は東から昇り、西へと沈んでいく。これは一つの常識と言ってもよく、辞書で「西」と引くと「太陽が沈む方角」と書いてあることも多い。また方言に見ることもでき、沖縄では東を「アガリ」、西を「イリ」と呼ぶ。これは太陽が東から上がり西へと入るからである。
この常識を世界中の人が認識しているからこそ、太陽が西から昇るということは「ありえない」ということを表す言葉になる。英語では「The sun might rise in the west」、中国語では「太阳从西边出来」と、ほぼ同じような意味の言葉が存在する。
本当に太陽は西から昇らないのか
では本当に太陽は西から昇らないのだろうか。いくつかの条件を整えれば、実は全くありえない話ではない。
例えば台湾東部には海側を東、山側を西と呼ぶ原住民族がいる。そのため彼らが台湾西部に移動すればこれが逆転するため、太陽が西から昇ることになる。
概念的な話でなくても、日没した瞬間に東京スカイツリーの展望台に向かえば、一度沈んだ日がまた地面から昇っているように見える。
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関連項目
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