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夷隅郡 いすみぐん Isumi District |
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都道府県 | ![]() |
所管 | 東上総県民センター 夷隅事務所 |
面積 | 154.76km2 |
人口 (推計人口) |
18,771 人 (2009年4月1日現在) |
概要
古くは奈良時代に「伊自牟」(いじむ)或いは「伊甚」(いじみ)として誕生したが、江戸時代頃から東海道上総国の「夷隅」と呼ばれるようになった。
明治時代の郡域は現在の勝浦市、いすみ市の大部分、長生郡睦沢町の一部を含んでいた。
現在は以下の町が属する。
- 大多喜町
- 御宿町
平成の大合併
平成の大合併では、勝浦市を含む夷隅郡市1市5町による大合併を模索していたが、御宿町のみ反対してた。しかし、御宿町は2002年12月15日に住民投票を行い、合併賛成が過半数を超えたため合併協議への参加が決まり、12月25日に夷隅郡市合併協議会(法定協議会)が設置された。
この枠組みにより、新市名を「外房市」、市役所を旧大原町役場とすることが決まっていたが、これに勝浦市議会が反発。市議会は合併協議会離脱の決議を可決し、勝浦市は離脱して2003年10月31日に合併協議会は解散した。
翌2004年3月、夷隅郡5町は任意合併協議を設置して合併の協議が行われたが、大多喜町議会が合併離脱を決議したため、7月に協議会は解散した。
さらに翌2005年3月に大原町は夷隅町と岬町に合併を打診し、法定合併協議会が設置した。大原町は、大多喜町と御宿町にも合併の呼びかけをしたが、合併は2005年12月に行うことがほぼ決まっていたため、両町とも合併日までの期間が短いとして協議会への参加を見送った。
こうした紆余曲折を経て、大原町・夷隅町・岬町の3町は新設合併・市制施行を行うこととなり、2005年12月5日に「いすみ市」が誕生、郡より離脱した。
沿革
- 1889年4月1日 - 大多喜町・旭町・勝浦村・中魚落村・清海村・豊浜村・中根村・千町村・中川村・国吉村・総元村・西畑村・上瀑村・老川村・古沢村・上野村・総野村・東村・東海村・布施村・波花村・瑞沢村・御宿村の2町21村が成立
- 1890年3月12日 - 勝浦村が町制施行
- 1893年9月22日 - 国吉村が町制施行
- 1899年12月22日 - 中魚落村が町制施行・改称し、大原町となる
- 1900年7月25日 - 旭町が改称し、長者町となる
- 1914年4月1日 - 御宿村が町制施行
- 1921年1月1日 - 清海村が町制施行・改称し、興津町となる
- 1937年4月1日 - 勝浦町・豊浜村の2町村が合併し、勝浦町が発足
- 1953年7月1日 - 長者町・中根村の2町村が合併し、長者町が発足
- 1954年4月29日 - 国吉町・千町村・中川村の3町村が合併し、夷隅町が発足
- 1954年10月5日 - 大多喜町・総元村・西畑村・上瀑村・老川村の5町村が合併し、大多喜町が発足
- 1954年12月1日 - 古沢村が長生郡太東村と合併し、太東町が発足
- 1955年2月11日 - 勝浦町・興津町・上野村・総野村の4町村が合併し、勝浦町が発足
- 1955年3月31日
- 1955年7月20日 - 瑞沢村が長生郡土睦村、長南町の一部と合併し、長生郡睦沢村が発足(郡より離脱)
- 1958年10月1日 - 勝浦町が市制施行(郡より離脱)
- 1961年8月1日 - 太東町・長者町の2町が合併し、岬町が発足
- 2005年12月5日 - 大原町・夷隅町・岬町の3町が合併し、いすみ市が発足
夷隅郡市
夷隅郡市とは、夷隅郡と夷隅郡に属していた市を含んだ地域の俗称。勝浦市・いすみ市・夷隅郡大多喜町・御宿町の2市2町で構成されている。
地方自治体ではないが、特別地方公共団体(一部事務組合)である「夷隅郡市広域市町村圏事務組合」を設立し、老人福祉センターの運営、市町職員の共同研修、一般廃棄物処理施設の運営、消防業務を行っている。
また、山武郡市、長生郡市を含めて「山長夷」または「山長夷地区」と呼ばれることがある。
関連項目
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