奥出雲町とは、島根県の東部にある町である。
基礎データ
- 面積……368.01km²
- 総人口……10,924人(推計人口、2024年2月1日)
- 人口密度……29.7人/km²
- 隣接自治体……安来市、雲南市、広島県庄原市、鳥取県日野郡日南町
- 町の木 もみじ……(2006年6月20日制定)
- 町の花 石楠花……(2006年6月20日制定)
概要
2005年(平成17年)3月31日、仁多郡仁多町と横田町が新設合併して発足した。
この町一つで仁多郡を形成する。
古来より砂鉄の産地として知られ、雲南市と並んで八岐大蛇伝説の舞台である。現在はコメ作りや和牛の飼育が盛んで、砂鉄をとった跡地は棚田として利用されていて、重要文化的景観に指定されている。
水が豊かで標高が高く昼と夜の気温差が大きい。この環境を利用して育てられたコシヒカリ・仁多米は全国的なブランド農産物。
『もののけ姫』のモデル地としても知られ、現在でも日本で唯一タマハガネを製造する日刀保たたらがある。奥出雲たたらと刀剣館では吹子の体験や日本刀ずくりの実演などを通してたたら製鉄の歴史を学べる。
江戸時代に宿場町として栄えた面影を残す三沢地区の一角には古民家を改修したシェアオフィスがあり、高齢化が進み人口が減少している町の貴重な交流スペースとなっている。
黒雲母花崗岩地帯が斐伊川の支流大馬木川の急流によって長年浸食されてできた鬼の舌震は奇岩奇勝の景勝地。
広島県と島根県をつなぐ国道314号線の坂根~三井野原区間の高低差105mを一気に駆け上るために作られた大小11の橋と3つのトンネルからなる全長2360mの二重ループ橋・奥出雲おろちループがある。
関連動画
関連リンク
関連項目
- 0
- 0pt