『おたくおんな』
『おたくおんな』という言葉が日本で始めて使われたのは1983年7月の作家中森明夫の雑誌のコラムの中である。
これは、初めからやや蔑んだ意味を持つ言葉として使われた。
さらに発祥について詳しくはこちらを参照→オタク
現在の『おたくおんな』『女オタク』
現在ではおたくおんなは、女オタ、女ヲタと略して使われることも多い。
マニア、熱心なファンの女性のこと。
特定の分野に強い興味を示す女性のことを女オタクなどと呼ぶ。
有名な分野のオタクを○○オタクと呼ぶが、
その呼び名が世間で定着していなくもオタクはオタクである。
(例:絵師は絵オタクとは言わないがオタクの一種である。)
職人として仕事している人との違いは、
自分の趣味だけに傾倒し、自己完結する場合が多いとも考えられる。
過去の『おたくおんな』『女オタク』
同人文化を牽引してきたのは女性のオタク、特にBLを好む腐女子である。
1970年代後半にはすでにジャンルとしての「ホモねた」が存在し、1980年代には「やおい」として定着していた。
最も隆盛を誇ったジャンルは、1980年代半ばに出現したキャプテン翼である。
1986年には、夏コミの売り上げの半分が、キャプテン翼同人誌だったとも言われている。
キャプテン翼アニパロの爆発的な拡大は、同人文化そのものの裾野を大きく押し広げ、現在の同人文化の発展へと繋がることとなった。
ニコニコ動画におけるオタク
ニコニコ動画は動画サイトということで、映像系のオタクが多い。
(アニメオタク、映画オタク、ゲームオタク)
しかし、ニコニコ動画の発展とともにいろいろなオタクが集結している。
挙げていけばキリがないので女オタクに多いと思われる一部の例を挙げる。
(キャラ弁オタク、声優オタク、パソコンオタク、ドールオタク、DTMオタクなど)
ニコニコ動画では、ニコニコ動画講座において、豊富な知識を披露しているオタクもいる。
一般人や駆け出しオタクにとってはありがたい事である。
そもそもニコニコ動画に特殊技術を駆使して作成した作品をアップする時点で
その道のオタク、少なくとも片足を突っ込んでいる状態だと言えるだろう。
呼称
オタク活動に男女の差異はないが、性別で呼び名が変わる場合もある。
「女オタク=腐女子」という定義をもつ人がいるが、「女オタクはBLが好き」と言っているような物である。
女オタクは必ずしもBLに興味があるというわけではなく、むしろBLを嫌悪している人もいる。そういう女オタクの人から見ると、「女オタク=腐女子」という表現は不快に思う人が多いので、女性の人でオタクの方がいても、「うわ~あの人腐女子だ~」と言う発言は控えたほうがよい。
(編集者の考えです。人によって、考えは違うので、あくまでも、一例として考えてください。)
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