奪三振とは、投手が打者を三振に仕留めることで付けられる記録である。ここでは投手の記録について挙げる。
概要
打者が三振を記録されるのに対し、投手には奪三振が記録される。奪三振が多い投手は「ドクターK」とも呼ばれる。振り逃げの際は奪三振が記録されるが、打者はアウトにならない。このため1試合で4奪三振を記録する場合もある。
シーズン中で奪三振が最も多かった投手には最多奪三振のタイトルが与えられる。
ちなみにアメリカのマイナーリーグでは、9回27奪三振を記録した投手(ロン・ネッチアイ)がいる。ノーヒットノーランだが完全試合ではなく(失策と振り逃げによる出塁を許している)、毎回3三振も達成していない(2回は遊ゴロと2三振、その代わりに9回に4三振達成)が、漫画のようだが実話である。
奪三振率と呼ばれるものもあり、次の方程式で出せる。
主な日本記録
記録
シーズン記録
- (2024年終了時点)
日本プロ野球 | メジャーリーグベースボール | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
順位 | 選手名 | 所属 | 奪三振 | 年度 | 順位 | 選手名 | 所属 | 奪三振 | 年度 |
1 | 江夏豊 | 阪神 | 401 | 1968 | 1 | ノーラン・ライアン | CRI | 383 | 1973 |
2 | 稲尾和久 | 西鉄 | 353 | 1961 | 2 | サンディ・コーファックス | LAD | 382 | 1965 |
3 | 金田正一 | 国鉄 | 350 | 1955 | 3 | ランディ・ジョンソン | BAL | 372 | 2001 |
4 | 江夏豊 | 阪神 | 340 | 1970 | 4 | ノーラン・ライアン | CRI | 367 | 1974 |
5 | 杉浦忠 | 南海 | 336 | 1959 | 5 | ランディ・ジョンソン | ARI | 364 | 1999 |
6 | 稲尾和久 | 西鉄 | 334 | 1958 | 6 | ルーブ・ワッデル | OAK | 349 | 1904 |
7 | 梶本隆夫 | 阪急 | 327 | 1956 | 7 | ボブ・フェラー | CLE | 348 | 1946 |
8 | 稲尾和久 | 西鉄 | 321 | 1959 | 8 | ランディ・ジョンソン | ARI | 347 | 2000 |
9 | 杉浦忠 | 南海 | 317 | 1960 | 9 | ノーラン・ライアン | CRI | 341 | 1977 |
10 | 金田正一 | 国鉄 | 316 | 1956 | 10 | ランディ・ジョンソン | ARI | 334 | 2002 |
通算記録
日本プロ野球 | メジャーリーグベースボール | ||||
---|---|---|---|---|---|
順位 | 選手名 | 奪三振 | 順位 | 選手名 | 奪三振 |
1 | 金田正一 | 4490 | 1 | ノーラン・ライアン | 5714 |
2 | 米田哲也 | 3388 | 2 | ランディ・ジョンソン | 4875 |
3 | 小山正明 | 3159 | 3 | ロジャー・クレメンス | 4672 |
4 | 鈴木啓二 | 3061 | 4 | スティーブ・カールトン | 4136 |
5 | 江夏豊 | 2987 | 5 | バート・ブライレブン | 3701 |
6 | 梶本隆夫 | 2945 | 6 | トム・シーバー | 3640 |
7 | 工藤公康 | 2859 | 7 | ドン・サットン | 3574 |
8 | 稲尾和久 | 2574 | 8 | ゲイロード・ペリー | 3534 |
9 | 三浦大輔 | 2481 | 9 | ウォルター・ジョンソン | 3504 |
10 | 村田兆治 | 2363 | 10 | グレッグ・マダックス | 3371 |
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