概要
「夫婦喧嘩は犬も食わない」ということわざがあるが、これは、夫婦喧嘩などつまらない原因から起こった一時的なものだし、そのうち元に戻るのだから、心配などせず放っておけばいい、という意味。
つまり、夫婦喧嘩などそれほどありふれたものであるということだ。
だが、日常的な夫婦喧嘩は子供に悪影響が及ぶことも。
精神的に不安定なったり、両親に対して心を閉ざしたり、また、成人したあとにPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症するなど、一生尾をひいてしまうこともあるという。
ほかにも、あまりに激しい夫婦喧嘩が刑事事件にまで発展してしまうケースもある。
娘の教育方針でもめた結果、夫が鉄の棒で妻の頭を殴り殺害したり、ホワイトデーのお返しがなかったことに激怒し、妻が夫の首を絞めて殺害したり……。
一例
中でもとりわけ珍奇な事件は、2015年に東京都のある家庭で起きた事件であろう。
夫婦間での激しい言い争いの途中で妻が包丁を持ち出し、二人がもみあいになっていたところ、近所の住人の通報により駆け付けた警察官が二人を引き離し最悪の結果を免れた(もちろん妻は殺人未遂の疑いで逮捕されたが……)という、激しいことは激しいが、まあどこかで耳にしたことがあるような事件ではあるが、なんとその夫婦喧嘩の引き金は、夫が使ったあとのトイレが臭かったことだという。
事件の経過は以下の通りである。
午後一時頃に長男とともに妻が外出先から帰宅
↓
長男が「トイレに行きたい」と言い出す
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しかしちょうどその時トイレには夫の姿が
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夫は長男のトイレを手伝おうと手を伸ばす
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そこで妻の「汚い手で触るな」という罵声
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しぶしぶ夫は手を洗い、再び長男のもとへ
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しかし待っていたのは、「こんな臭いトイレに子供は入れられない」という妻の再度の罵声
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さすがにプツンと切れた夫は文句を言い返す
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妻「ぶっ殺す」
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夫「やってみろ」
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妻、包丁をとりに台所へ
……とまあ、大まかに説明するとこんな感じである。
この夫婦は過去にも警察官が仲裁に入るトラブルを起こすなど、夫婦仲はひどく悪かったようで、つもりにつもった不満がトイレの臭いに触発されて爆発したのだろう。
交番のすぐ近くの家であったから助かったものの、一歩間違えれば、夫のトイレの臭いが原因で起きた夫婦喧嘩が殺人にまで発展した、おそらく世界でもまれにみる珍事件となっていた可能性もある。
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関連項目
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